これから体外受精をはじめようか迷っていると、色々不安がありますよね。
そういう時は、既に経験している先輩の体験や感想を参考にするのが一番!
体外受精を実際に受けている人のブログを読んでみると、何歳ぐらいから治療を始めているのか、実際どんな治療を受けているのか、その人の目線から得た情報を知ることができます。
この記事では体外受精について書かれたおすすめのブログを、20代・30代・40代と年代別にピックアップしてご紹介します。
体外受精をはじめ不妊治療を実際に行っている人と会話することで、お互いの治療内容を知ることができたり、どのくらい治療を続けているのか分かったり、お互いに悩みや疑問を明かしあえるというメリットがあります。
ですが、実際に顔を合わせて話す機会は、なかなか得られませんよね。
そこでおすすめなのが、体外受精について書いているブログです。
治療経過や書いている人の感情、仕事に対する意識など、さまざまな側面から体外受精のリアルを知ることができます。
この記事では20代、30代、40代と年代別におすすめのブログを3つずつお伝えします。
ブログの特徴や読みやすさなどを見ながら、あなたにとってお気に入りのブログを見つけてみてくださいね。
先ずは20代のブロガーが書く、治療経過や日常生活の様子も分かるおすすめのブログをご紹介します。
20代は統計的に不妊治療をする人が少なく、誰かに相談できないことも多い年代と言われています。
2015年の5月に26歳で不妊治療を始めた、まっこさんのブログです。
更新は2018年の1月からで、不妊治療をはじめたきっかけから、夫婦両方の不妊に悩む姿が日常生活の雰囲気とともに綴られています。
自分たちなりに妊娠できるよう努力していたまっこさん夫婦ですが、半年間の妊活を経てもお子さんを授かることができず「自分が妊娠できるからだかどうか、ちゃんと検査してみたい」という想いからまっこさんは専門クリニックへの受診を開始しました。
特徴として、夫婦両方の不妊治療を進められており、旦那さんの男性不妊外来への受診についても詳しく書かれています。
人工授精で妊娠できる人の8割は4回目までに妊娠できる、という心理的負担や妊娠率の高さから、人工授精4回目で体外受精へのステップアップに踏み切るまでの様子が、段階的に書いてあります。
2018年2月時点では2回目の採卵の様子まで描かれていました。
ブログの雰囲気もふんわりと優しく、イラストと分かりやすい文章で気軽に読めます。記事のタイトルもそれぞれ分かりやすいので、気になる記事から読んでみるのもおすすめです。
転勤をよくされる旦那さんと一緒に、2018年時点で3カ所目の引っ越しをされている方の妊活ブログです。
3年近い妊活歴と、1年以上の不妊治療のことも含めて、日々楽しく生活している内容が特徴です。
書き手の葵子さんは、黄体機能不全が不妊の原因とされていたのですが、最終的に数値など検査も問題なく2018年の時点では原因不明不妊という診断になっています。
人工授精4回終了後、ステップアップするために体を休める期間中に転勤が重なり、現在は目標貯金金額までお金を貯めることを目標に妊活を続けています。
旦那さんとのやりとり、日々のモヤモヤや、自身の持病のことなどを、悩みながらも1つずつ前へ進もうとする様子が伝わるブログです。
更新頻度も高く、月の半分ほどの日数は更新が行われています。
妊娠しやすい身体つくりについて、妊娠に成功したブログの書き手さんが、自身の体験談や経験を綴られているブログです。
病院の選び方や、妊活の進め方、実際に書き手さん自身に効果があったことなどが豊富にきさいされています。
書き手さんは妊活を続けながらも、なかなか妊娠できない中で、30代になる前に1度検査を受けようと決めた結果、排卵障害であることが分かりました。
その後、病院をどう選ぶか苦労しながらも、妊娠できるように治療を続けた結果、引っ越しという転機をきっかけに妊娠したそうです。
このほかにも、病院で勧められた改善策や、妊活中に大切なことが書き手さんの目線から綴られています。
ブログ自体もすっきりとしていて見やすいので、妊娠に成功した人の体験談が読みたい、という人におすすめです。
30代の書き手さんが書いている、仕事に対する意識や妊活グッズの紹介なども分かるおすすめブログ3つをご紹介します。
助産師としてパートで働きながら、2人目を授かるために妊活を続けている方のブログです。
専門的な知識をアドバイスするという風ではなく、書き手さんがこれまで試行錯誤してきた経過が記録されています。
シリンジ法をするときのコツなど、実際にどのように治療を進めているのかが分かるため、他の人がどうやっているか知りたいという人におすすめです。
また妊活グッズについても、サプリメントやお灸などさまざまなものを自分のペースで試している書き手さんでもあります。
葉酸をサプリメントで摂取してみた感想や、基礎体温表を使った考察など、どんな記録をつけているか写真で見れるので、記録方法で悩んでいる人は参考にしやすいブログです。
結婚されたのち、原因不明不妊という状況の中、ご夫婦で一緒に不妊治療を続けながら、ブログも一緒に運営されている書き手さんたちのブログです。
人になかなかいえない不妊の悩みを吐き出す場所を作るためにブログを開設し、今は自分たちが経験したことや知ったことを広く共有する場所として運営されています。
そのためブログ内には妊活以外にも、ファッションやお金のことなど、幅広いカテゴリーがあります。
妊活のことだけ見たい人の為に、分かりやすく説明されたブログの読み方なども用意されているので、興味がある分野だけをチェックすることもできるのが特徴です。
受診された病院の名前付きで詳しく載せられているので、病院ごとの様子を見たい人にも便利といえます。
夫婦間での喧嘩や、パート転職を目指すもあえなく失敗してしまったことなど、仕事についての向き合い方も書かれています。
不妊治療につきもののお金の悩みなどもあり、男性にも女性にもおすすめのブログです。
ご夫婦で不妊治療に取り組む様子を書かれており、ブログ運営もお2人でされているブログです。
妻の記述では妊活の様子などが分かり、夫の記述では男性側から見た不妊治療や資産運用などお金の面の話も分かります。
不妊治療のためクリニックを受診するまでの様子や、検査の結果で性交後の頸管粘液の中に運動率のよい精子がどれだけいるか分かるフーナーテストの結果、フーナーテスト不良が分かったときのことがこれまでの流れとして記載されています。
書き手さんは人工授精5回目まで取り組んだ後に、体外受精へステップアップされています。
そのステップアップを決心するまでの流れや、体外受精説明会の様子、診察時の様子なども分かるため、治療を続けようか迷ったり戸惑ったりしている人にもおすすめです。
40代の書き手さんの感情や、仕事と妊活が結びついている書き手さんのブログなどが豊富です。暮らし方などの参考になる、生活のヒントも読むことができます。
漢方サロン「アクシアン」の代表を務める書き手さんのブログで、43歳のときに自然妊娠と出産を経験したことから高齢出産メゾットをあみだし、さまざまな漢方によるバックアップや体調の整え方などを伝えているのが特徴です。
体外受精流産後自然妊娠された方の様子など、実際にアドバイスを受けながら取り組んだ方の結果もブログで見ることができます。
2018年2月時点でも、今までどんな治療をしてもだめだった、という人が妊娠できたケースが報告されていました。
また身体・食事・休養の3つを柱とする養生法を発信しているブログでもあります。
食事の取り方や妊活中の体の休め方なども詳しく分かるため、参考にしやすいブログです。
妊活中の様子から振り返るように記録されているブログで、リアルタイムではありませんが、漫画メインのため隙間時間にもさっと読めるのが特徴です。
人間ドックでの子宮筋腫やチョコレート嚢胞の発覚、手術などをきっかけに、クリニックへの受診を開始された書き手さんの様子が漫画で分かりやすく読めます。
また不妊が分かったときのこと、カミングアウトや男性不妊かどうか検査に至るまでの様子など、夫婦間での話し合い、夫婦間でのやりとりも載せられています。
体外受精へのステップアップなど妊活についてのことだけでなく、旅の記録などもあるため、楽しみながら読み進められるブログです。
高齢男性である書き手さんが運営されているブログで、男性不妊の治療の様子や、男性側の心境の変化が分かるのが特徴です。
精液検査を経て精子の運動率が低いことが分かり、体調管理や生活習慣を変えることで精子を増やし、運動率を上げるようにする方法などが分かります。
また精索静脈瘤など、男性不妊の原因になりやすい疾患や原因も記載されているブログです。
男性不妊がどんなものなのか知りたい人、夫の治療について理解を深めたい人にとっても、参考になるブログといえます。
20代のブログでは、妊活や体外受精を開始した年齢は25歳前後が多く、それぞれ工夫を凝らした生活を送りながら、体外受精にチャレンジしているようです。
20代のブログでは、検査で何らかの原因を発見し若くて25歳で始めているコメントが多いのが特徴です。
結婚してから半年~3年ほど妊活を続けても妊娠できなかったから、という理由で病院を受診した人が多いようです。
若くして始める理由として、年齢を重ねるごとに妊娠できなくなる可能性が高くなるから、というものが多くみられました。
こうした時間的な制限に追われながらも、日々妊娠できるように、さまざまな努力をされているようです。
ですが一方で経済的な理由から、自分が理想とするペースではなかなか体外受精や不妊治療を進められず、もやもやとした思いを抱える人が多いのも、20代のブログの特徴であるようです。
治療を始めたきっかけは人それぞれですが、人工授精4回経験後に体外受精へステップアップする人が多いようです。
人工授精は回数を重ねるごとに妊娠する確率が高くなり、4回目の人工授精ではおよそ8割の人が妊娠できるといわれています。
ですがその人工授精で妊娠できなかったことから、より確率の高い体外受精へと治療を切り替える人が多くいました。
また抗ミュラー管ホルモン値低値が分かったことから、治療のきっかけとなっている人もいました。
抗ミュラー管ホルモン値とは、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまりどれだけの予備能を卵巣が持っているかを知ることができる数値です。
この値が低くても、妊娠できないというわけではありません。
ですが、卵子の数は年齢による老化だけでなく、個人差がとても大きいため、たとえ20代でもものすごく卵子の数が少ない可能性があります。
不妊治療をいつまで行えるかの目安にもなるため、低値と分かった時点で、正しい知識をもって治療に臨んでいる人もいます。
また若い方に多いきっかけの1つが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と判明したことです。
卵胞がある大きさからなかなか成長せず、排卵があまり行われなくなる疾患です。
卵巣内の男性ホルモンが通常よりも多いことが原因とされる疾患なのですが、年齢を重ねるごとに排卵障害はよりひどくなります。
治療法もありますが、完全に治すことはできないこともあって、妊娠を希望される女性には少し早めに体外受精をした方がいいと進められる人が多いようです。
不妊の理由が人によって違うことや、夫婦の希望などを理由に、治療方法は個人によって異なります。
採卵をするための排卵誘発も、内服によるクロミッド法、クロミッド法とシリンジ法を合わせてなど、人によって変わります。
自分が受けたいと考えている治療方法や、提案されている治療方法を行っているブログを見つけると、自分が治療を受けていく上でのヒントにもなります。
治療中の過ごし方や仕事のことなど、具体例を見ることができるので、参考にしやすいのが特徴です。
人によってライフスタイルはまちまちで、それはどのブログを書く人にもいえることです。
専業主婦の方もいれば、アルバイトをしながら就職活動を続けている人もいます。
家庭内のぐちや悩み事など、共感しやすい内容も多いブログもあります。
また身体を温める、運動をするなど、ブログの書き手さんが毎日習慣として行っている内容を参考にすることもできます。
不妊治療を行っている20代のブログでは、妊活セミナーや漢方を実際に取り入れた感想や、体の変化なども分かります。
妊活セミナーに参加する前の参考にもなるので、生の声をチェックしてみるのもおすすめです。
30代の書き手さんが綴るブログでは、その年齢だからこその過ごし方や、きっかけなどが分かります。
治療を始めたきっかけは、何度も性交をしてみても妊娠しないと分かったことや、実際に流産経験後タイミング法開始、フーナーテスト不良など男性不妊が分かったことなどさまざまです。
30代の書き手さんの多くが、妊活に取り組んだ結果として体外受精へのステップアップを決意しています。
人工授精開始後、何度トライしても難しかった場合や、子宮内膜症のように婦人科系の疾患を抱えたことがきっかけとなる人もいました。
治療法としてはシリンジ法を中心に行っている人もいれば、クロミッド法とhcg注射を合わせてなど、自分に合った治療法をクリニックや病院の先生と相談しながら行っている人がほとんどでした。
自分の体調に合わないものや、仕事に適さないものなど、自分自身のライフスタイルと治療をうまく合わせていくための工夫が分かるブログが豊富です。
30代としてこれまで生きてきたことを振り返ったりしながらも、妊活をきっかけに前へ進もうと前向きにとらえている人が多いようです。
おすすめのブログでは夫婦での妊活の様子も分かるので、お互いの生活の工夫もみることができます。
冷え性対策としてお灸を取り入れている様子や、適度な運動を欠かさないようにする工夫、食生活の見直しなど生活スタイルを妊娠のために調節する工夫があるようです。
一方で起業セミナーに参加したり、これから先の将来を見据えて活動する様子をブログに綴ったり、仕事の悩みを共有している書き手さんもいます。
また夫婦の間での悩みの共有や、お互いの感情についても書いているブログもあります。
なかなか人に言いにくい悩みである不妊を夫婦間の問題として考えながら、生活にその悩みを反映させたり、お互いに協力したり、関係性の変化なども分かります。
妊活が仕事と結びついている人など、知識を生かしたブログが多い40代のブログでは、治療の様子が詳しく分かります。
40代は妊娠の可能性が下がる年代でもあり、また高齢出産として自然妊娠でも女性への負担が大きくなりやすい年代です。
治療開始の時期も20代の方に比べるとペースとしてはゆっくりであり、30代治療開始10年経過してからの人や、30代から治療開始も卵巣嚢腫発覚の場合、子宮内膜症であった場合など、さまざまです。
年齢という焦りもあり、体外受精へのステップアップを急いでしまった経験など、治療経験が豊富なブログが多くあります。
早期閉経や卵巣を病気などで摘出してしまった場合など、不妊の原因によっては卵子提供を受けて体外受精に臨んでいる人もいます。
一方で、生活習慣を見直すことで自然妊娠を目指す人や、タイミング法を活用する人もいるようです。
自分自身の体力、体調に合わせた治療法を選択している人が多くいます。
男性側の不妊を取り上げているブログの書き手さんは、実際にクリニックで検査を受ける以外にも、禁煙したり体調を整えたりと工夫をしていました。
何が原因で不妊になっているのかを正確に理解して、どう対応していけば妊娠に近づけるのか、夫婦お互いの努力も大切になるようです。
気分転換として夫婦で旅行に出かける方や、適度な運動を生活の中に取り入れている方、砂糖を控える生活習慣を方法として編み出している方など、生活を自分で工夫している人が多くいます。
また妊活と仕事が結びついている人もおり、自分の経験だけでなく専門的な知識を持った内容を、生活の様子と絡めて伝えてくれるのが特徴です。
同じ年代の人が参考に出来るだけでなく、今後妊娠を考えている人や、不妊ってどんなことだろうと疑問に感じている人にとっても分かりやすいブログが多くあります。
生活の様子やその工夫をブログでチェックするだけでなく、治療に対して前向きに考えていこうと思える内容も豊富です。
おすすめのブログをお伝えしましたが、続けて読めるブログが見つけられるのが一番です。
自分に合うお気に入りのブログを見つける方法を4つお伝えします。
他のブログにはない内容で、かつ、自分の興味がある内容のあるブログを見つけられると、定期的に読みやすくなります。
絶対に読まないといけない、と義務付けるのではなく、興味がある内容を知るために読むことができれば、自分にとっても合うブログといえます。
特徴のあるコンテンツを持つブログもたくさんあるので、ブログランキング上位のものなどからチェックしてみたり、面白かったブログがフォローしているブログを見てみるのもおすすめです。
同じような悩みを発信しているブログを選ぶのも、お気に入りのブログを見つける方法の1つです。
特に、自分と似た境遇・思考の読者がいるブログだと、共感しやすいブログであることが多いです。
なかなか相談しにくい不妊治療について、悩みを共有してくれる人がいると心強いですよね。
ブログによっては、コメントやメール機能を活用してブログの書き手さんとやり取りすることができます。
家族や友人でも共有しにくい不妊の悩みについて、同じ辛さを抱える人と話し合えると、気持ち的にも楽になれるかもしれません。
自分だけで悩まずに、他の人の意見を目にすることができるというメリットもあります。
絵文字やイラスト、漫画があるブログだと隙間時間でもさっと読むことができます。
感情の把握のしやすさが文字だけのブログよりも簡単で、寝る前や移動時間にも読みやすいためです。
読みやすいブログだと、文字だけだと雰囲気が伝わりにくい病院内の様子なども分かりやすいといえます。
なかなかブログを読む時間も忙しくてとれない人や、ブログを読む習慣がなかったという人は、漫画がメインになっているブログを最初に読んでみるのもおすすめです。
個人の特技を活かしていたり、専門職としての知識が盛り込まれていることをポイントにブログを探すと、新しく知識を得られるのでおすすめです。
また専門分野だからこそ分かりやすく説明されているため、分野によって違うブログを読むこともできます。
検索サイトから気になる内容を入力して、見つかったブログをためしに読んでみるのもいいでしょう。
治療に関わるヒントや、生活に活かせる工夫が見つかるかもしれません。
人に話しにくい悩みである不妊治療、体外受精へのステップアップを悩みながらも、どうしていいか迷っている人も多くいます。
ブログから体外受精の考え方や、夫婦同士のやり取りのヒント、生活の工夫を知ることができます。
悩みの共有ができると、治療へ前向きに取り組んでみたり、少しお休みしてみたり、自分の今後の方針を考えるきっかけにもなります。
興味のあるブログや、お気に入りのブログを見つけてみませんか。