生理前の出血で考えられる原因は、妊娠の兆候の可能性があるようです。妊娠を希望している女性であれば、生理予定日以外での出血は不安になるものではないでしょうか。そこで、出血における妊娠兆候を調べてみましたので、ご紹介させていただきます。
生理の時期でないときの出血は、何かの病気ではないかと不安になってしまうことも。妊活を進める中で、生理がくるということは妊娠の失敗と思って、気分が落ちてしまうこともあるでしょう。
でも、その出血は生理ではなく、受精卵がめでたく着床したときの出血かもしれません。着床出血が起きることは稀ですが、着床出血がどんなものなのか正しい知識を知ることで、その不安は解消されるでしょう。
着床出血の正しい知識を知って、体も心も妊娠に備えましょう。
着床出血とは、いったいどのようなものなのでしょうか。着床出血が起きる仕組みと、その割合について解説します。
受精卵には絨毛と呼ばれる、細かい毛のようなものがあります。受精卵が着床するとき、この絨毛を子宮内膜に潜りこませます。このときに起こる軽い出血が着床出血です。着床出血は、出血時の色や量、出血の日数において、個人差があります。
妊娠の初期症状で着床出血の起こる割合は、全体の2割で、必ず着床時に出血するとは限りません。着床時に出血しない方は8割ということです。ただ、出血したからといって、異常であるというわけではありません。そのため、妊娠経験者であっても、次の妊娠で出血する場合とそうでない場合があります。出血があってもなくても、深く心配する必要はありませんので安心してください。
実際に着床出血をされた方の体験では、生理予定日の前後の場合、生理と勘違いすることもあり、妊娠を疑わないことも多そうです。体験談の中には「生理の時と同じような食欲があり、妊娠(着床出血)であると思わなかった」という声もあります。妊娠したからといって、すぐにツワリが始まるわけでもありません。出血といっても、色のついたおりもの程度の場合もあり、出血と気がつかないというパターンもあります。
一般的に着床出血と呼ばれる出血は、生理の1週間ほど前からみられるようです。生理の鮮血と着床出血の違いについて解説します。
見分け方のポイントとしては、
上記の特徴を参考にしてみましょう。日頃から、毎月の生理時の出血量や色、日数をしっかり把握していると確認する目安にもなります。
着床出血には個人差があります。量は、少量の方が多いようですが、中には通常時の生理並みに出血する方もいるようです。
着床出血と同時期に不正出血をしている場合や、ホルモンバランスが乱れて一時的に生理のような出血があることも考えられます。他にも、子宮の外側である子宮頸部や、子宮外妊娠の場合にも、出血することも。
妊娠に心当たりがあれば生理予定日あたりに妊娠検査薬で確認してみましょう。陽性が出ても出血がある場合や、痛みを感じる場合は早めに産婦人科にかかりましょう。
着床出血では個人差があるようですが、生理のような出血があっても、通常の生理時より少し量が少ないくらいの場合なら、無事妊娠していたという方もいるようです。生理のような着床出血を経験された方の体験談には、「出血が5日ほど続いたので、生理と勘違いしていたが、病院で確認したときは10週だった」というものもあります。いつもと様子が違うな、と感じたら、そのままにせず医療機関にかかりましょう。
東京都では、妊娠や出産に対する不安や悩みを、看護師の方や専門職の方が電話やメールで対応してくれる”東京都 妊娠相談ほっとライン”という窓口があります。匿名で相談できるので、妊産婦には心強いですね。
SOS妊娠相談という窓口では、24時間態勢で妊娠・出産に関する悩みを無料で相談できます。悩みがある方は、一人で抱え込まず、こういった機関を利用してみてはいかがでしょうか。
【参照URL:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/sodan/ninshin-hotline.html】
【参照URL:http://ninshin-sos.jp/】
着床出血には個人差があるので、量や色、日数などにもバラつきがあります。生理並みの出血があっても、無事妊娠していることも。気になる症状があれば早めに婦人科を受診したほうが安心です。
あくまで個人差がありますので、妊娠を望んでいるなら、日頃から、通常時の生理の量や色、日数を含め、基礎体温のチェックと妊娠検査薬を常備しておきましょう。
出血があっても、不安になりすぎてストレスを抱えてしまうのはよくありません。産婦人科を受診したり、無料の相談窓口も活用してスッキリしておきましょう。