2018.08.07

生理前と妊娠初期の症状の違いとは。見分けるポイントをチェック

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生理前と妊娠初期はどちらも体に変化が現れます。しかし、症状の見分け方はとても難しく、「妊娠しているのか生理前なのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。今回は、生理前と妊娠初期、それぞれの症状や見分け方を詳しく知りましょう。

生理前と妊娠初期症状の違いを知りたい

「生理前と妊娠初期症状の違いを知りたい」という方は多いでしょう。実は、生理前と妊娠初期症状はとてもよく似ています。生理前に現れるPMSの症状と、妊娠初期症状について詳しくみていきましょう。「今起こっている症状がどちらなのか判断したい」、「それぞれの症状を見分けるポイントが知りたい」という方は、ぜひ参考になさってください。

生理前の症状PMSについて

まずは、生理前の症状PMSについてチェックしていきましょう。

PMSは生理前の不快な症状のこと

PMSとは生理前に現れる不快な症状のこと。その症状はさまざまで、だるさや眠気など100以上の種類があるといわれています。また、期間には個人差がありますが、だいたい生理予定日の二週間前から生理が始まるまでの間にPMSの症状を感じることが多いです。

PMSの具体的な症状

PMSの具体的な症状としては、下記が挙げられます。

肉体的な不調の例

  • むくみ
  • 乳房の痛み
  • 頭痛
  • 便秘もしくは下痢
  • 眠気
  • 肌荒れ

肉体的な不調は、日常生活に支障をきたすことも多いです。毎月生理前になるとPMSの症状が現れて「つらい」と感じる方も多いのではないでしょうか。肉体的な不調があまりにもつらい場合は、鎮痛薬を服用することも一つの手段。また、立っていられないほどの不調を感じる場合は産婦人科の受診をおすすめします。

精神的な不調の例

  • イライラ
  • 無気力
  • 情緒不安定
  • うつ状態など

PMSの症状として現れるのは、肉体的な不調だけではありません。人によっては、精神的な不調が現れることも多いのです。生理前になると「イライラする」、「理由もなく悲しくなる」、「気分が落ち込む」というのは、典型的なPMSの精神的不調。

これらの症状が現れている場合は、決して無理をせずできるだけリラックスしましょう。好きな音楽を聴いたり、軽い運動をするのもリフレッシュになるのでおすすめです。

PMSの原因ははっきりしていない

とてもつらいPMSの症状ですが、実は原因がはっきりしていません。ホルモンバランスの変化が影響していると考えられていますが、根本的な治療方法は確立されていないのです。

そのため、PMSの症状を根本から解消するのは難しく、症状を和らげることしかできません。毎月つらいPMSの症状ですが、過ごし方を工夫したり薬を使用して上手に付き合っていきましょう。

妊娠初期症状について

次は、妊娠初期に現れる症状について確認していきます。

妊娠初期症状の原因について

妊娠初期にさまざまな症状が現れるのは、ホルモンバランスの急激な変化が原因と考えられます。受精卵が子宮内に着床すると黄体ホルモンが大量に分泌され、女性の体は妊娠のための環境へと変化していきます。

妊娠初期症状には、このとき生じる体の変化が大きく関係しているのです。また、妊娠初期症状はPMSと同様、感じ方には個人差があります。

PMSと症状が似ている

PMSと妊娠初期症状は、どちらも女性ホルモンの変化によって現れるもの。そのため、両者の症状はとてもよく似ています。妊娠初期症状もPMSと同様、肉体面や精神面で不調が起こることが多いのです。

たとえば、風邪のような症状・お腹や胸の痛み・便秘・情緒不安定・イライラなどはPMSの症状として現れやすいですが、妊娠初期症状として現れることも多いです。PMSと妊娠初期を症状だけで見分けるのはとても難しいことを覚えておきましょう。

着床出血がある

妊娠初期には着床出血が起こることがあります。着床出血とは受精卵が子宮内膜に着床し、子宮内膜が傷ついたときに生じる出血のこと。すべての妊婦に起こるわけではなく、全体の約2%の人に起こるといわれています。

また、着床出血が起こるのはだいたい生理予定日一週間前~数日前。出血する期間には個人差がありますが、1~3日間のことが多いです。ただし、血の色や出血量にも個人差があるため、着床出血の有無だけで妊娠を確認することは困難です。

妊娠初期症状と生理前の見分け方

最後に、妊娠初期症状と生理前(PMS)の見分け方を解説します。

基礎体温で判断する

毎日基礎体温を計測している場合、体温の変化で判断することが可能です。通常生理前には基礎体温がガクっと下がり低温期に突入しますが、妊娠をしていればそのまま高温期が続きます。

正常な高温期の期間は14日程度。そのため、高温期が15日以上続き生理がこない場合は妊娠の可能性が高くなります。ただし、基礎体温は最低3カ月以上継続して計測しなければ「低温期」、「高温期」、「排卵タイミング」などの正確なデータがわかりません。1カ月間のみのデータでは妊娠を判断できないため、注意しましょう。

妊娠検査薬を使う

もっとも正確に妊娠を判断できるのが妊娠検査薬です。一般的な妊娠検査薬であれば、生理予定日の7日~10日後に判定が可能。尿をかけるだけで、妊娠の有無を判断できます。

また、生理予定日当日に検査ができる早期妊娠検査薬も販売されています。妊娠の可能性があり「できるだけ早く判断したい」という場合は、早期妊娠検査薬を使用することも一つの手段。早期妊娠検査薬は医療用体外診断用医薬品であるため、薬剤師がいるドラッグストアで販売されています。薬剤師がいないドラッグストアでは販売されていないので、注意してくださいね。

着床出血で判断する

妊婦の約2%に起こる着床出血で妊娠を判断するのも手段ですが、あまり正確ではありません。というのも、出血の量や期間・色には個人差があるため「不正出血なのか着床出血なのか」見分けるのが非常に難しいのです。

着床出血の期間は1~3日程度であることが多く、生理期間よりも短いですが、それだけで「着床出血だ」と判断するのは困難です。生理ではない出血が起こった場合、着床出血ではなく不正出血の可能性もあることを覚えておきましょう。

自己判断は難しいので病院での診察が望ましい

生理前のPMSと妊娠初期症状について、両者はとてもよく似ているため自己判断はとても難しいです。妊娠検査薬を使用することも一つの手段ですが、一番正確なのは病院での診察です。「いつものようにPMSの症状があるのに生理がこない」、「妊娠しているかもしれない」という場合は、産婦人科を受診しましょう。

また、あまりにもPMSの症状がひどい場合は、低用量ピルの服用で症状を和らげることも可能です。日常生活に支障がでるほどのPMSにお悩みの方は、一度医師に相談することをおすすめします。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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