2018.04.27

【芸能人が経験した不妊治療】自分の妊活の参考にしてみては?

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晩婚化により、近年不妊に悩んでいる女性が増えていますが、それは芸能人も同じ。

芸能人の中にも不妊に悩んでいる人がいます。

芸能人が実際に経験した不妊治療を参考にして、自分の妊活の参考にしてみましょう。

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芸能人に多いといわれている不妊症

実は芸能人には、不妊症が多いといわれています。

その理由は、不規則な生活や日常のストレスなどにあります。

芸能人に多くみられる就寝時間の乱れや、仕事をする時間帯等の不規則な生活は、睡眠時間の低下につながったり、食事のバランスが崩れがちになったりします。

この不規則な生活が不妊の原因となり、芸能人を悩ませているのです。

不規則な生活を改善し、自然妊娠力の活性化を高め、妊娠しやすいからだをつくることが妊活への第一歩となります。

芸能人が不妊症になってしまった理由

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多忙による子宮内膜症の悪化

不規則な生活は、子宮内膜症を引き起こすことがあります。

子宮内膜症とは、子宮の内側にしかないはずの子宮内膜が、子宮以外の場所で増殖と剥離を繰り返してしまい、さまざまな痛みを伴う病気です。

子宮以外の場所で増殖した子宮内膜は、おなかの中でとどまってしまい、炎症や癒着の原因になります。

また、痛みを伴うばかりでなく、不妊の原因になることも。

芸能人など多忙を極める人は、治療になかなか専念できず、子宮内膜症を悪化させてしまう傾向にあります。

もしも、子宮に痛みなどの異常を感じたら、早急に病院に行き、子宮内膜症の悪化を防ぎましょう。

年齢による卵子の老化

芸能活動が忙しくて、結婚が遅くなる傾向にある芸能人ですが、年齢による卵子の老化も、不妊の原因になります。

自身の加齢とともに、卵子も老化していきます。

卵子も自分の年のように同じく年を取るのです。

卵子が老化すると、卵子の周りの細胞は機能していても、受精卵や胚にならないことが多くなってきます。

ほかにも、染色体異常を持った卵子が多くなることが挙げられます。

仮にその異常を持った卵子が受精したとしても、育つことができない、育ったとしても着床しない、流産してしまうということが起きてしまいます。

習慣性流産という不育症

赤ちゃんを授かったにもかかわらず、流産や死産で失ってしまうことは悲しくつらいことです。

せっかく妊娠しても、流産や死産を繰り返してしまい、子どもがもてないことを習慣性流産の中でも不育症といいます。

芸能人の中にも、この不育症の経験を、ブログやホームページなどに綴っている人もいます。

不育症の多くは、胎児の染色体異常や感染症、血液の凝固異常が関係しているといいます。

卵子の老化や、夫婦どちらかに染色体異常がある場合、自己免疫疾患など、原因にはさまざまなことが挙げられます。

2回以上流産を繰り返している場合には、検査を受けてみることが大切です。

流産や死産という悲しくつらい出来事を繰り返さないように、原因はなんなのか、今後の治療のためにも追求しましょう。

無理なダイエットによる生理不順

芸能人だけでなく、若い女性に多いのが無理なダイエットです。

無理なダイエットは、短期間で体重を落とすことができるかもしれませんが、生理不順になってしまうことがあります。

短期間で体重を落とすためには、大幅に食事等の摂取量を減らすと思います。

大幅に摂取量が減るということは、栄養不足状態に陥るということ。

このような無理なダイエットをしていると、脳が「体が危険な状態にある」と判断し、排卵をとめてしまいます。

生理不順は放っておくと、不妊症の原因になります。

自分の正常な生理周期を把握して、正常な周期より遅れたり早まったりした場合には、無理なダイエットをしていないか、思い返してみましょう。

また、すぐ正常な周期に戻るだろうと放っておかず、早めに医師に相談することが重要です。

生まれつきの無精子症

不妊症は、女性にだけ原因があるとは限りません。

男性不妊といって、男性側に原因があることも。

その原因の一つが無精子症です。

字の通り、精液のなかに精子が見当たらない状態です。

この無精子症を告白した芸能人もいましたね。

無精子症は、閉塞性無精子症(精子は形成されるが物理的閉塞により精液と合流できない状態)と非閉塞性無精子症(精子形成に問題がある状態)のニつの型に分類されます。

現在では医療が進み、無精子症でも条件が整えば、妊娠に至る可能性もあります。

不妊症の原因は、女性だけにあるとは限らないということをパートナーに理解してもらい、一緒に不妊治療を進めていきましょう。

芸能人が実践した病院での不妊の治療法は?

受精卵を移植する冷凍胚移植

冷凍胚移植とは、排卵して受精したあとに育ったものを、冷凍して保存しておくという方法です。

冷凍することでタイミングが選べるので、よい状態で着床を待つことができます。

元プロゴルファーで、タレントの東尾理子さんのオフィシャルブログには、第2子妊娠のために冷凍胚移植にチャレンジし、その後無事に妊娠したことが綴られています。

東尾さんは不妊を「Trying to Get Pregnant(妊娠しようと頑張っている)」とブログ内で言っています。

東尾さんらしいポジティブな考えで、同じように不妊に悩んでいる人を勇気づけています。

病院に通うまでの経緯や、冷凍胚移植で無事に受精したものの、残念ながら育たなかったときの心情が載せられており、不妊治療をしている人にとって、自分もめげずに頑張ろうと思える内容になっています。

精子を直接注入する人工授精

人工授精は、不妊治療でよく耳にする言葉ですが、実際はどのような治療なのでしょうか?人工授精とは、採取した精子を、人の手によって子宮の奥に入れる治療方法です。

子宮の奥に直接精子を届けるため、受精する確率を上げられます。

多くの不妊に悩む芸能人が、人工授精で無事に出産を果たしていますが、特に有名なのが、女性お笑い芸人の大島美幸さんです。

大島さんは、過去に2度の流産の経験があり、2度目の流産は双子だったそうです。

芸人であるがゆえの不規則な生活や、体を張った過酷な仕事が影響した可能性もあるようです。

その後、大島さんは仕事を休業して妊活に専念。

夫である鈴木おさむさんの心強い協力もあり、人工授精でめでたく妊娠にいたりましたが、人工授精の成功率は、1周期あたり7~9%程度。

比較的高齢である大島美幸さんは、もう少し確率が低かったはずです。

大島さんのように、可能性がある限りはあきらめずに不妊治療を続けることで、奇跡のような結果をもたらしてくれるかもしれません。

排卵日を予測するタイミング法

タイミング法とは、排卵に合わせて性行為をする方法です。

排卵は月に1回しかないため、排卵時期以外に性行為をしても、妊娠することは基本的にはありません。

一般的に排卵時期は、おおよそ排卵日前3日間を指し、そのタイミングで性行為をすることで、妊娠する可能性が上がります。

タイミング法は、不妊治療の初期段階で行われ、芸能人でもこの治療を経験した人は多くいます。

タレントの矢沢心さんもその一人です。

矢沢さんは、生理不順と多嚢胞性卵巣症候群で妊娠しにくい体質だったため、1年間の自然妊娠期間を経て、不妊治療に切り替えたそうです。

やはり、不妊治療の最初の治療法はタイミング法で、その後自分に合った病院に転院し、妊娠しています。

排卵を促す排卵誘発剤

排卵誘発剤は、卵子が卵巣から排卵されるのを促進する薬のことを指します。

一般的に生理不順や無月経、排卵障害が原因の不妊症の治療に使われます。

また、排卵が普通にある場合でも、人工授精や体外受精のときに、妊娠確率を上げる目的でも使われます。

タレントのインリンオブジョイトイさんは、排卵誘発剤を用いた治療で第1子を妊娠しています。

排卵誘発剤は、タイミング法でなかなか効果が得られなかったときや、排卵が行われないときに用いられます。

気になる妊娠の確率は、薬の種類にもよりますが、クロミッド(卵子を育てる薬)を使用した場合、20%~30%まで上がるといわれています。

低いように見えますが、この数値は自然妊娠したときの確率と、ほぼ同じといわれています。

夫婦の受精卵を第3者に託す代理母出産

代理母出産とは、ある女性が別の人に子どもを引き渡す目的で、妊娠・出産をすることをいいます。

子宮の病気等で、自分で妊娠・出産することが難しく、生殖医療の技術を用いて、別の人に妊娠・出産をしてもらい、産まれた子どもを引き取るという方法になります。

病気等で、妊娠・出産がしたくてもできない人にとっては、救いとなる方法ですが、代理母出産に関する法は国により違いがあり、日本ではまだ認められていません。

そのため、代理母出産をするために、アメリカに渡った芸能人がいます。

プロレスラーの高田延彦さんの妻である向井亜紀さんです。

向井さんは子宮けいがんのため、子宮を全摘出し、子どもが欲しくてもできない体になりました。

当時、日本ではまだ馴染みのなかった代理母出産でしたが、向井さんの「どうしても夫の子どもが欲しい」という行動により、不妊に悩む人たちが、代理母出産に関して知るきっかけになったのではないでしょうか。

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芸能人の経験を妊活の参考にしてみよう!

芸能人でも、一般人と同じように不妊に悩む人は多くいます。

そして、妊娠・出産をするために、いろいろな治療法を行っており、同じように悩んでいる人の力になりたいと、不妊治療を公表している芸能人も多くいます。

一人で悩まず、芸能人の治療の経験を参考にしてみましょう。

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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