2018.08.07

「射精後に妊娠確率を上げるために」過ごし方のポイントをおさえよう

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妊活の成功率を上げるためには、膣内に射精したあとの過ごし方が大切になってきます。妊活中はできるだけ、体にとってよくないような生活を送ることは避けることが大切です。妊活を成功するために、射精後はどのように過ごせばよいのか見ていきましょう。

射精後の過ごし方で妊娠成功率は変化するのか

妊活において大切になってくるのが、精子が卵子まで到達して受精することです。しかし、膣内に射精した精液の中の精子が、すべて卵子の元までたどり着くわけではありません。そのため、「射精後にどう過ごせば、妊娠の成功率が上がるのか?」といった疑問もあるかもしれませんね。

そこでここでは、射精後の過ごし方で妊娠成功率は変化するのかどうかを、解説したいと思います。参考にしていただき、妊活を成功させましょう。

妊娠確率を上げるための射精後の行動

セックスを行い射精後に気を付けることで、妊娠の成功率を上られます。射精後はどのように過ごせばよいのを解説していきます。

10分間は安静に過ごす

妊娠の確立を上げるために、射精後10分間は安静に過ごしましょう。膣内に射精後、精液に含まれている精子は、卵管を通っていき卵子のもとへ泳いでいきます。

そのため、射精後に激しい運動などを行うと、射精した精液が膣外に流れ出てしまったり、精子が死んでしまったりして、妊娠の確立を下げてしまいます。

精子が流れないように腰を高くする

射精後に、精液に含まれている精子は、卵子に向かって泳いでいき、卵子と結びつこうとします。しかし、体勢によっては、膣内から精液が流れ出てしまい、妊娠確率が下がってしまいます。そのため、精子が流れ出ることを防ぐ工夫を、射精後にすることが大切になってきます。

たとえば射精後、安静にしているときに、腰の下にクッションやタオルを入れて、膣口を下向きにならないようにする。または、膝と膝をくっつけて体育座りのような格好になり、膣口を閉じておくなど。さまざまな工夫を行い、精子が流れ出ないようにすることで、妊娠の確立を上げられます。

うつぶせ寝になる

子宮の形は人によって微妙に違いますが、後ろに傾いた形をしている子宮を「子宮後屈」といい、約20%の女性が子宮後屈だといわれています。子宮後屈の場合は、精子が子宮内に進入することや、卵子の元まで精子が到達することが難しく、妊娠の妨げになりやすいです。

子宮後屈の女性が妊娠の確立を上げるためには、性交後にうつ伏せに寝るようにします。射精後にうつ伏せに寝ることによって、精子が子宮内に進入しやすくなり、卵子の元までたどり着きやすくなるため、妊娠の確立を上げることにつながります。

何度も射精を行う

妊娠の確率が一番高まる時期は、排卵日の前後です。その排卵日前後に、何度か性交渉を行って射精するようにしましょう。

射精を何度も行い、膣内に精子を送り込むことによって、卵子の元まで精子がたどり着く確率が高まるため、妊娠の確立も高まることにつながります。排卵日前後と思われる日に、セックスを行う場合は、できる限り何回も膣内に射精するようにしましょう。

すぐお風呂やシャワーには入らない

射精をしおわったら、すぐにシャワーを浴びたいと思いますが、妊娠の確立を上げるためにはおすすめできません。射精後すぐに、お風呂に入ったりシャワーを浴びたりすると、精子が流れ出てしまうためです。

また、精子は熱に弱いため、精子が流れ出なかったとしても、卵子にたどり着く前に死んでしまう可能性もあります。したがって、膣内に射精後すぐは、お風呂やシャワーは控えるようにしましょう。

妊娠に向けた射精後の注意点

妊娠に向けて妊活を行っている夫婦は多くいますが、射精後に注意するべきことを確認していきましょう。

体を冷やさない

射精後には、体を冷やさないことが大切になってきます。体が冷えて、子宮や卵巣も冷えることによって、働きが鈍くなってしまいます。冷えは血流を悪くしますが、血流が悪いことは妊娠の確立を下げる要因にになるため、体を冷やさないための工夫が必要になってきます。

体を冷やさないように厚着を心がけたり、温かい飲み物を飲むようにして、体を温めるようにします。射精後を含めて、妊活中は体を冷やさないようにしましょう。

お酒やたばこを控える

妊娠中の飲酒や喫煙は、胎児に対して悪影響を及ぼすため、妊娠中は避ける必要があります。また、妊活中にも妊娠の確立を上げるために、飲酒や喫煙を控えましょう。たばこの場合は、たばこに含まれているニコチンや過酸化水素が、血流を悪くしたり体の各器官の老化を進めたりします。

また、過度の飲酒は月経不順に陥りやすく、飲酒や喫煙は不妊の原因になります。禁酒をすることで、過度なストレスになる場合は、少量の飲酒であれば問題はありません。しかし、妊活を行う場合は、夫婦がお互いに喫煙を控えることによって、妊活が成功しやすくなります。

激しい運動はしない

排卵日や月経の周期を知るために、大切なことは基礎体温を測ることです。基礎体温には、高温期と低温気があり、排卵の時期を境に低温期から高温期に代わります。そして、月経を迎えると高温期から低温期に代わります。

基礎体温を測っておくことにより、月経周期がわかりますが、射精後に2週間以上高温期が続いて、月経が来ない場合は、妊娠をしている場合が高いです。妊娠初期は出産に向けて、一番大切な時期になってくるため、妊活が成功したことを見据えて、射精後は激しい運動などを控えるようにしましょう。

妊娠のことばかり考えすぎない

妊活を成功させるにあたって、一番大事なことは、妊娠のことばかりを考えないことです。長い期間、妊活を行い結果がなかなか出てこない夫婦の場合、どうしても考えてしまいます。しかし、妊娠のことばかりを考えて、ストレスをためることもよくありません。

ストレスは、妊娠の結果に関わってくるだけではなく、自身も精神的に疲れてしまいます。妊活中や射精後は、あまり考えすぎずに、リラックスした状態で過ごすことを意識しましょう。

妊娠確定までの期間を穏やかに過ごそう

妊活を成功させるためには、長い期間がかかります。妊娠するためには、精子が卵子まで到達して受精し、受精卵が子宮内膜に着床する必要があります。卵巣から排卵された卵子が受精し、子宮内膜に着床するまでには、約2週間かかります。

射精後は、しばらくは安静にすることはもちろんのこと、妊娠が確定する間は、安静に過ごすことも大切になってきます。妊活中はなるべく穏やかに生活し、妊活を成功させましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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