2018.07.05

「生理中の生臭さをなんとかしたい」便利グッズでにおい対策を

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生理中は数日間だけであっても、その不快感はすさまじいものです。生理中に生臭くてなんとかしたいという人も少なくないのでは?そこで、不快感を軽減させる方法や、生理中のスキンシップについても知り、生理中に快適に過ごせる術を知りましょう。

不快な生理中も快適に過ごすためには

たとえ数日間であっても、生理中はどうしても不快感を感じてしまうものではないでしょうか。身体的な苦痛に加えて、生臭いにおいに悩んでいる人も少なくないかもしれませんね。また、生理中の性行為に関しても、リスクはないのか気になるところでしょう。

そこで今回は、生理中のにおいの原因や対策、そして、パートナーとのスキンシップはどうすべきかについて解説していきます。正しい知識を得て、少しでも快適に過ごしていきましょう。

生理の生臭いにおいに困っている

生理中は出血を起こすため、どうしても血生臭さがあります。このにおいの原因や、においへの対策を知り、生理中の生臭さへの悩みを解消していきましょう。

生理の生臭いにおいの原因は生理で排出される経血が原因

生理中特有の生臭さは、生理で体の外へ排出させる経血が原因です。しかし、経血が原因といっても、排出されたばかりの経血は、においは特にありません。排出された経血が、空気に触れることで酸化し、そこから時間が経過していくとともに、雑菌が繁殖していきます。

雑菌が繁殖してしまうのは、経血は妊娠して赤ちゃんを育てていくために、必要な栄養成分がたくさん含まれているからです。その栄養に雑菌が群がるため、あの生臭さが発生するのです。

さらに経血は真っ赤ですが、すべて血液ではなく、ほとんどは受精できなくて古くなった子宮内膜、粘液、子宮などからの分泌物、酵素などです。血液は、全体の1割ぐらいしか経血に含まれていません。

生理用品のこまめな交換で匂い対策

嫌悪感を感じ、さらにはストレスにもなってしまう生理中の生臭さ。この生理中の生臭さへの対策は、とにかくこまめにナプキンを交換することです。

体の外に排出された経血は、約15分で酸化します。特に生理の多い日はこまめに交換し、ほかにもトイレのビデ機能を使うなどして、清潔に保ち続けるようにしましょう。

進化する生理用品や便利グッズを使ってみよう

毎月、生理のときに使う生理用品は、使い捨てナプキンだけではありません。進化している生理用品や、さまざまな便利グッズを使い、生理を快適に過ごせるようにしましょう。

使い捨てだけじゃない繰り返し使える生理用品

使い捨てナプキンが主流ですが、それだけではなく、繰り返し使える生理用品も存在します。繰り返し使えるものは経済的ですし、正しく使えば便利だといえるでしょう。

肌に優しく洗濯すれば何度でも使える布ナプキン

布ナプキンは、その名のとおり布でできているナプキンで、洗って繰り返し使えます。また、使い捨てナプキンで起こりがちな肌トラブルを、解消してくれるといわれています。

布ナプキンは、天然素材で作られているため、肌に優しく、生理痛を緩和してくれることもメリットです。使い捨てナプキンのごみも減るため、環境にも優しいといえます。

タンポンユーザーにおすすめの月経カップ

タンポンのように、膣内に入れて使う月経カップは、繰り返し使えるの経済的な生理用品です。タンポンは、経血を染み込ませるタイプですが、月経カップは経血だけを捨てるタイプで、素材はシリコン製で柔らかいことが特徴的です。

経血が外に出て、空気に触れることもないので、生理の生臭いにおいを感じることはほぼないでしょう。さらに、10年は使えるという便利さが魅力です。

経血が下着などに漏れたときの洗濯便利グッズ

生理中に経血が漏れて、下着や衣服に付いてしまったということは、一度や二度は経験するものですが、そんなときに使える洗濯便利グッズがあります。それは、重曹とセスキ炭酸ソーダです。

これらは100均のお店でも売っており、手に入りやすいお掃除グッズです。どちらもアルカリ性の成分なので、経血のような酸性のものを中和し、下着の生地を傷めずに洗濯できます。どちらも、つけおきとすすぎで簡単に落とせます。

生理中にパートナーとのスキンシップ

生理中の不快感を軽減させる方法を紹介した後は、生理中のパートナーとのスキンシップについてです。生理中はスキンシップしても良いのか知識をつけておきましょう。

生理中の性行為をしてもよいのか

生理中の性行為そのものは、特に問題ないといわれています。しかしその出血が、果たして生理によるものなのかは確実ではありません。不正出血の可能性もありますし、妊娠の可能性も否めないでしょう。

また、生理痛があったり、生理中のにおいで性行為する気分ではないときは、正直にパートナーに打ち明けて、無理をしないことが大切です。絶対にNGということではありませんが、感染症や望まない妊娠などということにならないようにしましょう。

生理中にも安心して行えるスキンシップ

生理中で性行為ができなくても、安心してできるスキンシップがあります。例えば、ハグをしたり手をつないだり、または腕枕をして二人の時間をゆっくり過ごすなど。

こうして、性行為ではないスキンシップをすることで、新鮮な気持ちになれて、より一層二人の仲も深まるでしょう。

生理中のスキンシップで気を付けるべきリスクと対策

生理中のスキンシップは、絶対にダメではないですが、スキンシップをするにあたって、リスクがあることを知っておく必要があります。そのリスクや対策を、知識として覚えておきましょう。

生理中の性行為で感染症や病気になるリスク

生理中の膣内は、とてもデリケートな状態で、免疫力も下がっています。雑菌も多く、性行為をすることで、性感染症などのリスクが高まっている状態です。さらには、感染症以外にも、子宮内膜症といった病気のリスクも上がるため、気を付ける必要があります。

また、女性だけが感染症にかかるのではなく、男性側もB型肝炎のリスクが上がり、男女ともに病気のリスクが高まっていきます。

生理中の性行為も避妊具は必要

勘違いされがちですが、たとえ生理中であっても、妊娠の可能性は全くのゼロではありません。妊娠の確率は低くても、生理中の性行為で妊娠したという例もあり、いつ妊娠するかはわかりません。

妊娠をしたくないという方は、どんなときであっても避妊は忘れないようにしましょう。また、妊娠を防ぐための避妊だけではなく、感染症やあらゆる病気を防ぐための避妊も大切です。

不快な生理中も快適に過ごそう

長い年月、毎月繰り返していく生理。女性の体にとっては、大切なことだと思っていても、その煩わしさから拭えない不快感というものがあります。しかし、その不快感を軽減させることはできます。

不快感を抑えるための方法や、おすすめな生理用品グッズなどを使うことで、不快だらけだった生理期間を少しでも快適に過ごせるのです。毎月嫌だなと思うだけではなく、少しでも快適に過ごすためにはどうしたらよいのかを模索し、生理中でも心地よく快適に過ごせるようにしていきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。