デリケートゾーンの臭いは、ただでさえ気になるものです。排卵日付近になると、臭いが強くなることで悩んでいる人は多いです。なぜ、排卵日付近は臭いが気になるのでしょう?症状から原因を知り、対処することで、デリケートゾーンの臭いを改善しましょう。
排卵日が近くなると、臭いが気になる…。そんな悩みを抱えていませんか。デリケートゾーンの悩みは、友達やパートナーにも相談しづらいですし、それだけで病院に行くのもなんとなくはばかられますよね。同じように悩んでいるのは、あなただけではありません。
臭いとひとくちにいっても、さまざまな種類があり、それぞれ原因があります。そのおおもとは、もしかしたら体調からくるものかもしれませんし、病気からくるものなのかもしれないのです。
そこでここでは、臭いの種類から考えられる原因と、対処法をあげていきたいと思います。臭いは、体調の変化や病気のサインです。自分の臭いを把握し、原因をしっかりと把握しましょう。
デリケートゾーンの臭いが、普段はあまり気にならないけど、ある一定の時期だけ気になるという女性は、意外に多いです。ただ、臭いの話ともなると、なかなか話題に出しづらく、人と比較もできません。
生理前や排卵日前後など、ホルモンバランスの変化にともない、臭いの気になる時期がでてくるのは、女性なら誰しもが経験してます。
とくに、排卵日前後の臭いが気になるという女性が多いのですが、その原因はなんなのでしょうか。排卵日付近の臭いの主な原因を紹介していきます。
おりものは菌が体に入ることを防ぎ、受精を助ける役目があるので、女性なら誰もがあります。その量は、女性ホルモンの影響を受けて変化するので、多いときもあれば少ないときもあり、どちらも経験しているでしょう。
生理の周期によって、おりものの状態や量は変化し、排卵日前に量がピークになります。その時期のおりものの臭いは、あまり強くありません。その後、排卵日をむかえておりものの状態が変わり、臭いも強くなります。
とくに、排卵日付近の時期におりものが増えるという人は、デリケートゾーンの臭いの原因が、おりものである可能性が高いのです。
女性の体は、女性ホルモンの働きによって、生理から排卵まで一定のサイクルで毎月変化しています。その周期とともにおりものは変化するので、おりものの状態から、生理前や排卵日前後を知ることもできます。
しかし、おりもので女性ホルモンの働きによる、周期の変化を知るだけでなく、体調や疲労、ストレスなどによって状態や臭い、量が変化するため、体の状態も把握できます。
また、病気のときにも変化しますが、おりものは体からのサインでもあるので、いつもと変わったところはないか、ときどきセルフチェックをしましょう。
排卵日に気になるおりもののは、どのように対処すればよいのかをみていきましょう。
臭いの原因がおりものだった場合は、デリケートゾーンの洗浄が効果的です。おりものは、女性の子宮や膣内などからの分泌液や粘液が、体外に排出されたものなので、膣内環境を整えることが効果的です。ただし、デリケートゾーンをやみくもに洗浄すればよい、というものでもありません。
膣内の洗浄には、ボディソープや石けんなどは使用してはいけません。なぜなら、デリケートゾーンにいる、善玉菌を洗い流してしまうからです。だからといって、水のみで洗浄すると、分泌液や生理のタンパク性の汚れを落としきれずに、雑菌が繁殖してしまいます。
膣内の洗浄は産婦人科でもできますが、膣内専用の洗浄剤を使えば自分でもできます。膣内専用の洗浄剤を使うことで、善玉菌を残しながら膣内の環境も整います。
デリケートゾーンが高温・多湿の状態になると、臭いも強くなりやすくなります。通気性のよい肌着を身に着けて、おりものシートをマメに取り替えることで、臭いが抑えられます。
おりものシートも、通気性を重視して選ぶとよいでしょう。
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インクリアは、1回使い切りタイプの膣洗浄器。容器の先端を挿入してワンプッシュすると、ジェルが注入されます。手軽に使えるのに、臭いが気にならなくなったと評判の製品です。
注入後はジェルがでてくるので、下着の汚れが気になる場合は、ライナーを併用しましょう。
排卵日の臭いの変化が病気に繋がるという事はあるのでしょうか?
毎月のことなので、おりものの臭いや量がいつもと違う、おりものに色がついているということは把握しやすいと思います。普段と違うなと感じた場合は、婦人科系の病気の可能性も考えられます。
どのような臭いや状態なのか、その状況から考えられる病気はどのようなものがあるのでしょうか。確認しながら、みていきましょう。
初期の段階では症状がありませんが、進行するとともに、悪臭のするピンク色のおりものがでます。性交渉で感染することがほとんどです。不正出血や腹痛、腰痛や性交時の出血などの症状があります。
色が黄色や茶褐色や緑がかった色の、魚のような生臭い悪臭を感じます。ストレスや疲労による免疫機能の低下や、間違った膣内洗浄などが原因です。ほかに外陰部が腫れ、かゆみがでたりただれることも。細菌性膣炎にかかる人は多く、かかりやすい病気でもあります。
黄色がかった、膿の混じったような、臭いの強いおりものが多くでます。大腸菌や淋菌などが、膣内に入り込んで起こる病気です。性交渉で感染する場合が多く、おりものに出血が混じる、不正出血があるなどの症状のほかにも、熱が出たり下腹部に痛みを感じたりすることがあります。
ポロポロした白いチーズ状の強い臭いのするおりものがでます。また、強いかゆみが出ることも。ストレスや疲労などによる免疫低下、抗生物質投与後、ホルモンバランスの乱れなどが原因で起こります。カンジダ菌は、もともと女性の膣内にある菌なので、女性はなりやすい病気です。
黄色や黄緑色の、強い臭いの泡状のおりものがでた場合は、トリコモナス膣炎、緑色の臭いおりものがでた場合は、クラミジア感染症、膿のような、臭いのきついおりものがでた場合は、淋病の可能性があります。
ほとんどが性交渉で移る性病です。自覚症状を感じないことが多いですが、強いかゆみや排尿痛を感じることがあります。
排卵日付近で起こる不正出血や臭いには、どのような原因があるのでしょう?
生理が終わって「そろそろ排卵日かな…」と思っている時期に、おりものに血が混じったりすることがあります。まさか病気?と不安になりますよね。排卵日付近に起こる出血の原因は、なんなのでしょうか。
生理と生理中間ぐらいの時期の、排卵日付近の出血は「排卵出血」と呼ばれる中間期出血の可能性が、まず考えられます。排卵時に卵子が卵巣を傷つけてしまうことがあり、それによって起こる出血なので、病気ではありません。生理の時の出血量より少量で、3日くらいで終わります。
生理とは違うサイクルで出血があり、その期間が長引いている、または短いけれど何度も出血があるなど、普段と違う出血の場合は、病気の可能性があります。排卵出血の時期と重なっていた場合は、わかりづらいかもしれません。
病気のときの不正出血の場合は、臭いを感じることがあります。出血量や臭いを確認して、違和感を感じるようなら、早めに病院で受診しましょう。
また40代を過ぎると、生理が不順になることがあります。期間が長引いたり周期が乱れたりしますが、不正出血ではなく、閉経に向けてホルモンが乱れることによる場合も多いです。大量出血が起こることもあるので、不安を感じるかもしれません。
生理前後に体や心の調子を崩すことがあるのはひろく知られていますが、排卵日に体調が悪くて出血があったとしたら、病気かと不安になりますよね。しかし実は、排卵日に体調を崩すのは、珍しいことではありません。
その症状のなかでも、多くあげられる症状が吐き気です。排卵も女性ホルモンとのかかわりが深いため、女性ホルモンの変化が体調にあらわれます。
急激な強い吐き気が起こることもあり、場合によっては嘔吐してしまうことも。吐き気は排卵日に起こる、よくある症状のひとつで、悩んでいる人も多くみられます。
排卵日に起こる体調不良の症状に、頭痛や発熱、下腹部痛とならんで吐き気があげられます。吐き気が排卵日に起こるのであれば、ひどくならないように、日々の生活の中で改善したいものです。
対処法としては、日ごろから十分な睡眠をとり、ストレスをためないようにする。体を暖めたり、軽い運動やストレッチで血行を良くする。バランスのよい食生活と、カフェインや喫煙、飲酒を控える、などを心がけてみましょう。
おならと排卵日が関係があるなんて、少し信じられませんよね。排卵日付近は、便秘になりやすいのです。そこに加えて、排卵に向けて子宮に栄養が集まり腸内環境が悪くなります。
また、女性ホルモンの働きで胃腸の働きが抑えられるため、ガスがたまりやすくなるという、排卵日特有の体内の働きが、臭いの強いおならの原因と考えられます。
おりものが酸っぱい臭いの場合は、正常だといわれています。デリケートゾーンの臭いが気になりだしたら、まずは、排卵日付近かどうかを確かめてみましょう。排卵日付近のデリケートゾーンの気になる臭いの原因は、おりものであることが多いのです。色や量、臭いなどの症状をチェックすることで、臭いの原因を知ることができます。
臭いがどうしても気になる場合は、おりものシートを活用し、こまめに交換したり、コットンやシルクなどの素材の、通気性のよい下着を選ぶようにしてみましょう。お風呂などでは、デリケートゾーン専用の洗浄剤を使用してもいいでしょう。高温・多湿になることを避け、デリケートゾーンを清潔に保つように心がけましょう。
女性は、毎月迎える生理と同じように、おりものも毎月のものとして認識しています。その中で臭いや量や色が気になることがあっても、正常の範囲なのかそうではないのか、なかなか判断できません。
デリケートゾーンの臭いには、原因があります。女性特有の周期によるもの、または病気の可能性もあります。症状をチェックして正しい処置をすれば、毎月やってくるデリケートゾーンの臭いも、恐れることはありません。もし気になることがあれば、病院に行くことがベストな選択です。