一人目が2~3歳くらいになると「そろそろ2人目が欲しい…」と考えるようになります。
しかし、一人目の時スムーズに妊娠しても、二人目は上手くいかないこともよく聞かれますよね。
では、一人目が授かったのに、二人目が授からない理由とはどのような事が考えられるのでしょうか。
治療内容も含め、詳しく見ていきましょう。
一人目を自然妊娠出来た人でも二人目を中々授からず 悩んでる人は多いです。
二人目不妊の原因は病気のように明らかな原因であることが少ないため、究明が難しく妊娠に至らないということもあります。
一人目の子どもに手がかかる時期であるため育児や家事に毎日終われていたり、最初の妊娠の頃から時間が経っているためパートナーとの関係性が変化してきていることも。
以前より時間が経ったことで生活環境などが変化したことにより、子どもを作るための環境も変わってきています。
それでは、どうすれば二人目不妊を克服して妊娠することができるのでしょうか?
一人目を妊娠・出産したときより当然ながら年を重ねています。
35歳を越えると、女性も男性も妊娠しにくい体質に。
さらに流産の可能性もぐっと上がります。
現在は晩婚化が進んでいるので、一人目を妊娠した時点ですでに高齢出産であるケースが多く、これは二人目が不妊になってしまうの大きな原因になっています。
年を重ねるとホルモンバランスや排卵日が狂いやすくなり、卵子の質が低下するなどの不安材料も増えます。
また、一度出産している女性は、妊娠・出産の時に子宮や卵巣などにトラブルを抱えてしまうことがあります。
それが原因で二人目不妊になることも。
特に卵管の周囲が癒着するトラブルに要注意。
一度目の出産が帝王切開だった場合など、開腹手術を行うと癒着が起きる可能性が高まります。
そのため、このようなトラブルが起きている可能性が高いです。
上の子の育児による睡眠不足・ストレス・栄養バランスの乱れが原因でホルモンバランスが崩れしまうことも。
いくら子どもがかわいくても、24時間体制で面倒を見るのはかなり大変なこと。
特に生まれてからの1年はオムツ、食事、すべてママが付きっきりで世話をする必要がある上に、夜泣きがひどくて満足に睡眠時間がとれないことも。
成長して2~3歳になってからは、自我が発達していわゆる「イヤイヤ期」に突入。何もする時も「イヤ」と駄々をこねたり、赤ちゃんの時期とは異なる苦労がありますね。
この時期に育児休暇を明けて、職場に復帰する人も少なくありません。
育児と仕事との両立でさらに休む暇もない毎日を過ごすことになります。
日中、子どもがいるとなかなか家事がはかどらないですよね。
やむを得ず子どもを寝かしつけてから家事をする人も少なくありません。
やるべきことが山積みなのになかなか片付かないジレンマを抱えている人も。
子どもの食事に栄養たっぷりの献立を用意して、自分の分は面倒なので適当な食事いになってしまうこともあります。
たまに一人になれる時間をとったり、リラックスタイムを作ることでストレスを発散させましょう。
以前は2年以上子どもができなかったら不妊治療に切り替えると言われていました。
現在は晩産化が進んでいるため、卵子と精子が少しでも若いうちに治療を行うためにも早めの受診を勧められることが増えています。
一人目が自然にできたから二人目もいつかできるはず…と思っているうちに時間が過ぎて、その間も卵子・精子は老化し続けています。
気になったら早めに受診すると良いでしょう。
早めの受診とは、不妊治療の場合は妊活を初めて半年くらい経った時のことです。
一人目の場合、不妊治療を開始する目安は妊活をスタートしてから1年程経ってからでしたが、二人目の場合はより早めに開始することをおすすめします。
もっとも妊娠しやすい時期の20代の場合、性交渉のある生活を半年ほど続けているのに妊娠しない場合、不妊の可能性があります。
妊娠するまでの期間が長くなるため少しでも卵子の老化を進めないためにも、早めに受診しましょう。
タイミング法を活用した妊活を続けていても、妊娠にづらい体質に。半年で妊娠できなかったのであれば、すぐに不妊治療に切り替えましょう。
排卵のタイミングで性行為を行うため、妊娠の確立をぐっと上げる方法。
まずは婦人用体温計を使って毎朝体温を測定します。3ヶ月ほど続けて、自分の高温期と低温期を把握しましょう。
低温期の最終で体温がぐっと下がります。
この前日から高温期になるまでの間が排卵が起こるタイミングです。
排卵のタイミングに合わせて精子を子宮内に直接注入します。
人工授精と言われると人工的な感じがしますが、精子が子宮にたどり着くのを手助けするだけ。
そのため赤ちゃんに影響することはなく、副作用もほとんどありません。
卵子を体外に取り出し、精子と一緒にして受精させた受精卵を子宮内に戻して着床させる方法。
体外受精によって出生した赤ちゃんは、世界中で400万人を超えています。
国内では2015年に5万人を超えており、体外受精の精度の進歩に連れて出生人数が増えつつあります。
上の子を連れて通院する場合、小さな子どもがいても良い環境であることがポイント。
不妊治療の病院選びが必要になります。
上の子と一緒に通院すると、他の患者たちもナーバスになっていることが多いため不快に思われてしまうことも。
病院側は配慮のため、子連れでの診察を禁止していることがあります。
まずは上の子の預け先を確保しましょう。
親に預かってもらったり、保育園などの一時預かりを利用するのも手です。
上の子を連れて行かなければならないため、通常の婦人科を受診する人も多いです。
また、不妊専門の病院でも二人目不妊の外来を別に設けている所もあります。
子どもを連れて行っても良い環境が整っているため、そのような病院を探すのも手です。
二人目の不妊に気づいたら、早めの行動がおすすめ。
子どもがいる環境で病院に行くのは大変なことですが、こうしている現在も卵子・子宮は高齢化しています。
また、年齢が上がるに連れて婦人科系の疾患にかかる可能性が高くなります。
一人目の時に問題なく妊娠・出産した場合、体調の変化に気づけないことがあります。
分娩のときに感染症やクラミジアの感染によって、卵管が詰まってしまうことも。
子宮内膜症の人は、妊娠によって生理が止まるため症状が良くなります。
しかし生理の再開と共に、卵巣機能不全のように排卵が起こりにくかった人が、産後も同じような症状になる場合があります。
不妊治療には何かとお金がかかるため、助成金を支払ってくれる自治体もあります。
自分の地域が当てはまるのか確認してみましょう。