妊活の悩みは人に相談しにくいものなので、皆さん色々情報を調べると思います。
しかし、いろいろ調べてもどれが本当に正しいのか、分からないことも多いですよね。
ベストなタイミングや回数、禁欲には効果があるのかなど、本当に知りたかったことをまとめました。
一般的な日本人の仲良し回数は週に2~3回といわれます。
いつまでも恋人同士、新婚のときのように仲良しをしているカップルは、少なくなっているのが現状です。
生活環境や家庭環境などいろいろな背景があり、時間をとれなかったり体や心に余裕がなくなっているのも原因です。
なかなか妊娠しないことへの不安や焦り、悩むことでストレスも溜まり、排卵のタイミングスケジュール通りにおこなってもうまくいかないこともあります。
喜びや楽しみ満足感を忘れることなく、苦痛を減らして仲良くする機会を増やしていきましょう。
毎日のように仲良しをしていたり、1~2日おきに仲良くしている夫婦は妊娠の可能性が高くなります。
常に受精待ちしている新鮮な精子が、女性の卵管内にいる状態なのでいつ排卵をしても受精しやすいのです。
精子には寿命があります。
放出された精子の寿命がくる前に新鮮な精子が送り込まれるというのは理想的な形です。
注意したいのは、卵子と精子が出会うからといって「必ず着床するものではない」ことも理解しておきましょう。
体の問題や、卵子と精子のタイミングもあります。
しかし出会う回数が増えれば妊娠の可能性が高くなるのも事実です。
週4回の仲良しは、ほぼ2日に1回です。
男女ともに愛し合い楽しめる仲良しはよいのですが、妊活という言葉で縛りを作ってしまうと、途端に責任や重圧というものに変化していきます。
妊活目的でないカップルでも頻度が少ないのです。
責任重圧を感じながらの仲良しに、なかなか気持ちと体が向きにくいのであれば、やはり適切なタイミングを狙うことが重要になってきます。
注意したいのは排卵日であっても妊娠できる確率は20%前後しかないのです。
妊娠しやすい体質やそうでない人もいます。
必ず夜に排卵がくるというものでもありません。
病院でより正確な排卵のタイミングをみてもらうと近道になることもあります。
仲良しの回数と妊娠の確立を調べた研究所の発表によると、毎日の仲良しでは1周期の妊娠の確立は37%です。
毎日仲良しをした夫婦の妊娠確率は、週1日しか仲良ししない夫婦の約2.5倍にもなります。
排卵日や排卵時間は正確に予測できるものではないので、受精できる運はタイミングにかかってきます。
それならば回数が多いほうが当たる確率も高いというのは当たり前です。
上記の研究所の発表によると、週4の仲良しでは1周期の妊娠の確立は33%になります。
1日おきの仲良しということになります。
仕事をしているとそれも難しいという方も少ないかもしれません。
毎日や1日おきに仲良しできる夫婦は、それ自体にストレスもなくホルモンバランスや体調がいいことと、頻繁に射精するので精子の質があがることも妊娠率の高さに貢献しているようです。
女性のホルモンバランスは精神状態にも大きく影響するので、今週は何回だったなどと不安になるよりも、日頃のスキンシップを増やし自然と進めるほうが心と体にもいいでしょう。
週1の仲良しでは、1周期の妊娠の確立は15%ほどになります。
明らかに仲良しの回数と妊娠の可能性は比例しています。
男性の仕事での慢性的な疲れによる仲良し回数の減少には、サプリメントなどでパワーチャージもおすすめです。
慢性的な疲れは活性酸素を増やすといわれ、男性にとって活性酸素は大敵です。
抗酸化力の低下は体力の低下にもつながるため、ビタミンC.D.Eなどの抗酸化力を高めるサプリメントはおすすめのものになります。
ほかにも亜鉛、マカが抗酸化力をあげます。
特に亜鉛は精子の数も増やし運動量もあげるとされており、適度な休憩とサプリメントの摂取で仕事も夫婦仲もパワーアップしたいものです。
仲良しのタイミングは妊娠の確率に一番影響します。
妊娠の可能性は1周期のうち6日間あります。
そのうち排卵日の2日前と排卵の前日、排卵当日が妊娠の可能性が高くなるのです。
排卵後は元気な精子が残っている可能性はあっても、排卵後なので妊娠の可能性は低いので要注意です。
毎日仲良しをすると、妊娠の可能性は確かにあがります。
しかし毎日というのは、生活しているなかで難しいことかもしれません。
お互いの気持ちや心のモチベーション、仕事や人間関係で疲れ切っているなかで、作業として仲良しをするのは淋しいものです。
お互いを思いやりながら、楽しい時間とするならばタイミングをみて狙い撃ちするのがおすすめです。
タイミング法をおこない、最も妊娠しやすいのは排卵日の2日前の仲良しです。
子宮内で精子がしっかりと待ち伏せをしている状態なため、排卵がいつきても受精しやすいでしょう。
しかし排卵にも「ずれ」はあるので、基礎体温だけでチェックしている方は、病院でこの日というタイミングを教えてもらうのもよいでしょう。
精子が膣から子宮に到着するまでに、一定の時間が必要となるので、排卵日前にタイミングをとるのが理想的なのです。
卵子の寿命は放出後約24時間です。
それ以上経過してしまうと妊娠の可能性が低くなります。
卵子が排卵日に放出された時点で、精子が待ち伏せしている2日前が理想的であり、寿命が3日の精子も存在するので排卵日2日前が一番望ましいタイミングだといえます。
人間の体は完璧ではありません。
いつもピッタリ生理がくる方も排卵日は少し前後し、ずれる可能性があります。
それをふまえると排卵日の3~1日前後を含めて、その間にどれだけ仲良しできるかが、タイミング法を成功させるポイントとなります。
排卵日3日前だと思っていたら、実は排卵日前日であったり排卵日の特定はとても重要なことです。
3日前と1日前では妊娠の可能性は大きく異なります。
クリニックなどで正確な排卵日を知ることも大切です。
排卵3日前でも妊娠できる理由は、精子の寿命の長さです。
精子の寿命は3~7日程度なのですが、個人差も関係してきます。
寿命の短い精子の場合は3日前では妊娠の確率はさがります。
やはり理想的なのは2~1日前といえるでしょう。
精子の寿命は一般的に3~5日程度です。
排卵というのは卵巣内のたくさんある卵子が1つだけ卵管に飛びだすことです。
飛びだした卵子はたった1日の寿命しかありません。
その間に精子に出会わなければならないのです。
長くとも排卵日の5日前から仲良しをして、寿命のある精子に卵管で待ち伏せをしておいてもらいましょう。
排卵日の5~1日前に仲良しをするということは、結果的には1日置きの仲良しが望ましいです。
精子は卵子より受精の可能時間は長く、射精後から5~6時間で精子の待合室にたどり着きます。
そこで受精可能機能を獲得して卵子を待ちます。
48時間ほどで徐々に老化していくものです。
卵子は排卵の6時間後には老化を始めます。
この特徴からも妊娠するためには「排卵が始まる前に精子が待機している」というのが理想的といえるのです。
一般的には5回のタイミング指導で9割の人が妊娠すると考えられています。
若い夫婦なら問題ないかもしれません。
しかし35歳以上の夫婦では3回位のタイミング指導ののちに不妊外来を検討してもいいでしょう。
もちろん禁煙すること、1日2杯以上のアルコールを摂取しない、過度のカフェインの摂取をしない、身体を温める冷えない体質作り、肥満ややせ過ぎもホルモンバランスを乱すため、そういった面でも注意をしながら妊活をすすめましょう。
タイミング法の成功率をあげるには、排卵日を正確に知るために基礎体温をつけることです。
基礎体温をつけても本で見るような、綺麗なグラフになることは少ないですが、低温期と高温期が分かれば自分の月経周期を知ることはできます。
普通の温度計ではなく基礎体温計を使うこと。
毎朝目覚めて行動する前に布団の中で測ること。
手書きの表や、最近ではアプリでも多くグラフ化できるので利用するのもおすすめです。
グラフ化した基礎体温を見たときに「体温がグッと、さがった日が排卵日」といわれますが、必ずそうとは限りません。
妊娠しやすいのは排卵日以前であり、当日ではないので体温がさがった日ではもう遅いのです。
だいたいの体のリズムがつかめればよいと考えるのが理想的です。
そうすれば排卵日が近づいているなと感じたころに病院へ行き、医師によるエコー検査で正確な排卵時期を教えてもらえます。
妊活中の生理の訪れは悲しい日となることが多いですし、また1カ月先延ばしになったと心が折れることもあります。
しかしストレスを感じることは妊活中にはとてもマイナスの要素となります。
生理がきた日はリセット日としましょう。
逆の発想で楽しみましょう。
妊娠中にはできないことを思い切り楽しむ日にしてしまうのです。
思い切って我慢していた晩酌を楽しんでみたり、アクティブに体を動かして新しいスポーツや山登りに挑戦してみたり、たくさん体を動かすのも気持ちがいいものです。
リセット日から3日までなら食べたいものを食べ、少しくらい自分を甘やかしても大丈夫です。
頑張った自分にご褒美で温泉旅行にでかけるのもよいでしょう。
毎日仲良しをしていると、精子が薄くなり数も減ってしまい「妊娠が難しくなる」という話を耳にすることは多いです。
それにより男性に禁欲をお願いすることがありますが、これは逆効果です。
男性の禁欲は短いほどいいそうで、長くても5日までとしましょう。
それ以上長く禁欲をするほうが逆に精子の数が減るということが明らかになっています。
禁欲期間が長いと精子の質が悪くなってきます。
頻繁に射精をしていなければ、質のよいフレッシュな精子がだんだんと古くなります。
精子が劣化するということです。
4日以上禁欲した精子のDNAの損傷率は高まり、運動率は低くなるという研究結果もあります。
男性の禁欲が妊娠率を高めるという誤った情報で妊娠の可能性がさがってはいけないので、十分に気をつけたいです。
ある調査報告では、毎日1万人もの男性に射精してもらい調べたところ、精子の運動量も元気な精子の数も「大きな変化がなく精子が減少することはない」という結果がでています。
精子はだいたい3日で満タンになります。
そして古い精子は分解されて新しい精子を作り始めます。
しかし禁欲をして精子を満タンのままにしておくことで、新しい元気な精子をつくるスピードは格段にさがるのです。
さらに新しい精子の生産は滞ってしまい、古い精子がたくさん残り続けるのです。
精子は作られてから時間が経つにつれ、どんどん運動能力が低下していくのです。
禁欲で力をなくした精子が妊娠の可能性をあげるとは決していえません。
精子の数や運動量ともに正常な男性であれば、毎日射精をおこなっていても1万匹近くの精子が確認されたとの報告もあります。
つまり精子の質や量ともに禁欲をしても損をするだけで妊娠の可能性において変化はないという事です。
最近の研究では頻繁に射精をしたほうが、新鮮な精子が増え精子の質もあがっているとの発表もあります。
可能であれば1日1回の射精をすることが望ましく、結果的に妊娠率をあげます。
毎日射精をすると精子の数が減るという誤った情報もありますが、減るとしてもそれは精液の量であり、精子の数は禁欲0日であっても大きく変化はしません。
タイミング法後に精子を流れにくくするために、足をあげて待っているいる方も多いです。
射精後にティッシュペーパーを当てて、精子がでてこないようにし、お尻の下に枕やクッションを置いて腰を位置を高くする方法です。
試された方も多いかもしれません。
精子が子宮に向かい進むスピードは、10秒間で1ミリ程度といわれます。
子宮の入り口から卵管の端までを24cmくらいとすると、だいたい40分くらいで卵管に到着する計算になります。
さらにそこから卵管を通り卵子と出会うまでに1時間はかかるといわれています。
人工受精後でも診察台の上で腰を少しあげて15分ほど休憩をするようにいわれます。
そう考えるとタイミング法の場合でも15分は高くしておくのがいいでしょう。
タイミング法後に足腰を高くする必要はないという医師もいます。
あまり神経質にならずに、高くして動かない時間があるほうが効果がある気がするなという気持ちで向き合いましょう。
タイミング法で仲良しの後そのまま眠る方もいますが、汗を流したくなったり衛生的にも落ち着かないものです。
また出てくる精子をそのままにしておくのも抵抗があるでしょう。
仲良し後にトイレに行ったときや、下着に精子がたくさんでてきてしまい不安になった方もいるでしょう。
基本的に精子はほとんどが分泌液であり、その分泌液に守られて一緒に放出されているのです。
その分泌液が多い精子が流れでてきても、そのときにはすでに受精に必要な量の精子は子宮に向かい進んでいくので問題はありません。
仲良し後はシャワーのみではなく、湯船に浸かることも大丈夫だと医師は公言されています。
注意すべきは、膣の中はやたらと洗わないほうがいいことです。
膣の中には細菌感染から守ってくれる善玉菌がたくさんいます。
それを洗い流してしまうことになるので、妊娠の可能性というより体調を崩しかねません。
妊活において大切なのは、仲良し前にしっかりと湯船に浸かり体を温めることです。
あまり熱くないお湯にゆっくりと浸かり体の芯から温めることで妊娠の確率もあがりやすくなります。
妊活という作業になってしまうと、お互いに責任や重圧を感じてしまうこともあります。
妊活だから、妊娠しなくてはと構えるのではなく、ゆったりとした気持ちでいると逆にすんなり妊娠するといった話をよく耳にします。
妊活にストレスを感じたら、2人で話し合い少し休むのも赤ちゃんを迎える大切な準備です。
リフレッシュしてまた気楽にスキンシップがとり合えるようになれば、2人の間の温度差も埋まり、心も体もまた距離が縮まるでしょう。
プレッシャーに追われた2人よりも、笑顔の2人のもとに赤ちゃんはやってくるのです。