2018.08.08

「射精を正しい仕方で行う重要性」間違ったオナニーは不妊の原因に

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多くの男性が行うオナニーですが、正しいオナニーを行わないと将来、妊活を行うときにさまざまな影響があり、妊活がうまくいかない原因を作ってしまう可能性があります。正しいオナニーで射精をするためには、どのように行えばよいのかをお伝えします。

正しい射精の仕方って?

ほとんどの男性が一度は経験する、自分の手などを使って射精へ導くオナニー。しかし、正しい射精の仕方がわからないという人もいるかもしれませんね。

実は、手を使って強い刺激を与えたり、ものを使って強い刺激を陰茎に与えると、傷つくだけではなく、通常の性交で満足できなくなってしまいます。その結果、上手く膣内に射精ができず不妊の原因にもつながってきます。

この記事では、オナニーの正しいやり方や、間違った方法でオナニーをすると、どのような弊害が生まれるのかをお伝えしますので、しっかりと理解してから行いましょう。

射精の仕組み

射精障害が起こらないようにするための正しいオナニーのやり方の前に、まずは射精の仕組みから押さえていきます。

射精は反射の一種

射精は神経反射の一つです。神経反射である射精は、交感神経によって制御されており、腰椎にある射精中枢から射精に関わる筋肉へ、指令が伝わることによって射精が行われます。

反射とは、自分の意思ではコントロールができない反応のため、反射の一つである射精も、自分の意志でコントロールできない一面を持っています。

一定時間の刺激で射精する

射精をするためには、一定時間の刺激が必要になってきます。反射の一種である射精は、強い刺激を与えると起こるものではなく、一定時間同じ強さの刺激が、ペニスに対して与えられることによって起こります。

一定時間、ペニスが刺激されると、射精中枢から射精に関わる筋肉に指令が伝わることによって、射精が行われます。

物理的刺激がなくとも射精できる

射精は、物理的な刺激をペニスに与えなくても起こります。思春期の男の子によくみられる夢精は、その中の一つで、睡眠中に性的な夢を見て興奮し、射精に至る現象のことをいいます。

また、ペニスを刺激することなく、催眠効果のある音声を聞くことによって、射精することも可能です。

射精は筋肉の働きで起こる

勃起自体は、血液の働きによって起こりますが、射精はたくさんの筋肉が制御されて起こります。ペニスに対して刺激を与え続けると、射精中枢から射精に関わる筋肉に指令が送られ、それによって射精に関わる筋肉が動いて射精が起こります。

射精に関わる筋肉には、内尿道括約筋、外尿道括約筋、前立腺の平滑筋、球海綿体筋といったものがあります。これらの筋肉が、射精中枢の指令によって、制御されて働くことにより射精が起こります。

間違ったオナニーで起こる射精障害の種類

ここでは、間違った方法によるオナニーによって起こる、射精障害についてみていきます。間違ったオナニーを続けていくと、どのような射精障害を引き起こすのでしょうか。

早漏のケース

間違ったオナニーを続けていると、早漏を起こしやすくなります。少しの刺激で射精してしまうことを「早漏」といい、挿入前に手で触っただけで射精してしまうこともあるため、不妊の原因にもなりやすいです。

早漏の原因には4つあり、セックスの不安からくる心理的要因や、ペニスの感じやすさによるもの、包茎によって亀頭が敏感になっていることが原因によるもの、加齢によって射精をコントロールする筋力が、衰えることによっておこるものがあります。

そのうち、ペニスの感じやすさによるものと、包茎によって亀頭が敏感になっていることによるものは、正しいオナニーを行って、刺激になれることで改善することが可能です。

遅漏のケース

間違ったオナニーを続けると、早漏だけではなく、逆に刺激をしても射精ができない「遅漏」になることもあります。遅漏は、強い刺激をペニスに与えて行うことによって、通常の性交時に膣圧による刺激では、満足ではなくなってしまい起こります。

そのため、オナニーを行う際は、強い刺激を与え過ぎないことが大切です。オナニーを行うときは、利き手ではない手でペニスをしごいたり、オナホールなどを有効活用するようにしましょう。

膣内射精障害のケース

間違ったオナニーを続けていると、女性の膣内で射精できなくなる「膣内射精障害」が起こる場合があります。膣内射精障害とは、普段のオナニーでペニスが強い刺激に慣れることによって、生身の女性の膣圧による刺激では、満足することができなくなってしまい、膣内にうまく射精できなくなる障害です。

膣内に上手く射精ができなくなってしまうため、不妊の原因にもなってしまいます。

勃起不全のケース

間違ったオナニーを続けていると、勃起不全になるリスクが高まります。勃起不全とは、オナニーを行うときは普通に勃起しますが、パートナーとのセックスを行うときは勃起しなかったり、勃起したとしても、セックス中に勃起がおさまってしまったりする症状のことです。

勃起不全になってしまうと、膣内に射精することができず、男性側の原因で不妊になってしまいます。

正しいオナニーの仕方

正しいオナニーを行わないと、勃起不全や膣内射精障害といった障害を引き起こし、不妊の原因にもつながっていきます。では、正しいオナニーとはどのように行うのでしょうか。

刺激するのにオナホールを使う

正しいオナニーとして、一番のおすすめはオナホールを使うことです。オナホールは、樹脂で女性の膣内を模して作られたもので、膣圧も再現されているため、セックスを行ったときと近い刺激を感じられます。オナホールを使うときは、必ずローションを使って、滑りをよくしてから使うようにします。

オナホールを使うときに、ローションを使わないと滑りが悪く、適切な強さで刺激ができないため、必ず使うようにしましょう。繰り返し使えるものは、しっかりと洗浄と乾燥を行い、清潔な状態を保って保存することが大切です。

リラックスを心がける

射精は交感神経が深くかかわっており、リラックスした状態で行うことが大切です。射精には自律神経が関わっており、勃起は副交感神経が優位のときに起こる現象で、射精は交感神経により起こる現象です。副交感神経はリラックスしているときに働くため、リラックスできていないと勃起が続かず、射精まで行きにくくなります。

そのためオナニーを行うときには、イライラしたりなど興奮している状況で行うことはなるべく避け、リラックスしてオナニーをすることを心がけましょう。

リラックスできる体勢でする

心の落ち着いた、リラックスした状態でオナニーをすることが大切ですが、リラックスできる体勢でオナニーを行うことも、大切になってきます。なぜなら、リラックスした副交感神経が、優位な状態で勃起が起こるためです。

リラックスできる体勢とは、あぐらをかいた体勢か、仰向けで足を軽く曲げた体勢です。オナニーを行うときは、心身ともにリラックスできる環境を心がけましょう。

弱い力でペニスをしごく

オナニーをするときに、ペニスに強い刺激を与えることは厳禁です。強い刺激を与えてオナニーを行うと、ペニスを傷つけるだけではなく、強い刺激に慣れてしまい、通常の性交による刺激では満足できず、遅漏や膣内射精障害などの原因になってしまいます。

弱い力でペニスをしごくために、利き手ではないもう片方の手でしごいたり、親指と人差し指のみでしごいたりと、弱い力でしごくための工夫を心がけましょう。

正しいオナニーをして妊活にも役立てよう

刺激の強いオナニーを行うと、遅漏れ勃起不全の原因になります。また、それらは膣内にうまく射精できないということにもつながってきます。そのため、なかなか妊娠ができずにいる妊活中の夫婦にとっては、大きな問題になってきます。

正しいオナニーで大切になってくることは、心身ともにリラックスした状態で、膣の形と膣圧を再現した「オナホール」をなどを使って、あまり強い刺激をペニスに対して与えないことが大切です。

また、射精を定期的に行うことによって、精液の中の精子が常に新しい精子になり、卵子のもとへたどり着きやすくなります。それにより、妊娠に結びつきやすくなるため、定期的に正しいやり方でオナニーを行い、射精をすることは、妊活の準備として重要です。正しい方法でオナニーを行い、妊活に役立てましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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