2017.12.23

妊活で岩盤浴を取り入れる効果や注意点は?体を温めて身体を整えよう

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体を芯から温める岩盤浴。

妊娠へ向け身体を整えるためには、体の冷えやストレス、血流の滞りなどを効果的に改善することが大切です。

岩盤浴の効果や気をつけたいポイントについてよく知り、岩盤浴をうまく取り入れ、妊娠に向けた体つくりに役立てましょう。

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岩盤浴が妊活にもたらすいい効果

冷え性が改善される

岩盤浴を行うことのメリットは、身体をしっかりと温められること。

温められた石による遠赤外線効果により、じっくりと芯まで温めることが可能です。

女性にとって冷えは大敵。

一度身体が冷えるとなかなか温まりにくいと悩んでる女性も少なくないでしょう。

冷え性など、身体が冷えると、血流が滞りやすくなり、内臓などの器官に十分な栄養を届けることができません。

内臓の働きが鈍くなり、子宮や卵巣などの働きも十分に機能しにくくなってしまうことに。

岩盤浴は身体をしっかり温めるとともに、全身の血流促進に効果的です。

血流が整うと栄養が行き渡るようになる

身体を温めることで血流が改善されると、子宮や卵巣など妊娠に必要な器官にも栄養を届けることができます。

代謝アップにもつながり、新しい細胞を作り出すのを促すことで、子宮や卵巣の状態を常に整えてくれる効果が期待できます。

妊娠の妨げとなりやすい身体の冷えは、岩盤浴で身体を温め、冷えやすい体を改善し、妊娠しやすい身体へと導きましょう。

ホルモンバランスが整う

身体を温めることは、身体の働きを調整するホルモンバランスを整えることにもつながります。

子宮や卵巣などお腹周りの内臓を温めることで、血流を促し、それぞれの器官の働きを十分に高めてくれるでしょう。

それに伴い、ホルモンバランスも整えることができるのです。

ホルモンバランスが乱れると、生理周期が不安定になったり、生理痛がひどくなったりしやすいもの。

妊娠だけでなく、日常生活にも影響を及ぼしてしまいます。

岩盤浴で芯からじっくり温めることで、子宮内膜が育ちやすくしたり、良質な卵巣を育てたりと、身体本来の機能を高める効果も期待できるのです。

ストレス解消やリラックス効果が鍵

ホルモンバランスは精神的な負担でも乱れやすくなります。

岩盤浴でゆったりと過ごすことで、気持ちをリセットすることができることでしょう。

身体や気持ちを左右するホルモンバランスを整える方法として、岩盤浴を取り入れれば、リラックス効果やストレスも解消されるので、試してみてはいかがでしょうか。

岩盤浴によるリラックス

妊活中には、なかなか思うようにいかない焦りなどから、ストレスが溜まってしまう人も多いでしょう。

緊張状態が続いたり、ストレスが溜まったりすると、身体の働きを調整する自律神経が乱れやすくなり、身体の機能が十分に働かない原因に。

自律神経は、身体のさまざまな機能を調整する働きを担っており、自律神経が乱れるとさまざまな不調を感じやすくなってしまいます。

岩盤浴の施設は、やや暗めの照明であることが多く、ゆったりと過ごせる空間。

体をじっくり温め、リラックスした気分を味わうことができるでしょう。

自分とゆっくり向き合う時間を作って

汗をかくこと自体がストレス発散にもなります。

忙しい毎日の中で、自分とゆっくり向き合う時間を確保することもできるでしょう。

日々の生活で溜まったストレスから解放されることで、自律神経を整え、身体の機能を整えることが可能です。

気持ちが緊張しやすい妊活中は、少しでもリラックスできる環境を整えておくとよいでしょう。

遠赤外線が卵子の動きをサポートする効果

岩盤浴は、鉱石がもつ遠赤外線の働きを利用したもの。

遠赤外線には、共鳴振動作用があり、振動が伝わることで体内の血液やリンパの流れを促すといわれています。

遠赤外線によって、体内のさまざまな水分を振動させ、流れやすくしてくれるのです。

この共鳴振動作用によって、卵子の動きをサポートする効果も期待できます。

血流を促すことで、子宮の状態を整えたり、良質な卵子を育てたりするのを助けてくれるのです。

さらに、卵巣から卵子が排出されるのを促し、よりスムーズな排卵を助けてくれるといわれています。

遠赤外線効果で身体本来の働きを取り戻す

岩盤浴によって、体の不調を治すことはできませんが、岩盤浴の効果によって身体本来の働きを促してくれるでしょう。

温泉やサウナなどとは異なる、岩盤浴ならではの効果を楽しみながら、身体を整えていきたいですね。

老廃物の排出を促す

約80~100度の高い温度で一気に汗をかけるサウナとは異なり、岩盤浴は、温められた石からの遠赤外線効果で体をじっくり温めるというもの。

普段の生活での汗がでる汗腺とは異なり、皮脂腺からのサラサラとした汗が出やすくなります。

体内に溜まった老廃物や有害物質などは、この皮脂腺から排出することができます。

皮脂腺は汗腺に比べて開きにくく、普段の生活ではなかなか排出することができません。

普段から運動で思いきり汗をかく人や、岩盤浴などで汗をかく習慣のある人などは開きやすいといわれています。

普段からあまり汗をかかない人は岩盤浴で皮脂腺を開こう

なかなか汗をかく習慣のない人は、岩盤浴で皮脂腺を開いてあげるとよいでしょう。

老廃物の排出を促すことが可能です。

さらに、岩盤浴はサウナよりも身体にかかる負担を抑えることができます。

長い時間楽しむことができるので、時間をかけてじっくりと溜まった老廃物を排出するのを促すことができるのです。

しかし、水分が足りないと、老廃物がうまく排出されないだけでなく、脱水状態にもなりかねません。

脱水を防ぎ、より効果的に老廃物を排出するためには、こまめな水分補給を心がけましょう。

岩盤浴を行う前から水分を取ることが大切です。

妊活に岩盤浴を利用するベストなタイミング

高温期の排卵直後1~2日

身体を温めながら整えることができる岩盤浴ですが、生理周期にタイミングを合わせることで、より妊娠しやすい環境へと近づけることができます。

高温期に突入する排卵直後1~2日ごろは、卵子と精子が受精し、細胞分裂を繰り返していく頃です。

この時期に岩盤浴を行うと、卵子の着床率を高めることができるといわれています。

ただし、高温期には、受精卵が熱によって影響を受けることもあるため注意が必要。

妊活中の人にとっての高温期は、妊娠が成立しているかもしれない時期です。

岩盤浴によって、受精卵へ影響を及ぼしてしまう可能性も否定できません。

排卵直後を過ぎてからの高温期は、岩盤浴の利用を控えた方が安心です。

低温期の岩盤浴で身体を温める

生理が終わってからの低温期は、子宮や卵巣が次の排卵へと準備している時期。

卵巣内の卵子も少しずつ成熟していきます。

この時期に岩盤浴を利用し、身体をじっくりと温めることで、内臓機能の働きを促し、妊娠しやすい環境へと整えることができます。

低温期の岩盤浴は、子宮や卵子の状態を整えたり、排卵を促したりするのに効果的。

排卵前なので、熱による影響を考える必要もなく、安心して楽しむことができるでしょう。

さらに、妊活中の場合には、低温期は、排卵日に向けて気持ちの面でも準備していく時期にあたります。

排卵前後や高温期には、緊張感が続き、ストレスや疲労感を感じやすいもの。

低温期に岩盤浴を取り入れることで、排卵前にリラックスし、よりよい状態で妊活に臨むことができるでしょう。

岩盤浴は、低温期がおすすめです。

妊活に岩盤浴を利用するうえで注意するポイント

妊活中の男性の利用は避けたほうがいい

妊活中の女性には、いろいろうれしいメリットのある岩盤浴ですが、男性の場合には注意が必要です。

もともと精子は熱に弱く、風邪などにより高熱を出すと一時的に減少してしまうといわれています。

岩盤浴の熱でも、同じように精子が減少してしまう恐れがあるのです。

高熱を出しても一時的に減少するだけで、その後元に戻るという人もおり、岩盤浴の熱で影響が出にくい人もいるかもしれません。

しかし、妊活中は、よりよい状態でタイミングをとることが大切。

適切なタイミングで、精子の状態を万全にしておく必要があります。

岩盤浴による影響を考えると、可能性を高めるためにはできる限り避けたいもの。

妊娠を希望している男性の場合には、岩盤浴の利用を控えた方がよいでしょう。

高温期に身体を温め過ぎない

妊活中の女性の場合、排卵が終わったあとの高温期は、岩盤浴の利用は避けた方が安心です。

精子が熱に弱いこともあり、卵子と精子が受精した受精卵も熱に弱いといわれています。

熱によって排卵に影響を与えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

高温期には、岩盤浴などで必要以上に身体を温めるのは避けましょう。

体の機能を妨げてしまう恐れがあります。

ただし、冷えは禁物。

冷えると血流が滞り、さまざまな器官に十分な栄養を届けることができません。

ホルモンバランスを乱す原因にもなってしまいます。

岩盤浴などで直接的に身体を温めることは控える必要がありますが、通常の使い方で暖房器具などを使用する場合には問題ないでしょう。

服装や暖房器具などをうまく活用し、冷えを防ぎながら体を整えていきましょう。

衛生面の行き届いた店舗を選ぶ

岩盤浴の人気も高まり、岩盤浴を行っている店舗も増えています。

さまざまな場所にあり、手軽に利用しやすくなった半面、施設によってその環境はさまざま。

掃除が徹底されている施設もあれば、中には、衛生面で不安のあるような環境のところもあるでしょう。

身体をより効果的に整えるためには、衛生面で安心して利用できるところがおすすめ。

掃除が行き届いているかどうかはぜひチェックしたいポイントです。

さらに、岩盤浴に使用するバスタオルやマットなどの用品が清潔に保たれているかも重要。

直接肌に触れるものだからこそ、意識して気をつけたいところです。

清潔感のある施設では、心も身体もリフレッシュすることができるでしょう。

気持ちよく利用できる店舗をみつけ、妊活中のリラックスタイムとして楽しみたいですね。

妊活のための岩盤浴はうつぶせ寝

岩盤浴では、座ったり、寝転んだり、好きな姿勢で楽しむことができます。

しかし、妊活中の場合には、子宮などの内臓をより効果的に温めることができるうつぶせ寝がおすすめ。

子宮や卵巣など、骨盤周りの内臓を直接しっかりと温め、体の働きを整える効果が期待できます。

まずは、うつぶせ寝でお腹をしっかり温めます。

時間をかけ、内臓までじんわりと温かくなるのを感じましょう。

そして十分に温まったら、仰向けになり、腰をしっかり温めていきます。

冷えやすいお尻まわりも温め、骨盤周りを全体的に整えることができるのです。

長くやり過ぎないこと

時間はそれぞれ5~10分程度とし、慣れるまではあまり長くやりすぎない方がよいでしょう。

こまめな水分補給を忘れずに行います。

岩盤浴は、無理のない姿勢で、リラックスして過ごすことも大切。

効果的な姿勢を取り入れ、気持ちよく、快適に、岩盤浴による効果を高めていきましょう。

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岩盤浴を上手に利用して妊活生活を楽しく過ごそう

妊活で、思うようにいかず、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

そんな時は、体をじんわりと温める岩盤浴。

冷えを防ぐだけでなく、リラックス効果やホルモンバランスを整える効果も期待できます。

岩盤浴で体調を整え、妊娠しやすい体を目指しましょう。

ただし、岩盤浴で妊娠ができるのではありません。

妊活生活を楽しく過ごすためにうまく活用し、妊娠に向け、心と体を整えてくれる方法として取り入れていきましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

妊活部編集スタッフです。妊活に関するお悩みを解決するためのサポートをします。最新情報から妊活にまつわる情報を提供します。