2018.07.05

「妊娠出来ない人や夫婦の特徴とは」妊活中に気をつけたいこと

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妊娠をしたいと願う女性にとって、妊活をしている期間が長くなればなるほどあせり、精神的につらくなったりするものです。何か問題があるケースや、解決できる妊娠しづらい原因がある可能性もあります。妊娠できない問題点についてみていきましょう。

妊活していても妊娠できない原因には何があるのか

妊娠を望んで妊活をしているのに、なかなか望んだ結果に結び付かずに、お悩みではありませんか?その原因は体の問題だけではなく、ストレスや心の問題、そして生活習慣などが影響してしまうこともあります。

今回は、妊娠しにくい人の特徴や、問題になっていると考えられる事柄について取り上げます。自分達で解決できる問題点の原因を知って、着実に妊娠できるようになるための方法を知っていきましょう。

結婚後1年で妊娠しなければ不妊症

一般的に、妊娠を希望している健康な男女が、避妊をせずに1年間性生活を行っても妊娠しない場合、不妊症とされるといわれています。一般的に、避妊をせずに性交を行った場合、半年以内に7割程度の人が妊娠に結び付くといわれているのです。

ただし、結婚してから1年以上子供ができないから、絶対に産めないということではなく、不妊症候群の可能性が高いということです。これには、不妊症につながるような原因があるために、子供ができにくい状態になっていることもあるのです。

不妊症の可能性があると感じたら、婦人科で検査をして、原因を調べてみるとよいでしょう。その結果をもとに、改善すべき点を改善していくことが大切です。

妊娠が成立しにくい人の特徴

妊娠が成立しにくい人には、どんな特徴があるのでしょうか。妊娠しにくい原因につながる生活習慣や、日常生活のポイントなどを知っておきましょう。

冷えによって子宮機能の低下を招いている

女性に多い冷え性は、妊娠が成立しにくい人の特徴として考えられます。冷え性は血行不良を起こし、子宮や卵巣まで十分に栄養が届きにくくなることで、子宮機能の低下を招くのです。そのため、体を冷やす食べ物や飲み物を避け、体を温める生活を送るように心掛けることが大切です。

体を温めるためには、シャワーだけで済まずに、湯船に浸かる習慣を持つようにしましょう。そして、冷えやすいお腹や足などは、積極的に温めるように心掛けましょう。生足でなく、靴下やストッキングなどをはくようにするなど、普段から意識していきたいですね。

運動不足が妊娠力を低下させている

運動不足も、妊娠しにくい原因になります。運動不足をすると体の筋肉量が減るため、冷え性の原因になります。冷え性は血行不良にもつながるため、子宮や卵巣機能の低下を招き、排卵障害を起こしたり、男性はEDの原因にもなるのです。

運動をするなら、手軽に始めらるウォーキングやヨガなどがおすすめです。男性は、ウォーキングをすると精子無力症になりにくいといわれており、積極的に有酸素運動を取り入れることは、効果につながる可能性が高いのです。手軽にはじめられる有酸素運動は、忙しい人でも日常に取り入れやすいです。

太りすぎや痩せすぎが卵巣機能に影響を及ぼしている

太りすぎていたり、無理なダイエットによって急激に体重減少をしていたりすると、ホルモンバランスを崩し、月経不順や卵巣機能の低下につながります。このどちらも、妊娠しにくい原因となりやすいことです。生活習慣を見直し、適正な体重を維持できるように心掛けましょう。

特に肥満の人は、排卵障害への影響があるといわれています。そして、痩せすぎの場合は、体が飢餓状態になり、生きるための栄養に優先順位をつけるため、生殖機能については後回しになってしまいます。そのため、妊娠しづらいということにつながるのです。妊娠したい場合は、適度な体脂肪率を意識しましょう。

喫煙が妊娠力を低下させている

喫煙の習慣がある人も、妊娠が成立しにくいくなります。喫煙は卵子を傷つけたり、妊娠中は流産や早産、赤ちゃんにも疾患などの悪影響を及ぼします。また、男性の場合も精子の運動率を下げたり、奇形率を上げるなどの悪影響があるといわれています。

さらに、生まれた赤ちゃんにも、アレルギーやぜんそくなどの症状がでる危険性があります。喫煙に関しては、女性だけでなく男性も気をつけなければなりません。副流煙のリスクがあるので、妊娠を望む場合は、男女で禁煙をすることが大切です。

栄養不足が妊娠力を低下させている

妊娠するためには、健康な体であることが大切です。栄養が不足してしまったり、食生活が乱れていると、妊娠が成立しづらくなる危険性があります。基本的には、バランスの取れた食事を、自炊するとよいでしょう。外食やコンビニ弁当、ジャンクフードばかりを摂取していると、必要な栄養素が不足してしまいます。

また、好き嫌いが多くて、偏った食べ物ばかり摂取することも、栄養バランスが偏る原因となります。しかし、食事だけでは補えない栄養素もあります。妊娠に必要なビタミンEやD、鉄分や葉酸などは、サプリメントも活用しながら、栄養バランスのよい食事を心がけるようにしましょう。

ストレスが不妊の原因になっている

日常生活の中で、ストレスを抱えることが多い人も注意が必要です。強いストレスは排卵を邪魔したり、自律神経の乱れから、体温調節機能にも影響を及ぼし、不妊を招く冷え性の原因にもなるといわれています。仕事が忙しかったり、人間関係などでストレスを抱えるような環境などが影響します。

また、妊活がうまくいかないことも、不安やストレスにつながりやすいので、悪循環になってしまう可能性も。焦る気持ちは誰もがありますが、そのことで夫と関係が悪くなったりすれば、よりストレスやセックスレスにつながりかねません。

心も体も健康でいることが、妊娠の成立につながります。適度な運動やアロマなど、自分に合ったストレス解消法を見つけて、ストレスをため込まないことが大切です。

妊活が子供ができない原因になっている

妊活をする中で、時間がかかればかかるほど、焦りの気持ちが高まるため、妊娠が成立しにくい状態になる場合があります。妊娠をしたいのに、自ら原因を作ってしまい、妊娠が成立しないというのでは悪循環です。妊活をスムーズにさせるために、気をつけなければならないポイントについてみていきましょう。

セックスが子供をつくるためだけのものになっている

セックスが義務的になってしまうと、ストレスに感じるようになります。特に男性にとって、義務的なセックスは魅力が半減し、女性もセックスが楽しめなくなる可能性があります。妊活中はセックスの頻度を上げたり、または回数を気にするあまり、セックスが義務的なものになって、ストレスを感じてしまうことがあるのです。

お互いに愛情を感じられるような、満足できるセックスをすることが大切です。満足のいくセックスは、受精を促す「オキシトシン」を分泌させます。女性がオーガズムを感じることで、子宮頸管粘液を増やすなど、妊娠しやすい状態を作ることを心掛けましょう。

女性がオーガズムを感じられるセックスをすれば、子宮頸管粘膜が増え、精子が生き残りやすい環境となります。そのため、受精が成功しやすくなります。妊活のためのセックスという意識を強めず、自然にセックスが楽しめる環境づくりや、場所を変えてみるなど、楽しめるような工夫をしましょう。

排卵日を気にすることが男性へのプレッシャーになっている

妊活中は、妊娠しやすい排卵日前を意識して、セックスをすることが多くなります。しかし、排卵日を意識しすぎることで、男性にプレッシャーを与えてしまい、心理的なストレスから勃起しにくくなるなど、悪影響なこともあるのです。これでは、毎回排卵日前後が近づくと、セックスを強要されているようなストレスを感じてしまいます。

仕事で疲れている場合や、精神的に参っている場合でも、セックスをしなければならないというプレッシャーは、男性にとってつらいものになってしまうのです。排卵日を意識しない自然なセックスや、ムードを作るなどして、お互いのストレスを減らすことが大切です。

夫婦で不妊について話し合っていない

お互いが不妊について口に出すことなく、時間だけが経っているという夫婦も少なくありません。不妊問題というのは、非常にデリケートな問題ですが、夫婦で子供を望むのであれば、お互いに向き合っていかなければなりません。年齢が上がれば上がるほど、自然妊娠の確率は下がってしまいます。

結婚後、1年以内に妊娠しなければ、不妊症といわれていることを受け止め、夫婦で話し合って、病院へ足を運んでみることも大切だといえます。夫婦で妊活をするのであれば、夫婦の絆や関係のよさも大切なポイントです。お互いに、オープンに話し合えるような機会を作るようにしましょう。

不妊の原因とは夫婦で向き合い解決していこう

妊活は、人によって時間がかかる場合もあり、スムーズに妊娠が成立する場合もあります。あまり人と比べたりせずに、何か問題があるのであれば、夫婦で向き合って解決していくことが大切です。問題に対してネガティブにならずに、前向きな気持ちで、解決に結びつく糸口を夫婦で考えながら進めていきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。