妊娠を計画している女性に、厚生労働省が摂取を推奨している栄養素「葉酸」。
手軽に葉酸を補うことの出来る葉酸サプリは、正しく利用することで母子ともによい作用を発揮できます。
しかし、いくら体に良いからと摂り過ぎは禁物。
過剰摂取すると危険なサプリになってしまいます。
こちらの記事では、過剰摂取による副作用の症状について詳しく解説していきます。
正しく愛用し、上手に葉酸サプリを活用しましょう。
葉酸サプリは、飲めば飲むほど体によいわけではなく、必要量を守って摂取することが大切だということをご存知でしょうか?
赤ちゃんのために、栄養を考えている女性は多いのですが、過剰摂取は逆に赤ちゃんへ負担がかかり、自分自身の体にも異常をきたしてしまうのです。
つまり、たくさん摂れば良い、多く飲めば効果が高まるというものではないんですね。
葉酸サプリを正しく摂取すれば、母子ともに必要な栄養を補うことができ、体調管理がしやすく子宮環境も改善させられます。
過剰摂取の危険性や副作用について、詳しく見ていきましょう。
葉酸サプリを正しく愛用するために、副作用になるポイントや症状について解説していきます。
厚生労働省が推奨している、1日の葉酸摂取量は0.4mg(400μg/マイクログラム)です。
これは、妊活中から授乳期までの数値とされ、普段は0.2mgとされています。
しかし体に必要だからと1日に1~10mgも大量摂取すると副作用がおこる可能性が高くなります。
食事から葉酸を過剰摂取することは滅多にないことですが、サプリメントの場合は1粒に凝縮されたものを体内に摂り入れるわけですから、摂取量を守って飲まないといけません。
薬ではなく健康補助食品なので安心だと思われがちですが、どんなサプリメントでも飲みすぎはよくありません。
多少多く摂取した葉酸は尿となって排せつされますが、過剰に摂取した場合は副作用として体に異常が出てしまうのです。
葉酸を過剰摂取してしまうと、ビタミンB12欠乏症の診断が分かりにくくなります。
診断が遅れると神経症状が悪化してしまうリスクが非常に高くなるのです。
赤ちゃんのために摂取しているつもりが、過剰摂取により赤ちゃんにまで悪影響を及ぼしてしまいます。
赤ちゃんだけではなく、自分の体にも変化が現れ、人によって呼吸障害を引き起こす人も。
摂取する場合は、目安量に注意して飲むようにし、飲み忘れなどによる過剰摂取などないようにしましょう。
続いて、副作用の危険性について見ていきましょう。
葉酸には造血効果があるので、過剰摂取すると血管拡張により心拍数が上昇してしまい、毛細血管が拡張したことによって皮膚に赤い斑点が出る症状があらわれることもあります。
また、激しいかゆみなどが引きおこる可能性も。
人によっては、発熱を伴うかゆみに襲われる場合もあり、症状の度合いは個人差があります。
妊娠中は、体調を崩しやすいため、葉酸の過剰摂取による体調の変化に気が付かない人もいます。
飲みすぎないように注意をして、大切な妊娠期を過ごしていきましょう。
飲みすぎにより、吐き気や食欲不振という症状があらわれる人もいます。
吐き気や食欲不振は、つわりの時期にみられる症状なので、過剰摂取による副作用の症状とは気が付きことがあります。
つわり気を過ぎて、安定期に入っても吐き気や食欲不振に悩まされる場合は、葉酸の摂りすぎを疑いましょう。
葉酸は、妊娠16週以降の後期には摂らないようにし、産後にまた摂るのが理想とされています。
妊活中から授乳期まで愛用できるサプリメントでも、妊娠16週以降はサプリメントを控えるようにして、食事メインで栄養管理を行える環境を整えるとよいでしょう。
じん麻疹やむくみを引き起こす人もいます。
日ごろからむくみがある人は気が付きにくいですが、じん麻疹などの症状があらわれた場合は、過剰摂取を疑ってみましょう。
サプリメントを控える方法もありますが、サプリメントが指定している摂取量を減らして飲むという方法もあります。
葉酸は、摂れば摂るほどよいものではなく、ほどほどに摂り入れるのが理想です。
副作用とは気が付かずに飲み続けてしまう人も多いので、副作用の症状に気が付くことが大切です。
葉酸の過剰摂取で、不眠になってしまう副作用もあります。
不眠は体に負担がかかり、疲れやすい体になります。
健康のために摂取していたつもりが、自分で健康を害してしまう場合もあるため、過剰摂取にはくれぐれも注意しまよう。
不眠になると自分自身はもちろんのこと、赤ちゃんにも負担がかかってしまいます。
子宮環境も悪くなってしまうため、母子ともに体へ負担がかかり、快適に過ごすことは難しい状態となります。
不眠の症状も過剰摂取による副作用なので、サプリメントを控えて様子を見てみましょう。
副作用はその他にもあります。
自分だけではなく胎児への副作用もあるため、把握しておくことが大切です。
2009年にオーストラリアで行われた試験で、妊娠後期に葉酸サプリを過剰摂取していた場合、子供が4歳未満時点でぜん息になるリスクが1.2倍ほど高くなっていたことが報告されています。
副作用が心配な人は、葉酸サプリは妊娠初期と産後に愛用するようにして、なるべく食事から栄養を補える環境にしましょう。
小児ぜん息を発症するだけではなく、アレルギー体質になる子供も増えています。
自分の過剰摂取により、子供につらい思いをさせることにつながるのですから、摂取量を守り過剰摂取にならないように注意しましょう。
葉酸の過剰摂取を防ぐためにも、注意したいポイントがあります。
正しく愛用することで、妊娠時期を快適に過ごし、副作用の心配なく飲むことができます。
妊娠時期の1日の葉酸摂取量の上限は1000μgとされています。
葉酸サプリを飲む前に、パッケージやボトルで1粒あたりの葉酸の含有量をしっかりチェックしておきましょう。
葉酸サプリによって、粒の数などが異なります。
多いタイプもあれば少ないタイプもあるため、摂取量、粒の数をしっかり把握して愛用しましょう。
副作用の心配のある人は、サプリメントの数を減らす方法や、妊娠初期と産後に愛用するだけにして、食事からの栄養管理を徹底することです。
葉酸の過剰摂取は母子ともによくありませんが、必要量を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす効果があるとされています。
妊娠初期は、成人女性の1日の葉酸摂取量の目安となる240μgに加え。400μgを葉酸サプリから摂取することが求められます。
特に必要とされるのが、胎児が形成される妊娠初期のため、安定期や妊娠後期は控えめにしておき、産後に再びサプリメントを愛用するようにしましょう。
上手に愛用することで、快適な妊娠生活を送ることができ、母子ともに健康を維持できるのです。
産後は、出産時に伴ったダメージがあるため、自分の体の回復がやっとです。
そこで、サプリメントを活用して栄養補給を行うことで、産後の回復も早くなり、赤ちゃんに栄養のある母乳を与えることができるのです。
葉酸を必要な時期に必要な分を摂取することで、体によい作用が起こります。
過剰摂取にならないように注意し、授乳期も快適に過ごしましょう。出産したからといって過剰摂取がよいわけではなく、普段から摂取量を守って愛用することが大切です。
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妊活から産後の授乳期まで幅広く愛用でき、葉酸以外の成分もバランスよく配合されており、妊娠後期に必要な鉄分も含まれています。
妊娠時期を快適に過ごしたい人、栄養のある母乳で赤ちゃんを育てたい人におすすめできます。
しかし、過剰摂取には十分に注意しなければならないので、摂取量を守って愛用することが大切です。
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妊娠中は肌荒れしやすいため、美容に関心のある女性ははぐくみ葉酸をおすすめします。
また過剰摂取に注意をして正しく愛用することで、効果を実感しやすくなります。
葉酸サプリは摂取すればするほど体によいわけではなく、過剰摂取をしてしまうと、副作用の心配や胎児に悪影響を及ぼす心配も出てきます。
葉酸サプリは、食事で補えない分をサプリで補う程度と考え、メインは普段の食事で栄養を補えるように心がけ、副作用の症状も把握して正しくサプリを愛用していきましょう。