赤ちゃんが欲しいと妊活していたカップルにとって、やっとできた赤ちゃんは、かけがえのない存在です。
その大切な赤ちゃんの命を守るために、流産を予防する生活習慣というものを、ぜひ覚えておきましょう。
流産の可能性を少しでも抑える努力が、後々の幸せな家庭を築くことにつながります。
妊娠中の方はもちろん、妊活中の方にも、ぜひ、流産を予防する生活習慣を身に着けておきましょう。
妊娠初期の流産の原因が、胎児側の成長異常にあるため、残念ながら絶対に流産を予防できるという方法はありません。
でも、日常生活において、できるかぎり予防する方法はあります。
赤ちゃんが子宮の中で安心して過ごすためには、赤ちゃんの命綱となる胎盤が安定することが大切です。
胎盤が安定する妊娠16週に入るまでは、できるだけ安静にしておきましょう。
つわりがひどく、家事がつらいと感じるときには、遠慮せずに家族に頼りましょう。
無理をせずにリラックスすることは、おなかの赤ちゃんのためにも大事なことです。
バランスの良い食生活をすることは、おなかの赤ちゃんにも影響します。
とくに摂取すべき栄養素は、赤ちゃんの細胞の発達を促す「葉酸」で、ブロッコリーやキウイフルーツに多く含まれています。
黄体ホルモンを活性化させる「タンパク質」や「カルシウム」(タマゴ、牛乳など)も、積極的に摂取しましょう。
レバーやホウレンソウに多く含まれる「鉄分」、野菜や海藻類に含まれている「食物繊維」も、便秘解消などに効果があり、毎日の食事に気を付けることで、赤ちゃんが健康に育つ体内環境を整えることにつながります。
妊娠初期の流産の多くは、少量の不正出血やお腹の張り、腹痛などの症状がみられ、病院を受診してみたら胎児の心拍が確認できなかったというケースです。
妊娠初期の胎児は非常に小さいため、その出血が流産であることが気づかないこともあります。
とくに妊娠1か月は、妊娠の自覚もほとんどない時期で、基礎体温をつけていなければ、妊娠したかどうかさえ気づかない方がほとんどです。
この時点では、特に痛みも感じないため、いつの間にか流産していたということも珍しくありません。
流産の症状には個人差がありますが、不正出血、腹痛やおなかの張りなどが続くようでしたら、早めに産婦人科で診てもらいましょう。
流産は次のような種類があり、それぞれの手術や治療法があります。
残念ながら、妊娠初期に絶対に流産を予防できるという方法はありません。
しかし、日々の生活習慣を改善するだけでも、できるかぎり流産を予防をすることはできます。
現代の生活スタイルを振り返ってみると、オフィスでは座ったまま、あるいは立ったままの姿勢を続けることが多く、ハイヒールや薄着による血行障害も増えています。
また過剰な冷暖房で自律神経のバランスが崩れるなど、子宮や卵巣の活性化にはマイナスとなる生活パターンが多く見受けられます。
日頃からウォーキングやストレッチなどの運動によって血流を促し、妊娠、出産に適した身体作りをすることが大切です。
まずは、ご自分の生活パターンを見直し、改善していくことが、何よりの流産予防となるのです。