2018.08.07

【ホルモンバランスの乱れをチェック】乱れることで起こる症状とは

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最近イライラしたり体調がすぐれないなどの症状で、悩んでいる方はいませんか。この記事では、ホルモンバランスが乱れていないか、自分で確かめる方法やホルモンバランスが乱れると起こる症状、ホルモンバランスを整えるための方法を見ていきます。

体調や心の不調はホルモンバランスの乱れが原因

病気まではいかないけど、体調が悪かったりイライラすることが増えたりと以前と何か違う…。そんなときは、ホルモンバランスが原因かもしれません。

自分のホルモンバランスが、乱れていないかをチェックし、自分の心身の状態を確かめましょう。また、ホルモンバランスが乱れると、どのような症状がでるのかもあわせて知っていきましょう。さらに、乱れていた場合、どうすればホルモンバランスが整うか、改善策についても見ていきましょう。

ホルモンバランスが乱れると起こる症状

ホルモンバランスが乱れると、生理不順、物忘れをする、イライラが増える、不眠や体調不良などのさまざまな症状が現れます。それぞれの症状について、詳しく見ていきましょう。

女性ホルモンが影響する生理不順

女性ホルモンのバランスが乱れることで、起こる症状の一つが「生理不順」です。生理の周期が乱れることは、妊娠や出産にも大きく影響していきます。

正常な生理周期は、25~38日といわれています。10代のうちは体がまだ未熟なので、生理不順の人が多いです。しかし、20代前半には、生理の周期は一定になることが普通ですが、これが不安定な場合は「生理不順」といいます。

生理不順のときは、体の中では「卵子が育つ場所が作られていない」「子宮内膜を作り続け、将来がんになるリスクを高めている」ということが起きています。

物忘れやイライラが増える

女性ホルモンは生理周期を整え、妊娠や出産に備えた体づくりをするだけでなく、脳の健康にも関係しています。したがって、ホルモンバランスが乱れることは、物忘れやイライラが増える原因にもなります。

生理1週間ほど前から、物忘れやイライラなどの症状が見られたら、PMS(月経前症候群)の可能性が高いです。職場などで上司や部下にイライラしたときなど、つい甘いものを食べて、ストレスを発散している人も少なくないでしょう。

しかし、糖分は血糖値を上げて、さらにイライラしてしまい悪循環です。したがって、生理前は甘いものを控えることをおすすめします。

睡眠や消化器官にも影響

女性ホルモンのバランスが乱れると、消化器官がうまく働かなかったり、睡眠障害が起こったりします。消化器官のトラブルとして、口が渇く・消化不良による腹痛・吐き気・食欲不振・胸やけなどが挙げられます。

睡眠障害には、以下の4タイプがあります。

「入眠困難」:布団に横になっても、なかなか寝付けない
「中途覚醒」:朝起きるまでに何度も目が覚める
「早期覚醒」:起きる予定の時間の2時間以上前に目が覚めて、その後眠れない
「熟眠障害」:睡眠時間は十分なのに、熟睡した感じがしない

めまいや頭痛などの体調不良

女性のめまいは、大きく分けて3種類あります。「脳の血液不足によるくらくらとするめまい」・「内耳のトラブルで起こるぐるぐるとするめまい」・「自律神経の乱れによるふわふわとするめまい」です。

ホルモンバランスの乱れで起こるめまいは、「自律神経の乱れによるふわふわとするめまい」です。また、月経前の片頭痛(へんずつう)も、ホルモンバランスが崩れることで起こります。

片頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みで、吐き気が起きる場合もあります。また、光や音に敏感になって、痛みが増してしまいます。

ウェブでできるバランスチェックで確かめてみよう

自分のホルモンバランスが乱れていないかを、チェックしてみましょう。

バファリンルナの女性ホルモンバランスチェック

バファリンルナのサイトで、女性ホルモンのバランスチェックができます。チェック項目は健康(カラダ)編・内面(ココロ編)・美容(キレイ)編以下の項目で分かれています。

チェックの数が6~10個の人は、少しホルモンバランスが乱れているので、生活習慣を見直してみるといいでしょう。また、11個以上チェックがあった人は、ホルモンバランスが乱れているので、要注意です。

【参照元URL:http://www.bufferin.net/lunai/lesson/lesson2.htm

普段の生活から考えるホルモンバランスの乱れチェック

スキンケア大学というサイトで、生活習慣からホルモンランスの乱れのチェックができます。質問事項に「はい」か「いいえ」で答える形式で、全部で12個の質問に答えれば診断してくれます。

女性ホルモンについて研究している、美容研究家の申弘美先生が監修していて、その人に合った生活習慣のアドバイスをしてくれます。

【参照URL:http://www.skincare-univ.com/selfcheck/000087/

年代別・あなたの「女性ホルモン力」判定

年代によってホルモンの状態は違います。「WOMAN SMART」のサイトでは、20代・30代・40代別に質問が用意されており、年齢に合わせたホルモン力がチェックできるようになっています。

チェックをした結果、3つ以上当てはまる場合、20代であれば「女性ホルモンの分泌バランスが乱れている可能性がある」、30代であれば「ホルモンの変動に過敏になっている状態かもしれない」ということです。

【参照URL:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO17306400V00C17A6000000?channel=DF260120166496

簡単にできるホルモンバランスのケア方法

ホルモンバランスを簡単にケアするニつの方法を見ていきましょう。

睡眠をしっかりとる

ホルモンバランスの分泌に必要なのは、質のいい睡眠をとることが大切です。では、質のいい睡眠とはなんでしょうか。質のいい睡眠とは、「夜中に一度も目覚めずに、空腹感とともにすっきりと目覚め、二度寝したいと思わない状態」です。

質のいい睡眠をとるためには、「朝起きて太陽の光を浴びること」と「朝食をきちんと摂る」ことが大切です。このニつを行うことで、体内時計がリセットされ、ホルモンバランスのケアにつながります。また、毎日一定の時間に起きるようにし、休みの日でも、遅くても1時間程度の差にしておきましょう。

ツボ押しやマッサージも効果的

睡眠のほかに、身体のツボ押しやマッサージも効果的です。女性ホルモンを活性化させるツボとして、有名なのが「副腎」のツボで、足裏の真ん中よりななめ右下に位置しています。

また、「三陰交(さんいんこう)」と「関元(かんげん)」も、女性特有の不調を改善してくれます。「三陰交」はくるぶしの内側の一番高いところから、指4本分上がったところにあります。肝臓・腎臓・消火器の働きも助けてくれる効果が期待できます。「関元」はへそから4本分下がったところにあるツボです。下腹部を温め、情緒不安定や女性特有の不調を改善するのに、効果が期待できます。

さらに、女性ホルモンの活性化させるのに役立つマッサージクリームは、身体を温める効果を持つものがおすすめです。身体が温まると、血流やリンパの流れがよくなり、マッサージ効果が大きくなります。クリームを使ってマッサージをしていくと、筋肉も柔らかくなり脂肪も燃焼しやすくなります。

心身ともに健康に過ごすことがホルモンバランスには必要

ホルモンバランスの乱れは、心や体にさまざまな症状を起こす原因となります。病気の引き金にもなりますが、病気ではないので、日々の生活習慣次第で改善していくことができます。

ホルモンバランスをチェックしてみて、一つでも当てはまった人は、睡眠やツボ押し・マッサージなどをぜひ試してみてください。特別なことをする必要はありません。日々のちょっとした習慣を見直すことで、心も体も健康に過ごせるでしょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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