妊活にルイボスティーがよいということが情報として飛び交っていますが、具体的に何がよいのかは分かりにくいもの。
ルイボスティーは、万能な茶葉として有名です。
ルイボスティーに含まれる栄養素を理解して妊活に必要な栄養素まで役立てるようにしましょう。
ルイボスティーは、万能茶葉です。
妊活に大切なビタミンミネラルが豊富に含まれています。
妊活中に必要な栄養や妊娠中に必要な栄養素を理解することで、食事や飲み物からしっかりと栄養を摂取する事が可能です。
必要な栄養を理解しながら、楽しく妊活していきましょう。
茶葉には、カフェインが多く含まれていることが多いですが、ルイボスティーにはカフェインが含まれていません。
カフェインは、体を冷やしてしまったり、交感神経を活発にするため不眠の原因になってしまいます。
交感神経とは、自律神経の一種で体が活発な時に働く神経で、体を休める時に働くものは副交感神経といいます。
そのため、通常な状態だと日中に交感神経が活発になり、夜は副交感神経が活発に。
このサイクルが、カフェインなどによりずれてしまうと、不眠の原因になってしまうのです。
また、カフェインは胃腸への負担もあるため、妊娠中のデリケートな胃腸にはあまりよくありません。
よって、ルイボスティーはノンカフェインであるため、胃腸に負担をかけず、摂り入れることができます。
ルイボスティーは、カルシウムやマグネシウム、亜鉛、銅、鉄、カリウムなどのビタミンやミネラルが豊富。
妊娠中のカルシウム摂取は、母体の骨粗鬆症の予防にもなり、胎児の骨にも行き渡ります。
亜鉛は、胎児の成長に欠かせない栄養素でもあり、母体の血液の生成にもつながります。
血糖値を下げる働きもあるため、妊娠中毒症の予防にも。
また、銅や鉄は貧血の予防にもなり、免疫力を高める効果もあるため、妊娠中に気をつけないといけない風邪などにも効果的です。
カリウムは、むくみの予防や改善につながるので、妊娠後期のむくみがひどい時にもよいです。
またルイボスティーには、SOD様酵素やケセルチンといったミネラルも含まれており、血行促進にも役立ちます。
ビタミンやミネラルが豊富なことで、ホルモンバランスが整い、妊娠中のイライラや体調不良を起こしにくくなります。
また、妊娠中に必要なホルモンであるエストロゲンの分泌を促します。
SOD様酵素は、「スーパーオキシドディスムターゼ」といい、活性酸素を抑える効果があります。
活性酸素は体を酸化させるため、体には不要なものです。
活性酸素が増えると、免疫力が下がってしまったり、血管が収縮してしまうため活性酸素を抑えることで血行促進につながります。
また、活性酸素は卵子も老化させてしまいますが、活性酸素を抑えることで、卵子の老化防止をすることができます。
活性酸素は、体の中で古くなったもののことなので、活性酸素を体の外に出すことで、デトックス効果が期待できるのです。
ルイボスティーには、100gあたり、10gの鉄分が含まれていて、食事からは摂りにくい鉄分もルイボスティーで補うことができます。
貧血気味の方や妊娠してから貧血気味の方は、貧血の改善にもつながります。
鉄分が豊富なため、ルイボスティーを1日2~3杯で鉄分必要量を摂取することが可能。
鉄分を食べ物から摂ろうとすると、調理段階で熱などにより大幅に鉄分が減ってしまうことが多いですが、茶葉は、お湯で煮出しても鉄分が減ることがありません。
そういった面でも、栄養を摂りやすいのです。
カルシウムには、リラックス効果や体を温める効果があります。
妊娠中は特に体を温める必要があり、体を温めることで胎児に送られる血液が温まるため、胎児の成長促進につながります。
また、リラックス効果があるため、就寝前に飲むことによって、質の良い睡眠をとることができます。
妊娠中は、ホルモンバランスも乱れやすくなってしまうので、リラックスすることはとても大切です。
妊娠中のイライラは、母体にもよくありませんが、周りにいる人たちにも悪影響が出るので、できるだけイライラしないよう、リラックスした状態を作れるようにしましょう。
ルイボスティーも茶葉の一種なので、カテキンが含まれています。
カテキンは、水分代謝を活発にするため、妊娠時に母体にも胎児にも必要な葉酸を体外に排泄してしまいます。
1日2~3杯なら問題ありませんんが、飲みすぎると葉酸が足りなくなってしまう場合があるので気をつけましょう。
葉酸は、たんぱく質や細胞を作る時に必要なDNAなどの核酸を合成するために必要な栄養素です。
そのため、胎児の細胞分裂を促進する作用や胎児の先天異常を予防する働きもあるので、母体にも胎児にも大切な栄養素。
また、葉酸は妊活にも欠かせない栄養素で、血液を作る作用を持っているため、子宮内の血流を促進させる働きがあります。
また、細胞の増殖も促すため、子宮の内膜強化にもつながっているのです。
これらの働きで子宮内膜が厚くなり、受精卵が着床しやすくなり妊活効果が期待できます。
ルイボスティーを飲みすぎると、体質的に便が緩くなる場合があります。
便秘気味の方は、便秘改善にもなりますが、合わない方は便が緩くなって、腹痛を感じることも。
ルイボスティーを飲む場合は、まず少量から始めてみるようにしましょう。
飲む時は、常温かホットで飲むようにすると体をより温めやすくなります。
常温以上で飲むことによって、吸収率もアップ。
冷たい状態で飲むと吸収率が多少下がるので、なるべくあたたかめで飲むことがおすすめです。
ルイボスティーなどの茶葉は、一度乾燥させているため、必要な栄養素を出すために多少の時間が必要です。
2Lに4~5g、中火で20~30分煮出すと有効成分がしっかりと抽出されます。
煮出してから冷やす時も茶葉を取り出さないようにすると、より効果的。
多少手間はかかりますが、多くの栄養素が詰まっているので、食事でさまざまな食材を入れるよりも簡単に栄養を摂ることが可能です。
しっかりと煮出して飲んでみましょう。
ルイボスティーは、体を冷やしたり、水銀が含まれているなど誤った情報が飛び交っていますが、水銀検査も済んでいて問題ありません。
質の悪いものを摂取することはよくありませんが、ルイボスティー自体は、とても体によいものといえます。
ルイボスティーが採れるのは、南アフリカの一部地域でしかありません。
購入の際は、原産国や悪徳商品でないかを見極める必要があります。
ルイボスティーの中でもグレードがあり、特に「クラシックグレード」がおすすめ。
有効成分の含有量が多く含まれているためです。
パッケージの裏などに栄養素が書いてあるのでそちらを見てみましょう。
抗酸化作用があるのは、妊娠中だけでなく肌のコンディションなどの美容にもよいので、普段から摂取すれば体にもよいというメリットがあります。
茶葉の中でも、農薬を使ってしまっているものもあります。
裏面の原材料の部分には農薬使用かどうかを書かれることがないので、農薬が入っていれば不安な部分になるでしょう。
無農薬であれば、体に害があるものが含まれていないので、胎児にも安心です。
エコサートや有機JASといったものが付いているものは、有機栽培に特化しているもの。
エコサートは、世界で信頼されている有機認証機関なので特に安心です。
ルイボスティーの中でも「グリーンルイボスティー」は、栄養価が特に豊富です。
全栄養成分が通常のルイボスティーよりも上回っており、フラボノイドは10倍も含まれています。
しかし、栄養価が豊富なだけに、値段は高価。
値段があまり気にならない場合は、グリーンルイボスティを選んでもよいでしょう。
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妊活中は、紅茶やコーヒーなどのカフェインが豊富なものは避けたいものです。
そのため、ティータイムは、今まで飲んでいたコーヒーをルイボスティーに変えてもよいでしょう。
飲むだけで多くの栄養が取れるので、日頃から続けていくと美容にも健康にも効果的です。
ストレスなく、自分の体も胎児の体も守りましょう。