2017.09.11

これだけで「妊娠率」がアップ?妊娠しやすい体位とは?

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子宮前屈の女性は正常位、後屈の人は後背位が妊娠しやすい、といった情報がネットでも飛び交っています。
妊娠率とセックスの体位を結びつける医学的なデータや根拠はありませんが、昔からそう信じられてきたのは、それなりの理由があるからです。

たとえ、医学的な根拠がなくても、もし少しでも可能性が高まるのであれば、試してみることも妊活には大切なことです。
巷に伝わる妊娠しやすいとされる体位や、回数などを、まとめてみました。

◆ 妊娠しやすいといわれる「セックスの体位」とは?

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まず前提となるのが、妊娠が成立するためには、精子が子宮に届くようにしなければなりません。
一般的には、正常位が一番妊娠しやすいとされていますが、子宮の形によっても違います。

子宮前屈の女性は正常位で、子宮後屈の女性は後背位が適しているとされています。
もちろん、科学的に立証されているわけではありませんが、たとえば正常位でセックスする場合、女性が膝を立てて行うと、膣が後ろ側に傾くため、より精子が進入しやすくなると考えられています。

昔から、腰の下に枕などを入れ腰の位置を高くすることで、より妊娠しやすくなるといわれてきましたが、それも同じ理由からです。
女性が四つん這いになり、男性が後ろから挿入する後背位も、膣の傾斜から精子が進入しやすい角度となります。

とくに後屈子宮の方は、ペニスがより深く挿入されるため、精子が子宮に進入しやすくなるのでは、とされています。

一方、女性が上になる騎乗位の場合は、精子が子宮に届きにくく、また、射精された精液が流れ落ちやすいことから、妊娠しにくいとされています。
ただ、それを裏付ける根拠はありません。

また、射精後、女性はすぐに立ち上がるのではなく、そのままじっとして膣内から精液が流れ出ないようにするとよい、ということもいわれていますが、これも根拠はありません。
元気な精子は、射精後2分以内に子宮頸管を通過し、5分後には卵管に到達しているからです。

つまり、精子が元気で勢いがあれば、どんな体位であろうと子宮までちゃんと届き、受精することが可能です。
とはいえ、女性の体の構造や体勢からそう信じられてきただけに、単なる俗説として片付けられない要素も含んでいることから、試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

◆ 妊娠するためにベストな「セックスの頻度・回数」は?

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確実に妊娠するためには、排卵日に精子と卵子が合体することです。
したがって、排卵日前後に集中してセックスを行うことが妊娠への近道ですが、現実にはそう簡単なものではありません。

体調の問題や仕事の都合もありますし、何よりも排卵日前後に、気持ちが昂るかどうかも問題です。
理想的なのは、排卵日前後のセックスですが、射精された精子は、数日間生きていますので、とくに無理に集中して行う必要はありません。

また、セックスが子づくりだけの手段になってしまうと、お互いの愛を確かめ合う手段でもあるセックスが、楽しいものではなくなってしまいます。
ですから、頻度や回数、また排卵日を意識せずに、自然体でセックスをすることが一番大事なことです。

◆ セックス時のオーガズムと妊娠との関係とは?

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女性がオーガズムに達すると、妊娠しやすいともいわれています。
もちろん、これも科学的な裏付けはありませんが、オーガズムに達することで、女性器の構造も変化します。

女性が性的興奮の最高潮に達すると、子宮が収縮し、膣の入り口が締まりはじめ、膣内の奥の方が風船のように膨らむバルーン現象がみられます。
このとき、膣壁が痙攣するようにしっかりとペニスをとらえ、まさに精子を搾り取るようなイメージとなります。

こういう状態から、妊娠しやすいとされてきたようですが、オーガズムに達しない場合でも妊娠はします。
ただ、セックスでオーガズムを得られるようになると、セックスの頻度も回数も増えるでしょうから、それだけ妊娠の可能性が高くなることは確かです。

まとめ

結論は、あまり細かいことを意識せずに、普段から愛のあるセックスを心がけることに尽きます。

オーガズムが排卵を誘発し、妊娠に良い影響を与えることは知られていますが、オーガズムを感じたことのない方はたくさんいますし、妊娠もしています。
オーガズムは、セックスを楽しんだ結果のことですから、オーガズムにこだわるのではなく、まずはセックスそのものを楽しむことが大切です。

妊活を続けていると、どうしてもストレスを感じてしまいます。
ましてや、排卵日が近いからと、まるで義務のようにセックスを行っていては、オーガズムに達することも難しくなります。

愛し合っている二人が、その証として赤ちゃんを強く望んでいるわけですから、さまざまな方法で愛のあるセックスを目指しましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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