2018.08.07

排卵日のおりもの|自分の生理を知って自分に合った生理用品を選ぼう

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排卵から生理の時期は女性は体内のホルモンバランスの変化から、体調も大きく変動する時期です。生理の時は不快感を感じる人も多いと思います。ここでは生理の時の経血の様子や対処の仕方、生理用品の特徴を知って、これからの生理の時に快適に過ごせるように役立てて下さい。

排卵時の生理に苦しむ女性たち

女性は排卵時には体内に分泌される女性ホルモンの分泌が変化することで、身体的にも精神的にも不調が起こることが多いです。排卵日が近づくとおりものの量も増え、色や状態も変化します。生理の時には気分が沈みがちだったり体に不快感を感じます。

毎月生理がくるのを疎ましく感じている人も多いと思いますが、生理の時の経血やおりものは健康のバロメーターの目安にもなります。生理の時の経血の様子や生理用品についてより幅広い情報を得ることで、これからの生理の時期をより快適に過ごせるように役立てて下さい。

生理の起こる仕組みと体の変化

女の子は成長して10歳を過ぎると、体の中で赤ちゃんを産めるように準備を始めます。生理はその準備ができた合図で、お腹の中にある子宮が受精卵の受け入れ態勢が整ったことを意味します。生理は女性ホルモンのリズムに合わせて毎月起こり、生理とは受精卵が着床しなかった子宮内膜が剥がれ落ちて体外に排出されることです。その時に排出される血液が経血です。生理の時期は身体的にも精神的にもいろいろな変化が見られます。

子供を産む準備ができた合図が生理

女の子は体が成長してくると、お腹の中で赤ちゃんを産むことができるように子宮が大人のものへと成長します。これは体が大人の女性になろうとしている証拠で、生理が始まることで赤ちゃんが産めるようになります。初めての生理を初潮といい、だいたい10歳から13歳の間に迎えることが多いようです。

しかし、生理が始まるのは個人差があり、1人1人体つきが違うように、生理の始まりも違います。生理が始まったばかりだと、生理周期は安定せず不規則になりがちです。不安に思うことがあれば、母親や周りの人に相談しましょう。

受精卵を受け入れる状態を作る

女性のお腹の中にある子宮は、卵胞ホルモン(エストロゲン)という女性ホルモンの影響で子宮内膜を増殖することで、受精卵を着床しやすいように準備をします。その後、卵巣から卵子が排卵されて、卵胞ホルモンの分泌は減少し、代わりに黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が活発になります。

この黄体ホルモンは体が妊娠を維持できるように、高温に保ち、水分や栄養分を体に溜め込もうとします。そして、子宮の中の内膜を厚くふかふかにし、受精卵が成長しやすい環境に整えます。

不要になった子宮内膜の排出をする

生理(月経)は約1月に1回起こります。人によりその周期は違いますが、正常なら28日から38日の間に女性ホルモンの影響を受けながら、生理と排卵が起きます。子宮は卵子が受精しやすいように子宮内膜を厚くして準備をしますが、卵巣から排出された卵子が精子と受精できないと、子宮内膜は剥がれ落ちて膣から体外へと排出されます。

これが生理(月経)です。排卵があることで女性は妊娠して赤ちゃんを産むことができます。そして、生理は10歳前後で始まり、50歳前後で閉経するまで続きます。

生理の時に出る血液が経血

生理の時に出る血液は、ケガや鼻血の血液とは違うものです。生理の経血は女性の身体の中の子宮が妊娠のために内膜を厚くしたものが必要なくなり、それが血液と一緒に体の外に出てきたものです。経血のうち、1割程度が血液で、ほかは使われなかった子宮内膜や粘液、子宮や膣での分泌物、酵素などが含まれています。

経血の色や量を見ることで、体調や病気がわかったりもします。生理の時には出血に伴って、下腹部に痛みを感じることが多く、それを生理通と言います。生理痛はほとんど感じない人もいますし、寝込むほど生理痛が重い人もいます。生理は自分の体の状態を現しています。経血の量や色がいつもと違ったり、生理痛がひどくなったりした時には産婦人科を受診しましょう。

女性ホルモンが影響する

女性の体内では2種類の女性ホルモンが生理周期に影響を与えています。生理後から排卵日までは卵胞ホルモン(エストロゲン)と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が増え、排卵日を過ぎて次の生理までの間は黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる女性ホルモンの分泌量が増えます。

卵胞ホルモンには、子宮内膜を卵子を受け入れることができる状態に整える作用があり、黄体ホルモンには妊娠を維持したり、妊娠を継続するための水分や栄養素をためこむような作用があります。これらのホルモンの分泌量が排卵日をさかいに大きく変化するため、ホルモンバランスが乱れ体調不良や、精神の不安定を引き起こしています。

精神的な変化も起こる

女性ホルモンは生理周期に影響し、女性の精神的にもいろいろな影響を与えます。生理前は胸が張ったり、体がむくんだり、イライラしたり、不安になるなどの症状が現れます。いつもは気にならないようなことが気になったり、少しのことでイライラしたりすることもあります。

これらは女性ホルモンの影響を受けており、生理周期が安定してくると、心や体の状態も生理周期によって自分で予測できるようになります。PMS(月経前症候群)の症状が現れる人もいるので、症状がひどい場合は産婦人科で相談しましょう。

排卵の色について

通常の血液の色は赤色ですが、生理中の経血はくすんだ赤色になります。黒っぽい経血が出ると、病気の可能性もあるので注意がひつようです。また、色が薄い経血は貧血の可能性があります。ホルモンバランスが乱れていても経血の色に影響し、茶色っぽくなることがあるようです。しかし、経血の色には個人差があるのでこの通りではない場合もあります。

通常の血はは赤色

血液の色は通常は、赤色をしています。これは血液の中の赤血球の色が赤いため赤く見えます。赤血球の中にあるヘモグロビンという物質は酸素と結合し、酸素を全身に送っています。そして、このヘモグロビンは酸化すると、黒っぽい色になり、血液もくすんだ赤色に見えるようになります。

生理の経血もなんらかの理由で膣から排出されるのが遅くなると、体内で酸化がすすみ色がくすんでみえたり、黒っぽい赤色に見えたりします。

少しくすんだ赤色になるのが一般的

経血に含まれる血液は1割程度で、そのほかは子宮内膜や分泌物になります。経血は子宮の中にある子宮内膜が剥がれ落ちたものが含まれているため、子宮の中からなかなか出てこなかったりすると、子宮の中で酸化が進み、経血がくすんだ赤色になることがあります。

また、経血が多かったり少なかったりすることが原因で、経血の出血がスムーズにできず、経血が酸化して茶色っぽい赤色になることのあります。

少し黒っぽい経血は注意

生理開始直後の経血は真っ赤なことが多いですが、子宮内膜が剥がれるのに時間がかかった場合や、生理開始3日から5日目の経血は子宮内や膣でとどまっている時間が長く、酸化し黒っぽい赤色の経血になることがあります。この場合は心配する必要はありません。

しかし、生理が始まったすぐの時に経血が黒くなる時があります。これは膣が何かの原因で傷がついたり、婦人科系の病気にかかっている可能性があります。経血の色がいつもと違うと感じる時には産婦人科を受診しましょう。

色が薄い場合は貧血の疑いがある

経血の色が薄いというのは、血液の色を決めるヘモグロビンの量が少ないということです。ヘモグロビンの不足していると、鉄分も不足し貧血の症状が出やすくなります。鉄の不足により、鉄欠乏性貧血になることもあります。貧血症状が出ているときには、食事バランスを整えて、規則正しく食べるようにしましょう。

また、鉄分は吸収率のよいヘム鉄を多く含む豚レバーや鶏レバーなどをビタミンCと一緒に摂ることで吸収効率がよくなります。

茶色のときはホルモンバランスの乱れの可能性がある

経血の色が茶色っぽくなるのは、経血の排出がスムーズにいかず、子宮内や膣でとどまっている時間が長いからです。これは大きな問題ではありませんが、茶色っぽい経血は、ホルモンバランスが乱れている可能性があります。ホルモンバランスが乱れると自律神経にも影響を与え、体調にも精神にも影響を与えます。

また、茶色っぽい出血が大量にでたり、茶色の少量の出血がだらだら続くのは婦人科系の病気にかかっている可能性があります。このような出血が見られた場合は早めに産婦人科を受診しましょう。

個人差もある

生理の経血の色には個人差があります。子宮の剥がれ落ちるスピードも人それぞれですし、排出されるスピードも人それぞれ違います。剥がれ落ちた子宮内膜が、長く体内にとどまると、経血は酸化するのでくすんだ黒や茶色っぽい経血になります。

茶色い出血があっても、多少は気にしなくても大丈夫ですが、出血の色は体の不調を現していることが多いです。少しでもいつもと出血の色や量が違うなと感じたら、自分で判断せず産婦人科を受診しましょう。

多くの人が使用している紙ナプキン

生理の時に使う生理用品にはいろいろな種類があります。紙ナプキンに布ナプキン、タンポンなど。どの生理用品を選ぶかは個人の好みや機能をみて選ぶとよいでしょう。紙ナプキンは体にフィットして漏れにくく、トイレで処分できるのでとても便利です。

また、吸収率も高く経血の量によってナプキンの種類を選ぶこともできます。紙ナプキンは不織布でできているものが多いので、肌の弱いひとはデリケートゾーンがかぶれる人がいます。

横漏れしにくい

紙ナプキンはドラックストアや薬局で簡単に購入できて、手軽に利用できます。最近の紙ナプキンはずれを防止するテープが付いていますし、体に沿うようにカーブして作られているので、しっかりと体に密着するので横漏れがしにくくできています。

多少激しい運動をしてもずれることもないので、安心して運動ができます。最近では薄いものが多く、持ち運びにも便利で、服にもひびくことがないのが特徴です。

トイレでの処分ができる

紙ナプキンは、使い終わるとトイレで処分することができます。毎回、新しい紙ナプキンを使うことで衛生面でも安心できます。また、布ナプキンのように、洗濯する手間もありません。しかし、毎月の生理に備えて、ナプキンを前もって買っておく必要があります。

そして、外出先でナプキンが足りなくなっても、ドラックストアや薬局ですぐに手に入れることができます。また、トイレでも自販機で紙ナプキンを売っている所もあります。

吸収率が高い

紙ナプキンは経血の吸収部分に高分子ポリマーが使われていて、とても薄いのに吸収率が高いものが多いです。仕事などで長時間ナプキンを変えることができない時にも安心して使うことができます。また、就寝のときにも、途中で起きてナプキンをとりかえる心配をしなくてすみます。

吸収力があり漏れる心配がないので、経血の量が少なくなってくるとナプキンを替えるのを怠りがちですが、経血や汚れが付いたままだと蒸れや細菌が増殖しかゆみの原因になるので、ナプキンはこまめに取り替えるようにしましょう。

用途によって変えることができる

紙ナプキンは、生理の経血の量に合わせて、いろいろな種類の紙ナプキンが売られています。昼用や夜用、量が多い時用、量が少ない時用など、その時に合わせて選ぶことができます。運動するときには、しっかりフィットするものや、量が多くて不安な時には、吸収力の高いものなどを選ぶことができます。

また、生理の時の嫌な臭いを紛らわせる香り付きの紙ナプキンがあったり、パッケージのデザインもかわいいものが多いです。

肌が弱い人はかぶれる可能性ある

市販されている紙ナプキンのほとんどはポリエステルやポリプロピレンなどの不織布で作られています。最近のものは通気性はよいのですが、肌が弱い人は長時間ナプキンを替えないでいると、かぶれる可能性があります。ナプキンによるかぶれは、蒸れや摩擦からくるものが多いです。かぶれを予防するには、ナプキンを短時間で交換するようにしたり、ムダ毛の処理をすることで軽減される人もいます。

肌に触れる表面の部分が100%コットンでできている紙ナプキンも売られているので、肌が敏感な人はコットンのものを試してみるのもよいでしょう。

看護師などが使用しているタンポン

タンポンはナプキンより吸収力があり長時間使用できるのが特徴です。直接、膣に吸収体を挿入するので、蒸れが少なく、大きさもナプキンに比べとても小さいので持ち歩きに便利です。慣れていないと挿入が難しい感じることも。また、経血量が少ないときには、スムーズに挿入できなくて痛みを感じることがあります。膣に雑菌が繁殖することもあるので取り扱いには注意が必要です。

蒸れが少ない

タンポンは直接膣に挿入して経血を吸収するので、蒸れることが少なく、かぶれやかゆみなどの発生が抑えられます。生理の時特有の経血が流れ出る不快感を感じることもありません。ナプキンのようにずれることを気にしたり、漏れることをきにしたりすることもありません。また、アウターにもひびかないので、看護師には使用している人が多いようです。

持ち歩きに便利

タンポンは紙ナプキンなどに比べてとても小さくコンパクトにできているので、小さなポーチに入れることもでき、持ち運びにとても便利です。また、長時間使用できるので持ち運ぶ個数も少なくてすむので荷物もコンパクトに済みます。

生理中にプールや温泉に入るのは、感染の恐れもあるためおすすめはできませんが、どうしてもというときは、入る前に新しいタンポンに入れ替えて、出るとすぐに取り出すことで入ることはできます。っそして、プールや温泉から出たあとは、膣内の雑菌の繁殖を防ぐためにも通気性をよくするために、タンポンではなくナプキンをあてるようにしましょう。

長時間利用できる

また、紙ナプキンよりも長時間使えるのも特徴の1つです。量が多い時や、まめにナプキンを取り替えることができないときには便利です。また、紙ナプキンなどと併用することで、漏れることも気にせずに安心して使うことができます。しかし、タンポンは4時間から8時間を目安に取り替え、雑菌の繁殖や感染を避けるために連続でタンポンを使うのは避け、ナプキンと交互に使用するのが望ましいです。

挿入や取り出しが難しい

タンポンは定位置にきちんと入れないと、違和感があったり、痛みがあったりします。慣れるまでは挿入するのは難しく感じるかもしれません。取り出す時は、タンポンの先端部についている紐を手でひっぱることで簡単に取り出すことができますが、手が汚れたり、稀に紐が切れてしまうこともあります。

タンポンにはいろいろなタイプがあります。アプリケーターがついているものがあるので初めての時はアプリケーター付きのものを選ぶと、膣の奥の痛みを感じない場所までスムーズに挿入できるようになっています。

膣内に雑菌が繁殖しやすい場合もある

経血を含んだタンポンを長時間膣に挿入していると、雑菌が繁殖しやすくなります。また、タンポンは手で挿入するので、手を清潔にしていなかったり、長時間タンポンを出し忘れたりしていると、黄色ブドウ球菌が作り出す毒素で起こる、TTS(トキシックショック症候群)にかかることがあります。

この菌に感染すると、高熱、発疹、倦怠感、おう吐、下痢、などの症状が現れショック状態に陥ることもあります。タンポンは説明書をきちんと読み、正しく使いましょう。

経血が少量の時は痛いことがある

タンポンにも紙ナプキンと同じように、量の多い日用や少ない日用と経血の量によって選べるようになっています。経血の量が少ないと、スムーズに挿入できないため、痛みを感じることがあります。その時に合ったタンポンを選ぶようにしましょう。

また、量が少なくなってきたら、タンポンを少量用のものに替えるか、ナプキンに替えるなどして臨機応変に使い分けるとよいでしょう。

近年注目されている布ナプキン

最近では体のために布ナプキンを使っている人も増えてきています。布ナプキンは主に布(コットン)でできているものが多く、肌に優しいのが特徴です。また、体を温める効果があります。使用後は洗濯して何度も使えるので経済的です。紙ナプキンに比べて漏れることと外出時の荷物が増えるのが気になる点です。

肌に優しい

布ナプキンは布(コットンやネル)でできていて、なかにはオーガニックコットンでできているものもあり、肌触りが優しいのが特徴です。紙ナプキンに比べてふわふわして柔らかい付け心地で、敏感肌の人に人気があります。通気性もよく蒸れにくいのも布ナプキンのよいところです。紙ナプキンだとかゆみなどがでていた人も布ナプキンに替えると、刺激が少ないのでかゆみなどが軽減されることがあるようです。

身体を温める効果がある

また、布ナプキンは紙ナプキンに比べると、つけている時に温かく感じるようです。女性にとって冷えは大敵です。特に下半身の冷えは卵巣機能の衰えにもつながります。生理中はお腹や腰を温めることで、生理痛が緩和されたりもするので、冷えの予防にはよいでしょう。また、紙ナプキンから布ナプキンに変えたことで、生理痛が軽くなる人もいるようです。

何回も使えるため経済的

布ナプキンは紙ナプキンに比べると1枚の単価が高めですが、1度買いそろえてしまえば、繰り返し洗濯して使えるので、経済的です。しかし、外出するときなどはすべて持ち帰らないといけないのが面倒なところです。何度でも洗って使えるのでごみもでないですし、紙ナプキンのように、毎月買って用意する必要もありません。

洗濯して何回も使える布ナプキンですが、布ナプキンは洗濯後湿度が残ったまま使用すると雑菌が繁殖しやすくなるのでしっかりと乾かしてから使うようにしましょう。

漏れが起こりやすい

布ナプキンは紙ナプキンほど吸収力はないので、まめに確認して取り替えることが必要です。経血の量が多い時には経血が布ナプキンを貫通して漏れてしまうこともあります。また、プレーンタイプの布ナプキンはずれやすいので、ずれて漏れるのを防ぐために、レギンスやタイツを履いて布ナプキンが体にフィットするように工夫している人も多いようです。

したがって、経血量が多い日は、防水布が入った布ナプキンを使用したり、紙ナプキンも一緒に重ねて使ったり、まめにナプキンを取り替えたりするなどの工夫が必要です。また、経血量が多いときには、割り切って紙ナプキンを使うのも1つの手です。

外出中の荷物になってしまう

紙ナプキンだと使用済みのものはトイレの汚物入れに捨てることができます。しかし、布ナプキンは家に持ち帰らなければなりません。また、外出先で布ナプキンが足りなくなっても、紙ナプキンのように身近ですぐに買えないので、購入できる場所を探さなければなりません。

外出の時や量が多い日は、紙ナプキンやタンポンと併用するなどの工夫をすることで、無理なく布ナプキンを続けることができます。

緊急時に用意できない

布ナプキンはスーパーやコンビニではあまり見ません。また、ドラックストアでもあるところとないところがあります。このように、すぐに欲しい時に買える場所がすぐ近くにあるかわかりません。外出の時には多めに布ナプキンを持ち歩くか紙ナプキンと併用する必要がありそうです。

布ナプキンはロフトや東急ハンズ、無印良品などで取り扱いがあるようです。また、ネットで探すといろいろな種類があり、デザインもかわいいものがいっぱいあります。

洗う手間がある

布ナプキンの特徴の1つに繰り返し使えることにあります。エコでとても経済的ですが、紙ナプキンのようにすぐに捨てられないのがストレスです。しかし、布ナプキンを洗濯することにもメリットはあります。紙ナプキンだと、すぐにごみとしてよく見ないで捨ててしまっている人も多いと思いますが、布ナプキンだと自分で洗うので自分の経血の色や量を確認することができます。

したがって、経血の色や量の変化に早く気が付くことができ、もし、病気にかかっていても早期に気が付いて治療に取り掛かることができます。

体調によって変わる出血量

生理の経血量は個人により差があります。1回の生理の経血量は20ml~140mlで、極端に経血量が少ない過少月経の人や経血量が140ml以上の過多月経の人もいます。通常の経血の量だと1回の生理で20枚くらいのナプキンを使うのが妥当です。

1回の生理で紙ナプキン20枚が妥当

生理の経血の量が多い人とか少ない人とかよく聞きますが、経血の量を人と比べることはないので、自分の生理の経血が多いか少ないかはわからないものです。通常、1回の生理で使われるナプキンの数は20枚くらいだそうです。これは、自分でナプキンを用意する人がほとんどだと思うので、1回の生理にどれくらい使っているか把握している人も多いと思います。目安としては量の多い生理2日目でも、4~5時間漏れずに使えるのが一般的な経血量のようです。

少量の出血で疑われる過少月経

生理の経血の量が少なく、1~2日くらいで終わってしまうなら、それは過少月経です。ずっと、生理の経血量が少ないひとは、「多嚢胞性卵巣症候群」の影響で排卵していない可能性があります。また、急に経血量が少なくなった人は、ストレスやダイエット、引越しや仕事などの生活環境の変化により排卵んが止まっている可能性があります。

排卵していないと、排卵後に分泌されるプロゲステロンの分泌が増えないため、子宮内膜の厚みが増えず、生理の経血量も少なくなり過少月経になります。

140~150ml以上を出血する過多月経

過多月経には子宮内膜の異常が原因となる器質性疾患と、ホルモンバランスが崩れることが原因となる機能性疾患があります。器質性疾患は、子宮筋腫の影響で子宮内膜の範囲が広がって、その範囲の広くなった内膜が剥がれ落ちると経血量が増えることで過多月経になります。また、機能性疾患はホルモンバランスが崩れることによって、黄体ホルモンが過剰に分泌されることがあり、その影響で子宮内膜は厚くなりすぎて経血量が増え過多月経になります。

生理中の匂いを防ぐ方法

デリケートゾーンは汗や汚れが溜まりやすい場所です。通気性をよくして、清潔な状態を保つようにし、洗う時には優しく洗うようにしましょう。生理中のデリケートゾーンの匂いは食生活を整えることで軽減することができます。

清潔な状態を保つ

生理中の匂いはとても気になるものです。これは経血が酸化して匂いが発生するので、まめにナプキンを取り替えることで防ぐことができます。また、デリケートゾーンを清潔に保つことでも、匂いは軽減されます。ウォッシュレットで洗い流したり、ウェットシートで汚れをきれいに拭き取るとよいでしょう。

しかし、デリケートゾーンの皮膚は敏感なので、刺激の少ない赤ちゃん用のウェットシートを使うとよいでしょう。また、ウォッシュレットは排便後に膣を一緒に洗い流すと菌が膣に付着することがあるので注意が必要です。

優しく洗浄する

デリケートゾーンには常在菌があり、石鹸などで洗いすぎると菌のバランスが崩れて、匂いが悪化する場合があります。また、デリケートゾーンは皮膚が薄いので、タオルなどで擦ると皮膚を傷つけてしまいます。市販されているボディーソープはアルカリ性のものが多く、乾燥やかゆみの原因になるので、デリケートゾーン用の石鹸や弱酸性の刺激の少ない石鹸を選んで、優しく手で洗うようにしましょう。

食生活を見直す

体臭は食生活の影響を受けています。生理の匂いも同じように、食事の方よりから起こっていることがあります。赤身肉を食べ過ぎると、体臭がきつくなります。したがって、生理の時の匂いも強くなります。バランスのとれた食事を摂ることで、体臭は予防できます。緑黄色野菜やポリフェノールを含む食品には活性酸素を除去する効果があり、体臭を軽減することができます。また、腸内環境のバランスが崩れると、便秘になり体臭の原因になるので、腸内環境によいヨーグルトなどを食べるようにしましょう。

自分に合う排卵日のおりもの対策をしよう

排卵日のおりものに使う生理用品にはさまざまな種類のものがあります。量が気になる人、匂いが気になる人、長時間トイレにいく暇がない人、個人の状況に合わせて選ぶことができます。購入方法も、手軽に身近のスーパーで買えるものを選んだり、専門店で自分のこだわりのある布ナプキンを選んで買うのもよいでしょう。

排卵日近くは体調も不安定になり、精神的にも不安定になる時期です。生理は女性の一生の中のほとんどの期間、毎月おとずれるものです。その期間を少しでも快適に過ごせるように、自分にあったものを選ぶようにしましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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