2018.08.07

排卵日を計算し妊娠しやすい日を知る。妊活におすすめの計算方法7選

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妊活に励む女性は自分の生理周期を把握することが肝心です。自分の生理周期を知ることで、排卵日や妊娠しやすい日を特定する手掛かりがつかめます。この記事では排卵日を特定するおすすめの方法を7つみていきます。自分合う方法を選んで試してみましょう。

排卵日を正確に知るのは難しい

排卵日が分かれば、妊娠しやすい日を特定することができますが、排卵日を正確に知るには、人それぞれの個人差などにより難しいといわれています。ただし、大体の排卵日と前後数日を予想することは、いくつかの方法によって計算することができます。排卵日を予想して妊娠に役立ててみましょう。

排卵日の計算は妊娠するのに重要

妊娠するためには、排卵日を計算することがポイントですが、排卵日計算で排卵日を予想できたとしてもいつが妊娠に適した日なのか分かりづらいこともあります。排卵日を計算することの重要性を考えてみましょう。

排卵日の前日は妊娠しやすい

排卵日とは、卵巣で育った卵子が受精するために卵胞から1つ排出され、精子と出会うために卵管に下りて来る日をいいます。卵子の寿命は、24時間程度ですがその24時間のうち受精できる時間は、わずか6時間~8時間と言われています。その時間内に卵管で精子と出会うことができれば、受精卵となり子宮に着床して妊娠したことになります。

一方精子の寿命は、最大で1週間程度と言われていますが、1週間すべての日で受精可能という場合ではなく、射精後5時間~6時間かけて受精可能な精子となり、そのまま卵管で生き続け、平均約5日間程度受精可能な精子になります。この間に卵子と受精することができれば受精卵となります。

こういったことから考えても、排卵日前日に性交することで精子が受精可能状態になったころ、卵子が排卵され、数時間の妊娠可能時間に受精する確率が高まることから考えても、排卵前の性交渉が妊娠しやすいといえます。

産み分けの確率が上がる

待ちに待った赤ちゃんだから男でも女でも健康ならそれが一番と、皆さん思われるでしょう。ただし、もし男の子と女の子を、受精する前から生み分けることができれば、生み分けたいと思う方は少なくないでしょう。

生み分ける方法として、排卵日の2日~3日前に受精した場合は女の子、排卵日当日の受精は男の子が生まれやすいといわれています。もともと酸性の子宮内で育った卵子は、排卵を迎えるまで酸性の組織の中で育つため酸性の環境での受精は女の子の細胞が活発で、排卵日を迎えると子宮内からアルカリ性の物質が分泌されるので、排卵日はアルカリ性に強い男の子の細胞が生き残ると言われているからです。

ただし、この産み分け方法は、理論上では産み分け可能だとされていても、女性の身体はデリケートにできているので、ストレスや体調不良などのちょっとした変化により、子宮内の性質が変わったり排卵自体が遅れてしまうことも考えられるため、確実に産み分けるのは難しいといわれています。

妊娠率を上げる排卵日の計算方法

妊娠する確立を上げるためには、排卵日を予測する必要があります。自分の排卵日を知るためには、どんな方法があるのでしょう。排卵日を知るための方法をご紹介しましょう。

定番のオギノ式

産婦人科医の荻野久作医師により考案された方法を、オギノ式と呼んでいます。オギノ式で排卵日を導き出す方法は、個々の生理周期に関係なく、次の生理予定日の12~16日までの5日間のうちに排卵日が来るという考え方になります。

この方法は、生理予定日がはっきり分かっていることが前提なので、生理不順で生理開始日がはっきり分からない場合や、体調の変化で生理開始日が遅れたり早まったりする場合も考えられるため、はっきりした排卵日の予測は難しいと言われています。

基礎体温から割り出す

妊活には必需と言われている、基礎体温から排卵日を割り出す方法もあります。基礎体温で排卵日を予想するためには、毎日朝起きて同じ時間に、身体を動かす前に体温を測る必要があります。

基礎体温から分かることは、生理周期の体温変化により排卵日を割り出す方法です。生理が開始すると体温は低温期に入り排卵日が最大低温期のピークとなり、排卵が終わると同時に体温は高温期になり、次の生理に向けてまた準備段階となります。

この、最低低温日の前日から高温期に移行する約4日間が受精しやすい日、つまり排卵期と呼ばれています。この低温期から高温期に移行する間に受精することで、妊娠する可能性が高くなります。基礎体温は、女性の健康のバロメーターともいわれるので、体調の変化やストレスなどにより、その一連の工程がずれる場合もあります。数か月にわたり基礎体温をつけてグラフなどにすることで、自分の身体の体温の変化を理解することが出来るのでおすすめです。

おりものの変化から予測

生理周期に合わせ、女性の身体ではおりものの変化があります。おりものの分泌量や色、質感により排卵日を予測する方法もあります。生理周期別におりものは排出されていますが、生理中のおりものは生理と混ざることもあり、なかなか気づかない場合もあります。

生理が終わった頃には、水っぽくサラサラした状態で色は、白っぽいものから薄いクリーム色で、卵子が少しずつ育つ間は、おりものも卵子の大きさと共に少しずつ増量し、排卵期に入ると増量したおりものは、透明となり指で触ると粘り気があるものになります。7センチ以上の粘り気がある場合は、排卵が近いといわれています。

おりものの粘り気や量がピークとなった排卵時期から、排卵が終わると共におりものの量が減少し粘り気もなくなり色も透明から白っぽく、匂いがあるものに変化して、次の排卵に向けて生理が起こります。毎日同じ時間に、おりものの変化に注意して確認することで、おりものの変化に気づくことができます。

排卵痛や排卵出血から予測

排卵したときに起こる排卵痛や排卵出血から、排卵日を予測することも可能です。排卵痛は、排卵が起こる前後3日程度、下腹部がチクチクと痛みがあります。これは、排卵する際に卵胞から卵子が飛び出るときに、卵巣に傷がついてチクチクと痛みがあったり、傷による微量の排卵出血があります。

ただし、排卵痛や排卵出血は個人差があり、まったく感じない場合や、痛くて動けない場合、出血の量の違いなどからも、排卵日を特定するのは難しいといわれています。排卵期に腹痛や体調の変化があったとしても、排卵が原因でない場合もあるので、排卵痛からの排卵日の特定は分かりづらいこともあるので、排卵の目安程度にすることが望ましいです。

排卵日予測検査薬を使う

高い確率で排卵日を予測する為には、排卵日検査薬がおすすめです。排卵前に分泌が盛んになるといわれるLHホルモンが、尿に排出されることで検査薬で反応します。

使用方法は、1カ月に1度使用するのでなく、生理予定日の17日程度前から1日1回同じ時間に検査することで、排卵日近くになると陽性反応が出ることで排卵日を特定できます。排卵の陽性反応が出ると通常1日~36時間後に排卵があるので、高い確率で妊娠することができる方法です。

ただし、排卵日検査薬も女性の体調の変化や、ストレスなどのホルモンバランスの乱れなどで陽性にならない場合や、判定しずらい場合もあるので、日頃から健康的な生活を心がけた上で使用することがポイントです。

アプリやインターネットを活用

スマホ保有率が約80%近くに達している現代では、スマホアプリやインターネットを利用した妊活を応援するツールを利用することができます。

アプリやインターネットの妊活プログラムは、排卵日を予測して事前に知らせてくれるサービスのほか、妊活中の身体作りのサポートメニューなどや、男女の赤ちゃんの産み分けのおすすめ日をお知らせしてくれる機能など、様々なサービスがあります。

最終生理開始日や排卵日、出産予定日から妊娠週数の自動計算機能など、夫婦で情報を共有できるので女性から誘いづらい排卵日の性交渉なども、アプリやネットから旦那さんに伝えることができるのでプレッシャーを感じず妊活に励むことができます。

病院で検査をする

排卵日を確実に知りたい場合は、病院での受診がおすすめです。超音波検査やホルモン検査で、卵子が排卵されるまでの卵胞の大きさを測定してもらえるので、確実な排卵日を特定することができます。平均的な卵胞の排卵間近の大きさは、約20mm程度と言われています。

排卵日の測定だけでなく、受診することで女性の身体の変化や、病気の兆候など様々な発見がみつかる場合もあります。病院で医師に相談しながら妊娠に備えることができるので、安心して妊活できる病院での検査をおすすめします。

色々な方法を試し総合的に判断しよう

妊活中は排卵日を特定して性交渉することが望ましいのですが、排卵日を測定するには日頃からの身体の変化など注意することが肝心ですが、それだけでは確実な排卵日が特定できないこともあります。

自己判断だけで排卵方法を探す方法や検査薬、病院での受診など、自分に合った排卵日を特定する方法を試してみることをおすすめします。色々な方法を試してみることで、自分に合う排卵日特定方法が見つかるでしょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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