妊活に取り組むうえでの必需品が基礎体温計であり、それを継続的に記録するのが基礎体温表です。
毎朝、基礎体温を記録することで、生理の周期や、排卵日を予測することができます。
妊娠の可能性が高い日を特定することができれば、妊娠に一歩近づくわけですから、毎朝、きちんと基礎体温を測り、記録していくことが大切です。
基礎体温を記録する基礎体温表は、いろいろなものが市販されていますが、パソコンへの記録や、スマートフォンの記録アプリなどを利用する方法もありますので、自分がやりやすいものを選びましょう。
基礎体温は、安静時の体温です。
女性ホルモンの影響や、少しの動きでも変動してしまうため、起きてすぐに測れるように、基礎体温計は常に枕元に置いておきましょう。
基礎体温は、欠伸や寝返りをしただけでも、変動してしまうほど繊細です。
また、毎朝、同じ時間に測ることも、より正確なデータ収集につながるので、測定する時間を決め、習慣化しましょう。
女性の体温は高温期と低温期の二相性になっていますが、その温度差はわずか0.3〜0.5度程度です。
ですから、朝起きたばかりの、カラダを動かす前、もっとも安静した状態での計測が必要なのです。
その微妙な温度差を測るため、一般的な体温計が小数第1位までの計測なのに対し、基礎体温計は小数第2位以下まで表示されます。
ですから、基礎体温を測るときは、伸び、欠伸、寝返り、話しかけない…などに注意し、身動きせずに測りましょう。
基礎体温を記録していくことで、生理の周期を予測することができるようになります。
そのためにも記録することが大切ですが、基礎体温だけでなく、カラダや精神状態の変化、さらには生理時の状態(経血量、生理痛の度合い)、おりもの、性交の有無なども記録していくと、より詳細に体調の変化を把握できるようになります。
記録方法は、基礎体温表の形式により異なりますが、一般的には毎日の基礎体温と生理などの体調の変化・心の変化を記録していきます。
記録方法としては、「紙に記録するタイプ」と「データで記録するタイプ」の2種類があります。
市販の基礎体温表でもいいですし、パソコンやスマートフォンのアプリを利用するのもいいでしょう。
市販の基礎体温表もありますが、インターネット上には、無料でダウンロードできる基礎体温表もあります。
また、パソコンで記録するなら、エクセルを利用した無料と有料のテンプレートもあるので、ご自分にあったものを選ぶとよいでしょう。
また、基礎体温の計測値を入力するだけで、自動的にグラフになる便利なものや、一部の基礎体温計とデータ連携ができるもの、生理日や排卵日を予測するものまであります。
妊活中の女性に人気があるのは、「ルナルナ体温ノート」「Moon(ムーン)」「ラルーン」「ペアリズムW(女性用)」などです。
またアナログ派の方には、手書きで記録する基礎体温表もあります。
日記帳のように、自由に書き込むことができるので、あなたの工夫次第で自分仕様の基礎体温表をつくることもできます。
楽天やAmazonなどのインターネット通販に、便利な基礎体温表がいろいろありますので、一度、検索してみてはいかがですか。
基礎体温は、継続して記録することが何よりも大切です。
たとえ計測ができない日があっても、途中で投げ出さずに続けましょう。
基礎体温表を見れば、体温や自分の心、体調の変化のリズムを知ることができます。
その結果、妊娠や病気など重要なカラダの変化にも、敏感になります。
とくに妊活に取り組んでいる場合、女性ホルモンと深い関係のある基礎体温の計測は、排卵日を予測する上でもっとも重要なことです。
基礎体温を「基礎体温表」に記録することで、自分の心と身体のリズムを理解することができるようになります。
基礎体温をつけるようになったことで、「生活習慣が改善され、睡眠時間にも気を配るようになった」という声も聞かれます。
健康的な生活リズムを取り戻すことも、妊活にはとても大切なことです。