妊活をはじめる一環でお灸に興味を持つ人は多くいます。
お灸をするときに使うツボには、妊活に必要な体を温めたり、生殖機能を正常に戻したりする効果が期待できます。
お灸で快適な温かい妊活をするためにも、正しい知識でうまくお灸を使用していきましょう。
妊活をするときにお灸をすると体があったかくなり、妊娠しやすい体になると聞き、初めてお灸をやってみる人も多くいます。
手軽にできるお灸ですが、最も効果が現れやすいようにするためには、どのように使用したらいいのでしょうか。
また、手軽にできるからこそ知りたい、お灸をするときの注意点や安心してできる方法はあるのでしょうか。
「お灸」と聞くと誰しも一度は考えてしまう、熱くないのか、という問題があります。
現在販売されているもののなかには、シールタイプのお灸があり、衣服を着たままお灸を手軽におこなうことができます。
また、このお灸は無臭のため、ほかの人に気をつかうことがなく、いつでもどこでもできることがメリットです。
また、火を使っていないため、初めての人でも貼るだけなので簡単に使用することができ、お灸の入口としてはとてもおすすめのタイプです。
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お灸を使う場合は「基本穴」を使用します。
この基本穴は、健康増進のためにいいとされるツボです。
まずは、お灸に慣れることも含めて、基本的なツボを毎日お灸していきましょう。
まず、基本穴のなかにあるツボで「合谷」という場所があります。
このツボは胃のはたらきをよくしたり、頭痛解消に使われます。
また、「曲池」というツボは、ひじの外側あたりに存在し、大腸などお腹の調子を整えるツボとして使用されます。
妊活中でなくとも、人の体にはいろいろなタイプがあり、それぞれが抱えている問題も全く違います。
また、体質や問題は妊娠前中後で違うため、自分の問題をしっかりと見極めることが大切です。
どこのツボを押してよいか分からない場合はやみくもに使用するのではなく、鍼灸院の相談を受けることもおすすめです。
妊活中ではなく、妊娠中は医師に相談をしてから使用しましょう。
特に、妊娠初期は体もデリケートなために注意が必要です。
不安事は必ず専門家に相談して解消してから、使用することを心がけましょう。
背骨から親指1.5本分外側のおへその高さにある、生殖器や泌尿器疾患に用いられるツボです。
腰痛などによく使われます。
おへそから指4本分下にいったところにある、下腹部を温めたり、女性特有の子宮の痛みなどにいいとされています。
また情緒不安定など、精神的な部分も補います。
膝のお皿の上、内側の角から指3本分上あたりにある、血液の流れをよくしてくれるツボです。
血の流れが悪い、血液が不足していたりする婦人科系疾患に使われることが多いです。
脊柱の上にあり、生理不順などの原因にもなるストレスや感情の乱れを抑えてくれるツボです。
おへそから指2本分下にあり、生理痛や倦怠感、消化器系に有効とされるツボです。
また、消化器系が正常に動くことで基礎代謝をあげる効果も期待できます。
おへそから指5本下にあり、泌尿器系のトラブルに効果が期待されるツボで、血流がよくなり生理不順や冷え性改善におすすめです。
てのひらの生命線と人差し指と中指の根本の延長線が交差するところにあり、気持ちを落ち着かせる効果が期待できるツボです。
手首前面中央の一番へこんでいるところにあり、自律神経調節作用や、妊娠初期にはつわりを軽減させることができるツボです。
手首を曲げたときにできるシワから指3本分のところにある、胸から胃にかけての痛みや不快感を軽減し、動悸や不安感などを抑える効果が期待できます。
血液の循環をよくして、精神を安定させると同時に滋養強壮・精力増強に繋がるツボです。
乗り物酔いや胃のむかつきなどの不快感を和らげ、ストレス緩和や生殖機能障害EDにも効果が期待されるツボです。
身柱は子宝の灸ともよばれ、男性には生殖機能障害ED、女性には出産後の体調管理に使用できるツボです。
お灸をおこなうと、血の巡りがよくなり、体がだんだんと温かくなってきますが、その日の気候や体調により、頭がいたくなったり気分が悪くなってしまう場合があります。
もし、体に違和感を感じたときは医師・薬剤師に相談しましょう。
また、お灸をする前には必ず汗を拭きとってから(やけど防止)おこなうようにしましょう。
それでも熱いと感じたときは我慢せずに一度お灸を外してみましょう。
火を使ったお灸を使用する際には、1日に大量消費することは避けましょう。
1日の目安としては、ツボは1~3カ所から、温熱を感じるまで1ツボ3個までが最適です。
これ以上すると、逆に気分が悪くなる可能性があるので十分に気を付けましょう。
また、使用回数や頻度は人によって個人差があるため、体に違和感を感じた場合はすぐに使用をやめましょう。
シールタイプのお灸は1日1回目安で使用しましょう。
このタイプのお灸は、簡単に使用できることがメリットですが、貼っている時間の長さ分、ツボが押さえられていることとなります。
ツボは長く抑えすぎると、痛みや不快感を感じてしまう可能性があります。
自分の体と相談しながら、何度も同じツボに貼らないように注意しましょう。
また、同じ場所にずっと同じシールを貼ったままにするのも、衛生面上や効果が薄れることがあるのであまりおすすめしません。
お灸をおこなうタイミングで注意が必要なときは、入浴前後や食事直後などの体が温まり、血行が促進されているときです。
このときにお灸をすると血行がよくなりすぎてしまい、めまいや気分が悪くなる可能性があります。
また、発熱時のお灸も避けましょう。
発熱時は体がウイルスと闘っている最中のため安静にしておくことが先決です。
お灸をすることで、熱がさがりにくくなり、治るのが遅くなることがあります。
妊活に必要な温かい体は、毎日簡単にできるお灸でのツボ刺激でもつくることができます。
特にデリケートな妊活時期は、お灸で簡単に体を温めて健康増進と、ストレス軽減をしていきましょう。
そのためには、正しい知識をつけて注意点を守り、安全に使用することが大切です。
セルフお灸で、ラクラクあったか妊活をしてみましょう。