2018.08.08

「不妊治療が辛い」スピリチュアルな面から考える子供を産むこと

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不妊治療をスタートさせてから日数が経過すると、どうしても「妊娠したい」ということばかり考えてしまいがちです。結果が出ないことに対する漠然としたいら立ちや恐怖、不安感など心の悩みをスピリチュアルな角度から考え、気持ちをリラックスさせましょう。

不妊治療がつらくて落ち込んでいるなら心に余裕を

不妊治療を始めてある程度の期間が経過すると、どうしてもあせりやいら立ちつ気持ちが高まり、落ち込んでしまいがちですね。そんなときには、心にゆとりを持つことが大切です。

スピリチュアル(spiritual)とは、霊的であること、神聖な意味のほかにも、多くの意味を含んでいます。霊的な観点を持ち、さまざまな出来事をとらえる心構えを学んだり、心を落ち着かせるための瞑想をしたりなど、生活の中に取り入れている人も大勢います。

もちろん、データや正しい知識を集めることも、次へのモチベーション維持や、些細なことにも気づける知識を得ることにつながります。しかし、気持ちに余裕が全くない今だからこそ、不妊について科学的な側面ではなく、自分の気持ちに静かに寄り添ってみましょう。

不妊についてのスピリチュアル的な考え方

なぜ妊娠しないのか、どうして子供ができないのか、一生懸命に治療に取り組んでいるのに…。不妊に悩む人の中は、不妊治療が長引くごとに、ネガティブな感情がどんどんたまってしまいがちです。お金をかけて病院に通ったり、パートナーとすれ違いがあったりなど、つらい思いをすることも多いでしょう。

また、自分の体が良くないせいではと、深く傷ついてしまう人もいます。しかし、人間の体は精神と身体、そのどちらも深くかかわりあって成り立っています。心の苦しみを無視せず、どうしてそう思ってしまうのか、今の自分の心に何が起きているのか、魂の面から考えてみることで、不妊に対する精神的な問題を解決することができるかもしれません。

不妊治療の継続が引き起こす悪循環

気持ちの悪循環は、体にも影響を及ぼします。うつ病などの精神疾患にも身体症状があるように、気持ちの落ち込みやストレスは、人間の体にさまざまな形で現れるのです。

不安な気持ちが増大してネガティブになる

「病は気から」という言葉があります。決して無理をするという意味ではなく、たとえば「自分はやはり妊娠できないんだ」「きっと今回も生理が来るんだ」といった、無意識的な部分で考えていることに、体が反応してしまうこともあります。

こうした不安な気持ちはどんどん増えてしまいやすく、自分でもコントロールしにくいものです。しかも、不妊治療中は劇的には状況が変わりづらく、気分の切り替えも非常に難しくなります。こうした状況になると、普通に過ごしたり気分転換をしたりという程度では、ネガティブな気持ちが解決されにくくなってしまいます。

ネガティブな気持ちは波動を壊す要因となる

潜在意識、あるいは魂の近く、心の中などに、ネガティブな気持ちが積み重なって、これまでの経験と組み合わさると、「自分は親として選んでもらえないのではないか?」「自分なんかが親となって幸せになってよいのだろうか」という気持ちにさえなってしまいます。しかもそれは、意識の深いところにあるため、なかなか気づけない気持ちです。

こうした気持ちが「妊娠したい、迎え入れたい」という波動を壊してしまい、不妊治療がうまくいかない要因になっていることもあるのです。

妊娠しない自分を責めないために

ネガティブな気持ちがわいてしまうことや、妊娠しない自分を過剰に責めることはよくありません。今の状況をゆっくりと見つめるためにも、不妊そのものの意味を考えてみましょう。

母になる以外にもやるべきことが存在している

「あの人はもう妊娠したのに」と、不妊中の自分を責めてしまう人もいることでしょう。しかし、不妊中の今は成長するための時間として捉えると、違う視点が見えてきます。妊活目的で勉強することも、自分の体に詳しくなることも、妊活のためだけではない可能性があるからです。

妊活も、普段の生活も、あなた自身がほかの人も自分も認め合いながら、個別の人生を歩むために必要なことです。もしかすれば、その果てに子供を得るかもしれませんし、全く違う人生を歩むかもしれません。今は自身の課題と向き合う期間として、まずはやるべきことを考えてみましょう。

前世の魂のズレや先祖の魂の影響によるもの

子供は「授かりもの」とも表現されます。子供は親の元へ、自分の人生の課題をクリアしながら、学ぶために生まれてきます。そのために、学びが達成できるような親の元へ自然にやってくるのです。子ども側が、まだ出会うタイミングではないとして待っているからこそ、妊娠できないこともあります。

また、生まれてくる予定の子供と自分の間に、全く縁がないこともあります。魂同士が出会ったことがない場合、めぐり逢いはとても難しいとされます。子宝神社などに参拝して、何らかの形で新たな縁を取り持ってもらうことで、子宝を授かる人もいるのはこのためです。

スピリチュアルで気持ちに余裕を作る

スピリチュアルな気持ちを、実践的な方法で作り出すことで、余裕を得ることもできます。

他人と比較せずに今の人生を楽しむ

子供が欲しい、不妊治療を受けたい、そう思ったときの感情を覚えていますか。子供がいないと不幸せ、と、思い込んでいる人もいるかもしれません。子供がいない人生は、果たして不幸でしょうか。幸せの形は人それぞれであり、不妊治療のペースを他人と比較せず、今の自分を受け止めてみましょう。

「不妊治療がうまくいかなくてつらいんだ」と認めてあげるだけでも、今の人生を見つめるきっかけになります。そのつらい気持ちや悲しい気持ちは、あなただけのものです。他の誰がどうということを、気にする必要はなにもありません。

無意識な自己暗示を開放して視点を変える

妊活のことばかりをずっと考えてしまうことは、気持ち的にもつらいことです。しかし、それがやめられないとなってしまうと、心の根深い部分の視点を変えることは、簡単なことではありません。心が妊活にとらわれてしまった状態では、本当に大切なことを忘れてしまう恐れがあります。

人は一人では生きて行けず、自分が生まれるまでにもたくさんの人の努力や協力があり、奇跡のような確率で個々の人生が成り立っています。そのことをもう一度思い出して、妊娠することだけがすべてだと思わず、自分の身の回りに何が起きているか、見つめなおしてみましょう。

妊娠後のメリットばかりに期待を過大しない

人の命はコントロールできるものではないことは、分かってはいても「男の子(女の子)が欲しい」「生まれたらこんなことをさせよう」「子供が生まれてくれさえすれば人生は安泰だ」「子供が生まれれば何かがきっと変わる」など、勝手に子供に期待を寄せていませんか。

人が生まれるということは、とても大変なことです。それは、母親の体への負担ということばかりではなく、子供にとっても厳しい世の中へ生まれて、課題をクリアする覚悟を持って宿ります。妊娠後のメリットばかりを考えている人は、子供を産むこと、親になることをもう一度見つめなおしてみましょう。

スピリチュアルを上手に利用してパワーにしよう

根幹の部分に関わるスピリチュアルなことは、例えば深呼吸など「毎日でも気軽に挑戦できる内容」もあれば、もっと長い時間をかけて、少しずつ取り組むこともあります。しかし、スピリチュアル的な考え方を上手に活用することは、妊活中には大切なことです。

ネガティブな気持ちのまま、子供が生まれるという幸せなタイミングを願い続けるということは、生まれてくる子供にも、あなた自身や家族にとっても、あまり幸運なことではありません。そうしたネガティブな気持ちを切り替え、心を穏やかにする工夫を少しずつ行っていきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。