2018.08.07

【受精のタイミングを知って妊活に役立てよう】受精と排卵日の関係

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子供が欲しいなと思って妊活を始めても、なかなか妊娠できなくて焦っていませんか?妊娠は卵子と精子が出会って受精し着床することで妊娠します。どのようにしたら受精しやすいのか、妊娠するために少しでも近道になる方法を紹介したいと思います。

不妊治療に悩む女性たち

妊娠したいと思ってもなかなか妊娠できない。タイミング法をしようと思ってもなかなかうまくいかず…自己流でタイミングをとっているとそんな人も多いと思います。1つの方法に固執するのではなくいろいろな方法で妊活することで、妊娠にはやく近づけるかもしれません。ここでは妊娠しやすい日がわかる排卵日やその排卵日を予測するいろいろな方法を解説していきたいと思います。

受精するタイミング

受精するには精子と卵子が出会うことが必要です。それには卵子が排卵されるタイミングに合わせて性交をすることにより受精の確率を上げることができます。最もよいタイミングは排卵日の2日前と言われています。しかし、排卵日ではなくても卵子が生きている間は受精の可能性があります。

受精とは精子が卵子と結びつくこと

妊娠するには卵子と精子が出会って結びつくことが必要です。これを受精と言います。受精するには卵子が排卵されるときに、精子が卵子が排卵されてくる卵管采のそばに待機しているとより受精の確率が上がります。精子の寿命は3~4日なので、女性の排卵のタイミングを知りそれに合わせて性交することで、受精の確率が上がります。

最も良いタイミングは排卵日の2日前

最も受精するのによいタイミングは排卵日の2日前です。その次に受精しやすいタイミングは排卵日の前日です。卵子の寿命は24時間くらいで、その中でも排卵後6~8時間が受精しやすいと言われています。この卵子が排出されて8時間以内に受精するには、精子の寿命が3~4日なので排卵日の2日前頃に性交して精子が卵子を待っている状態だと受精する確率が上がります。そこから排卵日まで、数回性交を重ねることで受精の確率が上がり、妊娠する確率も上がります。

排卵日以外でも妊娠できる可能性はある

卵子の寿命は約24時間と言われています。この間であれば受精する可能性はあります。妊活を始めて、タイミングをとり始めると排卵日を知ることに神経質になり、タイミングを逃さないようにイライラしてストレスがたまります。そうなると、ホルモンバランスが乱れ、生理周期にも影響し排卵日もずれることになります。

妊活するには、まずは心と体の安定が大事です。タイミングを合わせることに必死になりすぎても体調の変化や精神的なストレスで排卵日はずれてしまいます。

不妊治療のひとつであるタイミング法

タイミング法とは不妊治療の初期の段階で行われる治療です。6周期を目安にタイミング法を行い、治療には基礎体温や卵胞の大きさから排卵日を予測します。また、排卵や卵子の状況などにもより、薬の使用や超音波検査の回数がかわり費用は変わってきます。

排卵に合わせて性行為する

タイミング法とは排卵日を予測して性交することにより妊娠する確率を上げる方法です。不妊治療の初期の段階で行われる方法で、自宅で自分でもできますし、病院で排卵日を予測してタイミングを見てもらう方法もあります。

タイミング法をするときに一番重要なのは排卵日を予測することです。排卵日を予測するにはいくつかの方法があり、基礎体温の動きを見て予測する方法、排卵検査薬を使って予測する方法、病院で卵胞の大きさを計測して予測する方法があります。

6周期を目安に行う

タイミング法を始めるといつ妊娠できるのかと気になりますよね。タイミングをとって性行為をすると、89%のカップルが6周期までに妊娠できたというデータがあります。したがって、タイミング法を始めて6周期が過ぎても妊娠できないときは、ほかに原因があり妊娠できない可能性があります。

この場合はすぐに産婦人科に行って相談するとよいでしょう。ほかの原因を早めに特定して治療を始めることが妊娠への近道になります。

費用は薬の有無などで変わる

タイミング法を病院で行うと、通常、1周期にかかる金額は10,000円程度になるところが多いようです。しかし、排卵に問題があったり、卵子の成長が遅かったり不規則だったりすると薬や超音波検査の回数が増え、余分にお金がかかります。

通常、超音波検査は1月の間に1回までは保険が適用されて1,500円くらいになります。しかし、2回目からは3000~4000円/回かかります。また、排卵誘発剤などを使用すると保険は適用されますが薬代がかかります。排卵や卵子の成長には個人差があり、通院の回数や薬を使用するかどうかも変わってきます。不安な場合は前もって医師に確認しましょう。

排卵を予想する方法

今はアプリなどで生理日などを入力することで排卵日などを知らせてくれる便利なサービスがあります。ほかにも妊活や体調管理に役立つ情報がたくさんあるので妊活に役立てることができます。

簡単なウェブでの予想

排卵日を予想するウェブサービスがあります。これは直近の生理開始日や生理周期、生理日数などを入力すると、次の生理予定日や排卵日、妊娠のタイミングなどを教えてくれるサービスです。また、サイトによっては痩せやすい日や太りやすい日など自分の体調管理に役立つ情報が一緒に得られるものもあります。

PMS(月経前症候群)や生理痛などの女性特有の疾患などの相談ができるものや、同じ悩みを持った人と相談できたりするものもあります。

確実にできる薬での予想

自己流で排卵日を予測するには、排卵検査薬を使用するのが一番簡単で確実です。排卵されると尿中に分泌される黄体形成ホルモン(LH)の濃度を測定することで排卵日を予測する検査薬です。毎日、同じ時間に尿を数秒かけるだけで測定でき、判定結果も数分で確認することができます。

排卵検査薬では妊娠する確率の高い排卵日1日前や2日前を予測するものがあります。排卵検査薬を使用するときには基礎体温のグラフも見ながら併せて予測することでより予測の精度も上がります。

排卵日以外のことも分かるアプリ

スマホのアプリにもいろいろな排卵日を予測するサービスがあります。使い方も簡単で前回の生理開始日や生理周期、生理期間を入力するだけで、次の生理の開始日や排卵日の予測をしてくれます。また、妊娠しやすい日や美容情報、ダイエット情報などさまざまな女性に嬉しい情報が得られるものもあります。

また、女性の体調管理をしやすいように、基礎体温を入力する項目がありグラフ化できるものもあります。また、女性のホルモンバランスの変化による体調管理の仕方を教えてくれるものもあります。

タイミングを計って妊娠を目指す

受精は妊娠するための最初の段階です。受精の確率をあげるには卵子の排卵されるタイミングをしることが重要です。このタイミングを知ることで受精の確率を上げ、妊娠につなげることができます。排卵日はいろいろな方法で予測することができますが、1つだけに頼るのではなく、日頃から基礎体温をつけ、併せて排卵検査薬を使用するなどすると受精の確率をより上げることができます。

排卵日前に性交することは妊娠の確率をあげることにつながりますが、そればかりにこだわってストレスがたまると妊娠の妨げになります。ストレスは排卵日にも影響するので、おおらかな気持ちで妊活に取り組むことがよい結果を得る早道になるでしょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。