2018.07.04

「射精で体力や免疫力は向上する?」体にもたらすさまざまな効果

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射精にはどのような効果があるのか気になりますよね。本記事では、男性ホルモンであるテストステロンの役割に注目し、射精のさまざまな効果や必要な体力をつける方法を取り上げます。精子の質にも影響する射精について、この機会に理解を深めましょう。

射精が体にもたらす効果とは

妊娠を希望している女性にとって、射精が体にもたらす効果が気になることもありますよね。ここでは、男性ホルモンであるテストステロンの役割から、射精が体にもたらす効果と射精に必要な体力をアップさせる方法を解説していきます。射精を理解するためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

射精をすることで得られる効果

日本性機能学会で発表された射精に関する研究によると、射精を行うことは男性ホルモンであるテストステロンを増加させ、動脈硬化や骨粗鬆症、高脂血症などを防ぐ効果があるといわれています。

射精をすることで得られる効果はたくさんありますが、ここでは下記の5つの視点から射精の効果を紹介していきます。

【参照リンク:https://www.jssm.info/

免疫力が上がる

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アメリカのウイルクス大学で行われた、性行為や性習慣の調査研究によると、性行為を定期的に行っている人は、そうでない人に比べて、ウイルスや細菌を退治する免疫物質の量が多く、免疫力が高くなるという結果が得られました。これは、性行為によって、免疫物質であるグロブリンAという物質が、増加するためと考えられています。

この研究内容の詳細は、「40代からの心と体に効く「生涯SEX」のすすめ」(竹越昭彦著 扶桑社)の中でも紹介されていますので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。

精子の質が上がる

射精の効果として期待できるのは、精子の質が上がることです。定期的な射精を繰り返すことにより、古い精子が排出され、新しい精子が作られるようになります。

それにより精子の質が向上し、妊娠の確率も上がります。射精は精子のメンテナンスともいわれているので、定期的に射精をすることで、精子の質を向上させることができます。

心臓病のリスクを下げる

心臓病は、男女により症状や原因が異なるのをご存じでしょうか。男性の心臓病は、男性ホルモンであるテストステロンが不足することにより引き起こされる、高脂血症や動脈硬化が原因といわれています。

射精をすることにより、男性ホルモンであるテストステロンは増加するので、結果として高脂血症や動脈硬化を防ぐことができ、心臓病のリスクを下げることにつながります。

前立腺がんの発生確率が下がる

射精には、前立腺がんの発生確率を下げる効果もあります。アメリカのハーバード公衆衛生大学院の研究では、月当たりの射精回数が21回以上の男性は、射精回数が4~7回の男性に比べて、前立腺がんの発生確率が19%低くなる結果が得られました。

射精回数が多いと、なぜ前立腺がんの発生確率が下がるのかは、まだ全容は解明されていません。しかし、射精時の前立腺は、収縮を繰り返して血流を良くするため、血行不良によって起こりやすくなる前立腺がんを、防げるともいわれています。

EDの予防になる

射精の効果としては、EDの予防も期待できます。中でも身体的な理由によって発生する「器質性ED」は、血管や神経が弱ることが原因とされています。

血管や神経を強くする男性ホルモンの「テストステロン」を増加させるためにも、定期的な射精を行うことは大切です。

射精に必要な体力をアップさせる方法

射精することでさまざまな効果が得られますが、そもそも「射精や性行為をする体力に自信がない」という男性もたくさんいるかと思われます。ここでは、射精に必要な体力をアップさせる方法を、運動や食生活、ストレス、生活習慣の4つの面から紹介していきます。パートナーの男性のためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

定期的な運動を行う

定期的に運動を行うことは、男性ホルモンである「テストステロン」を増加させる働きがあります。このテストステロンが増加すると、血行不良や筋力低下が改善され、血流の悪化によって起こっていた勃起力の低下を回復させられます。

また、有酸素運動をすることによって内臓脂肪も減るので、ぜひ日常生活に定期的な運動を取り入れ、男性ホルモンを増加させていきましょう。有酸素運動については、日本動脈硬化学会の下記のサイトも参考にしてみてください。

【参照リンク:http://www.j-athero.org/guide/chiryo/02.html

バランスの良い食生活を心がける

バランスの良い食生活を心がけることも、射精に必要な体力をアップさせる大切な方法です。栄養をバランスよく摂取することは、肥満の防止にもつながります。射精に関係する栄養素としては、勃起力を上げるアルギニンや、精子の元になる亜鉛などが挙げられます。

アミノ酸の一種であるアルギニンは、豚肉や大豆に多く含まれ、亜鉛は牡蠣やスルメ、ウナギなどの魚介類や牛肉などのレバーに多く含まれています。もし、食品の摂取が難しい場合は、サプリメントもおすすめです。食品の栄養素については、文部科学省の「食品成分データベース」のサイトが参考になります。

【参照リンク:https://fooddb.mext.go.jp/index.pl

ストレスをためない

ストレスや疲れにより、精力や性欲が減退してしまう男性も多くみられます。これは、ストレスによって男性ホルモンの「テストステロン」が減少してしまうためです。

仕事や生活のストレスをためすぎると、男性ホルモンの分泌量が減少し、結果として射精に必要な体力や精力は奪われてしまいます。したがって、ストレスは定期的に発散させるように心がけましょう。

タバコやお酒を控える

お酒を飲みすぎると、勃起力は低下してしまいます。また、タバコのニコチンやタールには、勃起力を低下させる働きがあります。射精に必要な体力をアップさせるためには、禁煙や禁酒を心がけるようにしましょう。

どうしても禁煙や禁酒ができないという方は、ストレスにならない程度でよいので、少しずつ控える努力をしてみてくださいね。

定期的な射精で健康を維持しよう

射精を定期的に行うことは、男性ホルモンであるテストステロンの量を増加させ、体の免疫力を高めます。ストレスや加齢に伴うさまざまな症状だけでなく、精子の質を高める作用もあります。定期的な射精で健康を維持し、男性の妊娠力を高めていきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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