自然な状態での妊娠が難しい場合、不妊治療専門の病院へ行くことで、妊活がスムーズに行く場合が多くあります。
さまざまな病院がありますが、女性だけではなく男性も受診でき、自分の希望に合った評判のよい病院を見つけましょう。
赤ちゃんを望んでいても、なかなか自然妊娠が難しい場合は、専門の不妊治療外来へ行くことをおすすめします。
外来では、妊娠しにくい原因を調べるための検査やアドバイス、また実際に妊娠につながるような提案をしてもらえます。
近年では、男性も外来へ行き、共に協力をして治療を進める方も増えてきました。
病院に行くタイミングを夫婦で相談して、自分たちに合った病院を検討してみましょう。
専門外来は予約制が多いので、希望の病院が見つかったら、まずは電話で予約を行います。
その際に、持っていくものを確認しましょう。
基本的には一般の病院と同じく、健康保険証は必ず必要になります。
また、排卵や生理周期などの周期や乱れを確認するため、数カ月分の基礎体温表を持参しましょう。
内診があることが多いので、ナプキンも持参すると安心です。
基礎体温は、自分のサイクルや体調管理には必須で、妊娠を考える場合は、数カ月、基礎体温を付けることから始まります。
毎日、寝起きの活動前の状態で、決まった時刻に計ってグラフ化していきます。
病院では、排卵の有無やホルモンバランスなどの目安になりますので、持参するようにしましょう。
初診の場合は、子宮や卵巣の状態を調べるため、ほとんどの病院で内診があります。
内診は、経腟プローブを膣に入れて検査を行うため、下着の着脱があります。
そのため、できればスカートや着脱しやすいパンツにしましょう。
スキニ―パンツやタイツ、レギンスなどは、着脱に時間がかかることがあります。
脱ぎやすいものであれば、あまり気にする必要はありませんが、なるべくスムーズに着脱できるものがおすすめです。
内診台で気になるようであれば、スカートやトップスが長めのもので行くとよいでしょう。
しかし、ほとんどの病院には、下半身にかけるものが用意されているので、あまり気にしなくても大丈夫です。
不妊治療を実際に進める場合、治療方法により金額も異なります。
初診では、おもに子宮と卵巣の状態や、病気の有無を調べます。
女性は、超音波検査やホルモン検査、おりものの検査などを行う場合が多く、5,000円~10,000円ほどが目安です。
男性は精液、精巣検査が行われ、こちらも同じくらいの費用が必要になります。
検査には、ほぼ保険が適用されます。 不妊治療はタイミング法を最初に行う場合が多く、5,000円~10,000円ほど。
次に人工授精で約10,000円~30,000円、体外受精や顕微授精になると、1回あたり平均で30万円~70万円ほどと高額になります。
こうした高度医療には年齢制限がありますが、助成金が出る場合もあります。
ほかにも、排卵誘発剤や採卵などでも費用が必要になります。
詳しい料金は、病院により異なりますので事前に確認しておきましょう。
一般的に、妊娠適齢期の夫婦が避妊をしなかった場合、半年で65%、1年で80%の確率で妊娠するといわれています。
日本産科婦人科学会でも不妊の判断は1年と定義されており、アメリカ生殖医学学会も同じです。
1年以上、通常の夫婦生活での自然妊娠が望めなかった場合、原因が特定できるかもしれませんので、検査を受けることをおすすめします。
原因が判明しない場合でも、不妊治療専門クリニックでは妊娠につながる手助けをしてくれます。
日本産科婦人科学会では、35歳以上の出産は高齢出産と定義されています。
卵子は年齢と共に数が減少し、老化していきます。
妊娠確率は、20歳前後がもっとも高く、30代に入ると低下していきます。
35歳を過ぎると、卵子の状態だけではなく子宮能力も低下するため、自然妊娠の確率も下がってしまいます。
35歳以上で妊娠を希望する場合は、男女ともに問題がなく排卵があったとしても、自然妊娠の確率が大幅に減少してしまいます。
そのため、専門外来で受診したほうが、妊娠により近づくことが可能となるため、おすすめです。
神谷レディースクリニックは、北海道札幌市にある不妊治療専門のクリニックです。
不妊治療の技術力が高い専門の医師8名と、胚培養士、看護師などを合わせ、総勢70名ものスタッフがサポートしています。
受精卵の培養を行う培養室の環境も、安全でクリーンに保つことを徹底しています。
高度な生殖医療のARTを行っており、トップクラスの妊娠率です。
また、専門の泌尿器科医師と共同で、男性の不妊治療にも力を入れています。
加藤レディスクリニックは東京にあり、本来の妊娠力を手助けし、体に優しい治療を行っています。
なるべく妊娠誘発剤は使用せずに、自然周期での卵子を大切にした体外受精を心がけ、必要以上に手を加えません。
最新機器のホルモン測定器と内診により、正確な排卵日を予測できます。
また、採卵時の針なども、独自に開発したものを使用し、痛みを抑えることで、無麻酔での採卵も可能です。
「もっとやさしく自然に」を理念に、思いやりのあるクリニックとして人気です。
千葉県で最大級の不妊治療専門クリニック。
14000例を超える高い妊娠実績があります。
体外受精、または人工授精など、一つの方法を行うのではなく、各個人に合った治療法を、組み合わせて提案してくれます。
高齢や卵巣機能低下の場合は、アンチエイジング治療も行っています。
生殖医療専門医も常勤しており、胚培養も資格を持った専門医が、徹底されたクリーンルームで行っています。
予約制ですが、上の子どもを、保育士資格を持った方が見てくれる点も安心です。
2000年に横浜に開院して以来、20000人を超える方が妊娠しており、治療開始から2年以内に、89.5%の高い妊娠率があるクリニックです。
生殖専門医が9名在籍し、高度な生殖医療を実現しています。
土曜日は、泌尿器科の生殖医療専門医による、男性不妊外来も開設しており、夫婦で診察と治療が安心して行えます。
体外受精胚移植実施医師も、専門医の資格を持っており、すべてにおいて高い技術を持ったスタッフが常勤しています。
培養室内も24時間監視装置や、停電に備えた自家発電装置を設置するなど、細部の管理も徹底しています。
茨城県にあるつくばARTクリニックは、精子特性分析機SQA-Vを導入しています。
通常は、人が顕微鏡下で行う精子検査をSQA-Vを使うことにより、濃度や運動率などを総合的により正確に短時間で測定可能にし、男性不妊にも力を入れています。
インフォームドコンセント重視を徹底し、医師やスタッフと、気軽に質問や対話ができる関係性を作っています。
また、体外受精コーディネイタ―による説明会も、無料で実施されています。
治療費なども明確に表記してあり、安心して治療を開始できます。
福岡市にある蔵元ウイメンズクリニックは、妊娠までの期間を1年とみて、6カ月ごとに治療方針の見直しを行い、妊娠に近づく手助けをしています。
納得のいく説明で、もっとも適した治療法をそのつど提案し、自分に合った無理のない治療を進められます。
臨床心理士によるメンタルカウンセリングもあり、体とともにメンタルケアも行われているので安心です。
医療の質や患者の満足度が、ガイドラインを満たしたARTクリニックのみに認定される、JISARTのクリニックに認定されています。
男性ホルモンに着目したメンズヘルスメディカルは、東京、大阪にある男性専門のクリニックです。
なかでも、男性妊活外来が人気で、男性ホルモンの分泌や精子検査などをくわしく行えます。
不妊クリニックに、男性が行くことに抵抗があった方でも、男性専門なので安心して診察、治療に行けます。
生殖医学専門医師が、検査から治療まで行うため、男性目線で、抵抗なく安心した治療を実現します。
不妊外来のほかにも、EDや頭髪、男性更年期などの相談も可能です。
日本で数少ない、男性不妊専門クリニックです。
平日に仕事の方でも、土曜診療を行っているので安心です。
男性医師が一対一で診察、治療を行い、恥ずかしくなく、気軽に相談ができる雰囲気作りがされています。
精子検査のほかにも、超音波検査による精巣や外陰部の検査も実施しており、細かく原因を究明してくれます。
内科や不妊外来では相談できない部分も、専門医が話を聞いて解決に導きます。
男性更年期治療、男性ホルモンの相談も可能です。
不妊外来専門クリニックは、専門の医師が新しい命の誕生のために、日々研究を重ね、詳しい検査や治療、提案を行ってくれます。
不妊は女性だけではなく、男性にも原因があることも多いので、夫婦で話し合い、協力していくことが大切です。
自分たちに合った病院を見つけて相談することで、気持ちが楽になることも必要です。
年齢が上がるほど、妊娠は難しくなりますが、たくさんの人たちが病院に行ったことで妊娠しています。
まずは、検査をしたり、治療方針を聞いたりすることから、始めてみてはいかがでしょうか。