2018.08.08

着床出血したのに妊娠検査薬が陰性になる。その理由とタイミング

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妊娠の超初期症状といわれる着床出血。妊娠を望む女性は一刻も早く確かめたくなってしまいますよね。しかし着床出血があっても必ず陽性反応が出る訳ではないんです。着床出血や妊娠検査薬の正しい使い方を知ってより良い妊活ライフを過ごしましょう。

着床出血と妊娠の関係

着床すると、受精卵は4日程かけて子宮内膜の奥深くに潜り込むといわれています。この際に子宮内膜が傷つき出血することがありますが、これを「着床出血」といいます。着床出血は、妊娠超初期に見られる現象の一つで生理予定日の1週間前?生理予定日にみられます。

妊娠を心待ちにしている人は、出血があったらすぐにでも確かめたくなってしまうかもしれません。しかし、出血があっても妊娠検査薬の結果は、陰性を示す場合があります。一体どうしてなのか確認していきましょう。

着床出血が起こる確率は低い

妊娠の超初期症状として起こりうる着床出血ですが、実は体験する人はとても少ないようです。一部データによると、着床出血が見られる人は妊娠した人の中でも2~25%ほどの人に起こるといわれており、症状がある人の方が稀であるといえます。着床出血が起こらなかったからといって妊娠していないとは断定できないでしょう。

個人で妊娠の検査をする方法として、妊娠検査薬を活用するという方法があります。尿をかけるだけで検査が出来る便利な道具ですが、着床出血があったとしても陰性になってしまう事もあるので注意が必要です。

着床出血で妊娠検査薬が陰性になる要因

着床出血のような出血があったとしても、妊娠検査薬が陰性になる場合があります。それには様々な要因が含まれますが、主な理由は下記のようなことが考えられます。

ホルモンバランスが崩れている場合

妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCGホルモンの濃度を測るものですが、ごく稀にホルモンバランスの崩れによりこのホルモンの分泌が少なくなってしまう場合があります。また、不妊治療でhCGホルモンの数値を上げるような治療をしている方は、妊娠していなくても妊娠検査薬が陽性になる場合があります。

妊娠検査薬の反応物質hCGの濃度が足らない

先に述べたように、ホルモンバランス等の乱れによりhCGホルモンの分泌が少量だと妊娠検査薬が陰性になってしまいます。また、検査のタイミングが早すぎると尿中のホルモンが判断基準の濃度に達せずに陰性となってしまうことがあります。

生理予測日がズレていた場合

妊娠検査薬を使用するタイミングは一般的な検査薬で生理開始予定日の1週間後、早いものでも生理予定日前後となります。これよりも早く検査をしてもhCGホルモンが検知されず検査結果は陰性となります。もし着床出血をしていたとしても、生理予測日のズレにより妊娠検査薬を使用するタイミングを間違えると、その検査は無効となってしまうのです。

生理の出血だった場合

着床出血は生理予定日の1週間前?直前に起こるので、よく生理の出血を着床出血と間違えてしまうケースもあるようです。着床出血と生理の違いは、基礎体温で判別します。

もしも生理前?生理予定日のタイミングで出血があり、そしてそれが着床出血だった場合は、体は妊娠状態を維持していかなくてはならないため体温は上昇したままになります。逆に高温期が続かず基礎体温が下がってしまったら、その出血は生理の可能性が高いです。

また、個人差がありますが着床出血はほんの一時期、少量の出血を伴うケースが多く、3日以上出血するようならほぼ生理と考えていいでしょう。

不正出血だった場合

上記の理由以外で出血をしたけど陰性だった場合、それは不正出血の可能性が高いです。不正出血だった場合、子宮ガンや子宮筋腫、子宮内膜炎等の様々な病気が隠れている可能性があります。もし妊娠以外の不正出血だと判明した場合はなるべく早くに病院に受診することをお勧めします。

妊娠検査薬の仕組と使用するタイミング

妊娠検査薬は適切なタイミングに使用すれば個人でも妊娠の判断が可能ですが、間違ったタイミングで使用すると意味がありません。ここでは妊娠検査薬が妊娠を判断する仕組みと正しい使用タイミングを見て見ましょう。

ホルモン量に応じて反応する妊娠検査薬の仕組

女性の体は妊娠をすると子宮内膜からhCGホルモンという物質を分泌します。妊娠検査薬はこのhCGホルモンが尿中にどの位混ざっているか濃度を測定することで妊娠を判断します。

検査薬がうまく反応するタイミング

妊娠検査薬がうまく反応するタイミングとしては、通常タイプの検査薬だと生理予定日のおよそ一週間後以降、早期検査タイプのものだと生理予定日以降だといわれています。hCGホルモンは着床してから徐々に分泌量が増加していきますが、検査薬に反応する量になるには個人差があります。

早い時期から検査する、いわゆる「フライング検査」をして反応が得られる人もいますが、確実な反応を得たいのなら、上記のタイミングで検査をした方が無難といえます。

情報に振り回されず自分に合った妊活を

生理前の出血には着床出血の他にも様々な要因があります。また妊娠検査薬のタイミングや結果についても、個人差があるようです。インターネットや書籍、様々な人達の口コミ等、世の中を見渡せば沢山の情報が溢れていますが、一概にどの情報が正しいとはいえません。

大切なことは、それらの情報を参考にしつつ、しっかり医師の判断やアドバイスをもとに、無理のない自分に合った妊活ライフを送ることだとおもいます。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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