不妊治療を始めるときの第一歩として、タイミング法が挙げられます。タイミング法では保険適用される部分も多く、そこまで高額にならずに治療を進めていくことも可能です。検査の内容などによって異なるので、しっかりと医師と相談して進めましょう。
結婚して子どもが欲しいと望んでいるものの、なかなかできない…。そんな場合は、まずは不妊治療としてタイミング法にチャレンジしてみようと考える人は多いと思います。しかし、不妊治療といえば費用が気になるところですが、タイミング法はどのくらい費用がかかるのでしょう。
この記事では、タイミング法の基礎知識から費用はどれくらいかかるのか、そして上手な病院の選び方について取り上げますので、参考にしていただけたらと思います。
タイミング法は、不妊治療の一つです。不妊治療と聞くと、費用が高額なイメージを抱く方も多いことでしょう。しかし、タイミング法は保険適用の部分も多く、比較的、高額にならずに治療を受けることが可能です。通院回数や検査の内容によっても変わってくるので、しっかりと医師の説明を聞いて進めていきましょう。
避妊をせず性行為を行った場合に、自然妊娠する確率は15%~20%といわれていますが、病院で指導を受けると5%~6%アップするといわれています。自己流でタイミング法を用いても、なかなか授からないという場合は、病院での治療にステップアップするとよいでしょう。
病院でタイミング法を行う場合、問診、超音波検査、血液検査、排卵チェックなどを行います。これらを1周期と考え、1回あたりの受診料は2,000~3,000円程度かかります。
超音波検査は、通常であれば、月に1回までは保険適用となりますが、排卵に問題があると、検査の回数が増えたり、薬を処方されたりすることもあるので、10,000~20,000円になる場合もあります。検査の内容や、回数によっても費用は変わってくるので、しっかりと確認しながら治療を進めていきましょう。
病院でタイミング法を行う場合、治療には保険が適用されることが多いので、しっかりと確認しましょう。超音波検査は、月に1回までは保険適用となりますが、それ以上は自費になります。
また、薬が処方されたとしても、それほど高額になることはありません。排卵誘発剤を使用したとしても、内服薬で500円程度、注射で1,000円程度が目安です。
タイミング法は、排卵日を予測して排卵期間に性行為を行うことで、自然妊娠を促す治療法になります。自分で気軽に始められますが、病院で指導を受けることも可能です。自分で行う場合は、正しい知識を身に付けて行うようにしましょう。
タイミング法では、排卵に合わせて性行為を行うことで、自然妊娠を目指します。そのためには、正確な排卵日を予測することが重要になります。
基礎体温の計測をしたり、排卵日検査薬を使用したりするだけでなく、より正確な排卵日を知りたい場合は、医師に相談するとよいでしょう。
タイミング法は、基礎体温の計測したり、排卵日検査薬を用いたりして、自己流で行えます。それでもなかなか授からない場合は、病院での治療をおすすめします。
病院での治療の場合、初診、排卵日予測、排卵確認の3回受診する必要があります。超音波検査を用いて、卵の大きさや成長の度合いを確認することで、より正確な排卵日を予測することが可能になります。
自然妊娠を目指すためには、体づくりも大切です。夫婦ともに健康であることはもちろん、規則正しい生活をするよう意識しましょう。
また、体が冷えないよう心がけることも大切。さらに、ホルモンバランスを崩す原因にもなり得る睡眠不足や、栄養不足にならないよう注意が必要です。
タイミング法を行う際は、自分の状況に合わせた病院選びをすることが大切です。夫婦の年齢、結婚してからの年数、妊娠を希望してからの年数などを確認しておきましょう。
女性の年齢が若く、避妊期間も短いのであれば、近くの産婦人科で受診するとよいでしょう。しかし、30代後半からは、自然妊娠しない不妊原因が見つかった場合は、すぐに治療が始められるため、不妊専門のクリニックなどで受診することをおすすめします。
不妊治療は、自分の都合で進められません。そのため、通院しやすい環境は、病院選びにおいてとても大きなポイントになります。複数回、病院に行く必要があるため、通院しやすい病院を選ぶことがおすすめです。
自宅から病院や、職場から病院までの交通機関、所要時間、そしてマイカー通院の場合は、駐車場の確認などを行うとよいでしょう。
妊活の第一歩として考えられているタイミング法。自己流でも始められる方法のため、気軽にチャレンジしやすいですが、正しい知識を身に付けて行うことが大切です。
ある程度の期間が経過したら、病院でタイミング法の治療を行うことも視野に入れて考えていきましょう。より正確な排卵日予測が可能になり、妊娠する確率をアップさせられます。不妊治療の中でも、保険適用される部分が多いので、経済的負担も少なく進められます。ストレスをためずに規則正しい生活を送りながら、妊活をしていきましょう。