2018.08.07

【外だしの性交渉の妊娠確率】手軽な避妊方法の実際の効果とは

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外だしの性交渉は、手軽な避妊方法としてよく知られていますが、本当に避妊になっているのか不安を覚えている人も多いでしょう。今回は外だしの性交渉の妊娠確率についてしっかり確認していくので、不安な人はぜひ不安の解消に役立てて下さい。

外だしで妊娠する確率は

妊娠を回避するために、外だしの性交渉を行う人も多いでしょう。しかし外だしは本当に妊娠回避に有効なのか、気になりますよね。そこで今回は外だしの性交渉で妊娠する確率を確認していきます。外だしの性交渉の妊娠確率を下げる方法も、合わせて見ていくので、予想外の妊娠を避けたい人はぜひ参考にして下さい。

外だしで避妊をしなかった場合の妊娠確率

外だしをせず性交渉をした場合の妊娠確率は、条件によって異なります。ゴムをしっかり使えば妊娠確率はかなり低いですが、ゴムを使わないとかなり上がってしまうのです。

そこで外だしをしない性交渉の妊娠確率を、条件別に詳しく確認していきましょう。

ゴムありの場合

しっかりゴムを使用することで、かなり妊娠確率は下げることができます。実際にゴムを正しい方法で使用している場合では、妊娠確率は約2%と低いのです。

しかししっかりゴムをしていても、2%は妊娠する可能性があるということでもあります。絶対に妊娠を回避したい場合は、ゴムと合わせて市販されているピルを服用してみましょう。

ゴムありでも正しく使わなかった場合

ゴムを使っていても、つけ方を誤っていると、妊娠確率は約12%とかなり高くなってしまいます。コンドームを正しく使用していないと、性行為中にゴムが外れたり、精液が漏れたりしてしまいやすくなるためです。

ゴムは破損しないように丁寧に扱い、着けるときはゴムに入っている空気を抜いて、ペニスの根元までしっかり被せるようにしましょう。性行為中はずっとゴムを着用するようにし、射精した後は精液が漏れないように、早めにゴムを取って下さい。

ゴムなしの場合

ゴムを使わないで性交渉を行うと、妊娠確率は約25~30%にまで上がります。この妊娠確率は、健康な男性と女性が最も妊娠しやすいとされる排卵日に、性交渉を行った場合の妊娠確率と同じなのです。

生理が終わった直後は妊娠しにくい安全日として、避妊せず性交渉を行う人もいるでしょう。しかし安全日でも妊娠することはありますし、確実に妊娠しない日を予測するのは困難です。そのため妊娠を望まないときは、必ず避妊をするようにしましょう。

外だしでも妊娠する確率が高い理由

外だしの性交渉でも、その妊娠確率は約4~18%と意外と高いのです。外だしの性交渉の妊娠確率が高い理由には、カウパー液や精液の漏れが大きく関係しているとされています。

その理由とはどのようなものなのでしょうか?

カウパー液にも精子が含まれている

カウパー液(我慢汁)とは射精前にペニスから出る粘り気のある液体で、尿道球腺液とも呼ばれています。カウパー液は精子の生存率を上げるだけでなく、潤滑剤としての役割を負っているのです。

カウパー液にも精子は微量ながら含まれています。そのため性交渉中にカウパー液と共に、精子が膣内に入ってしまうこともあるのです。カウパー液は分泌量も多いので、より精子が膣内に入りやすいとされています。

我慢したつもりでも精液が漏れている

外だしの性交渉では、タイミングがずれて完全に抜き終わる前に射精してしまったり、知らずに精液が出てしまったりすることがあります。そのため外だしで避妊できたと思っていても、安心はできないのです。

さらにカウパー液だけなら妊娠しないと思い込んでいる人も多いですが、カウパー液でも精子が混ざっていれば妊娠する可能性はあります。このように外だしは妊娠確率が高く、正式な避妊方法でもありませんから、確実な避妊をしたい場合はゴムをつけましょう。

外だしの妊娠確率を低くする方法

外だしの性交渉の妊娠確率は意外と高いですが、さまざまな対策をすることで、妊娠確率を下げることもできます。そこで、外だしの性交渉の妊娠確率を下げる方法も押さえておきましょう。

ピルを飲む

ピルとは、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが含まれている薬です。通常では脳から定期的に、卵巣を刺激して排卵を促す性腺刺激ホルモンが分泌されて、排卵が起きます。しかしピルを服用すると脳は女性ホルモンが豊富にあると認識し、性腺刺激ホルモンの分泌を抑えるため、排卵がストップするのです。

そもそも卵子が無ければ、膣内に精子があっても受精することはないので、ピルには高い避妊効果が期待できます。彼氏がゴムを積極的につけてくれずに困っている人も多いでしょう。そのような場合はぜひ積極的にピルを活用して、自分の身体を守ることをおすすめします。

基礎体温を測る

妊娠の確率が特に高いのは、排卵日の1週間ほど前から排卵日翌日までとされています。この期間を避ければ、外だしの性交渉をしても妊娠しないというわけではありませんが、かなり妊娠確率は下がるでしょう。

排卵日の予測には、基礎体温を測りグラフ化することがおすすめです。基礎体温グラフを作ることで、生理周期をより正確に把握でき、簡単に排卵日を予測することができます。生理予定日もより正確に分かるようになりますし、妊娠したかどうかのよい指標にもなるので、ぜひ基礎体温を測ってみましょう。

流されずに自分の意思を伝えよう

外だしの性交渉の妊娠確率は、ゴムを使った性交渉の妊娠確率よりも、どうしても高くなりがちです。そのため妊娠を望んでいない場合は、しっかりその意思をパートナーに伝えて協力を仰ぎましょう。

勇気が必要かもしれませんが、中絶によって以降妊娠できなくなってしまう可能性もあります。自分の身体を守るために、しっかりパートナーには自分の意志を伝えましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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