出来れば「女の子を産みたい」と思っているなら、授かりやすい方法を実践してみませんか。もちろん、100%ではありませんが、70%~80%の確率で可能といわれています。妊活中に知りたい「女の子」を産む方法・注意点・心構えについて、みていきます。
妊活中の女性のなかには「女の子が欲しい」と、切に願っている方もいらっしゃるでしょう。昔と違って、体外受精などの研究も進み、妊娠のメカニズムが少しずつですが、解明されつつあります。今では、ある程度の確率で、赤ちゃんの性別を産み分ける方法が確立されています。「女の子」を授かるためのポイントを詳しくみていきましょう。
赤ちゃんの性別は、どのようにして決まるのでしょうか。それは、卵子に受精した、精子の染色体で決定されます。少し専門的な話になりますが、できるだけ、わかりやすくみていきましょう。
卵子の染色体はXのみです。一方、精子の染色体には、XとYの二種類あります。これが、受精して卵子と結合すると、赤ちゃんである受精卵の組み合わせは「XX」あるいは「XY」、の二種類になるわけです。そして、「XX」なら女の子に、「XY」なら男の子になります。
女の子を妊娠するためには、X染色体を持つ精子を、卵子に届けなければなりません。女の子になる「X精子」は、アルカリ性に弱いため、膣内がアルカリ性に傾く、排卵日当日は避けましょう。X精子は寿命が長いので、排卵日よりも早めのタイミングでも、生き残りやすい特徴があります。
つまり、女の子の産み分けのポイントは、「排卵の2日前」にタイミングをはかり、受精しやすい環境を作ることです。X精子の特徴とY精子の特徴の違いは、下記のような特徴があるといわれています。
特徴の違いをみると、女の子になる「X精子」は、数が少ないので、出産確率が下がるようにみえますが、膣内の入り口は酸性なので、Y精子のほとんどが子宮に行く前に、死滅してしまいます。結局、男女の生まれる確率は50%ずつだとされています。生命は、うまくバランスが取れているのですね。
女性がオーガズムを感じると、膣内がアルカリ性に変化し、X精子に影響が出てしまいます。そこで、X精子をしっかり残し、「女の子」を産み分けするためには、できるだけ挿入は浅めにし、激しい性行為は避けましょう。
精子が濃くなってしまうと、男の子ができるY精子の比率が高くなってしまいます。妊活中は、Y精子の比率を下げるためにも、精子をためこまず、3日に1回は、射精する習慣をつけておきましょう。
排卵日2日前が一番、「女の子」を授かりやすいのですが、排卵日にも、女の子を授かる確率を上げる方法があります。女性にとって、排卵日は1カ月に1回、1年に12回しかないものです。タイミングを逃すのは、それだけ時間を浪費することにもなります。妊活中は、時間が惜しいでしょうから、タイミングがあえばチャレンジするのもよいでしょう。
排卵日当日に有効的なのは、産み分けゼリーを活用する方法です。個人差がありますが、排卵日は膣内の酸性が弱まり、アルカリ性になりやすい傾向があります。そこで、膣内を酸性にするピンクゼリーを使えば、女の子が生まれるX精子が、生き残りやすい環境になります。
妊活を始めたら、必ず基礎体温を測るようにしましょう。3カ月位、基礎体温表をつければ、だいたいの生理周期を把握できます。生理周期を把握できれば、ご自分の排卵日を容易に予測できるようになります。
さらに、正確な排卵日を知るために、排卵検査薬を併用するのもよいでしょう。排卵検査薬は尿中のLHホルモンがある一定値を超えると反応する仕組みとなっています。陽性反応が出た場合、「48時間以内に排卵します」というサインになるので、妊娠の確率がグッと高くなります。
それでも心配な方は、病院へ受診して、超音波検査(エコー検査)で、卵胞の育ち具合をチェックしてもらいましょう。検査結果から、いつ頃に排卵が行われるかを医師が予測してくれます。また、基礎体温表の見方がわからない方も、検査を受けて、いろいろ相談してみるのもよいでしょう。
赤ちゃんの性別に、強い思い入れがある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、過大な期待はしないように注意が必要です。それは、パートナーの方も同様です。産み分けについて、夫婦で知識や情報を共有し、しっかり話し合ってから実践しましょう。
希望していた性別の赤ちゃんが授からなくても、あまり気落ちしないでください。きっと、その赤ちゃんを授かったことには意味があります。そして、子供を授かった奇跡に感謝する気持ちを忘れてはいけません。
不妊治療を受けている方は、産み分けする妊活は不向きです。なぜなら、産み分けにこだわりすぎると、妊娠率を下げてしまいかねないからです。不妊の方にとっては、X精子、Y精子どちらにしても、限りある大切な精子となります。大切にしましょう。
産み分けは、100%確実な方法ではありません。その時の母体の状態によっては、男の子が生まれる可能性も十分にあります。どのような方法であれ、必ず女の子が生まれるわけではないことを念頭に入れておいてください。最終的には、どちらが生まれても構わないという心構えがとても大切です。
まずは、パートナーと肩の力を抜いて、楽しみながら、話し合ってみましょう。何故なら、パートナーの協力がないと、産み分けは難しいからです。「女の子」、「男の子」どちらがよいとか、どんな子だろうとか、親のどんなところが似てくるのかとか。そんな、何気ない話の流れで気楽な気持ちのまま、産みわけにチャレンジしてみましょう。
最後は、誰しも「元気な赤ちゃんが、産まれてくれればいい」と願うものです。あなたに訪れる赤ちゃんは、きっと運命的な理由があって、選んで生まれてきてくれるのです。ぜひ楽しんで妊活に取り組んでください。