2017.09.07

【セックスレス】日本は世界で何番目?セックスレス夫婦はどれくらいいるの?

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最近、夫婦のセックスレスが問題となっています。
パートナーのいるカップルの半数が、セックスレスというデータもあります。

タイミング法などで、積極的に妊活に取り組んでいる方には耳を疑いたくなるような数字ですが、そもそも性交渉がなければ、妊娠することはできませんよね。

そこで日本人のセックスレスの問題点、原因、解消方法などについてまとめました。

◆ セックスレスとは?

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パートナーがいるにもかかわらず、1ヶ月以上に渡って性交渉がないことを「セックスレス」と言います。
性交渉には、キスやペッティング、裸でのベッドインなども含まれており、厚生労働省による調査では、

2002年 31.9%
2006年 34.6%
2008年 36.5%
2010年 40.8%

と、年々増加傾向にあり、2015年には 44.6%、ほぼ半数の夫婦・カップルがセックスレスになっているという結果となりました。

海外と比較すると、日本人のセックスレスの割合が高いのがわかります。
海外では結婚して数年を経ても、週に数回以上(2~3回)は性交渉があるそうです。
欧米では、3ヶ月もセックスレスが続けば、立派な離婚の理由になるほどです。

◆ セックスレスの原因と割合

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セックスレスの原因を調べてみると、女性では「面倒くさい」という理由が最も多く23.8%、次いで「仕事で疲れている」17.8%、「出産後何となく」16.8%という割合です。
男性では、「仕事で疲れている」が21.3%、「出産後何となく」15.7%、「現在、妻が妊娠中か出産後すぐだから」が11.2%となっています。

また、日本の狭い住宅事情も、セックスレスに大いに関係があるようです。
夫婦と子どもが川の字で寝るという独特の日本文化も、セックスレスの一因と指摘されています。

仕事や育児の疲労やストレス、精力の減退、不妊体質、性的なことに対する抵抗や環境の変化など、セックスレスに陥る原因はさまざまです。
妊娠・出産を機にセックスが中断されたことにより、それが当たり前になってしまう夫婦も多いようです。

セックスレス率は、年代と共に高くなり、30代では47.0%、40代は59.0%、50代になると71.3%がセックスレスになっています。

◆ 海外と日本のセックスレス事情

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コンドームメーカーが世界26ヶ国・26,000人に対して行ったオンライン調査によると、年間の性行為数の平均が103回、1位はギリシャの164回で、日本は最下位の48回です。
日本は世界の中でも、著しくセックスの頻度が低い社会と言わざるを得ません。

日本の年間の平均性行為回数が48回ですから、1週間に1回以下ということになり、ギリシャの半分以下となります。

例え、セックスレスであっても妻も夫も納得し、セックスがないことに何の不満も抱いていないのなら全く問題はありません。
問題となるのは、どちらか一方が求めているのに、それを受け入れることができない状態です。

セックスは、夫婦間でもカップルであっても、単なる性欲の処理という単純なものではありません。
肉体的なつながりは、お互いの親密感の象徴でもあり、精神的なつながりにも大きく影響します。

セックスレスの状態が続くことで親密感が薄れていけば、やがては離婚という最悪の結果に至るケースもあります。

まとめ

社会問題としても取り上げられるセックスレスですが、お互いがその状況に心から満足し、愛しあっているという信頼感があるのなら、セックスがあろうと無かろうと、なんの心配もありません。
問題となるのは、どちらかがセックスを望んでいるのにセックスができない場合で、こうした状態が続けば、二人の関係はよりギクシャクとしたものになっていきます。

その結果、不倫に走り、やがては家庭崩壊、最終的には離婚に辿り着くという、とても深刻な問題がセックスレスの根底にあります。

そもそも、性行為がなければ妊娠することはできません。
赤ちゃんの誕生を待ち望んでいる妊活中の方には、理解できない状態かもしれませんが、出産を機にセックスレスになる夫婦もいるので、決して他人ごとではありません。

また、タイミング法で、性行為を持つ日を決められることで、それがプレッシャーとなってレスになる方もいます。
常にお互いを思いやり、優しい言葉や、さりげないスキンシップで、いつまでも知り合った頃の気持ちを持ち続けていきたいものですね。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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