2018.01.21

【子宝神社】千葉県にある子宝パワースポット5選!

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房総半島と関東平野の南部にまたがる千葉県は、平野と丘陵が大半を占め、海抜500m以上の山地がない日本で唯一の都道府県です。

そんな千葉県の子宝パワースポットは、神社ありお寺ありと盛りだくさん。

また、一風変わったスポットもあるので、楽しみながら子宝祈願ができそうなところをピックアップしました。

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◆ 上総國一之宮 玉前神社(たまさきじんじゃ)

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房総半島九十九里浜の最南端の子宝スポットが玉前神社です。

永禄年間の大きな戦火によって、社殿、宝物、文書の多くが焼失してしまい、創建の年や由来については不明ですが、平安時代にまとめられた「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に、名神大社(みょうじんたいしゃ)としての記載があるため、平安時代には既に存在していたと思われます。

一宮町は、房総半島の最南端に位置し、一年を通して寒暖の差が少ない温暖な気候に恵まれた地域です。

そのため、縄文・弥生の頃から人々の営みがあったことが、遺跡や貝塚などによって明らかにされていますから、かなり古い時代から存在していたのかもしれません。

そんな歴史ある玉前神社の名物といえば、貞享4年(1687)に造られた黒漆塗りの社殿です。

建築様式は大唐破風・流れ入母屋権現造り、銅板葺きの見事な社殿で、正面に高砂の彫刻が飾られていますが、これは左甚五郎の作とされています。

● 子宝に関する由来

玉神社に祀られているのは、玉依姫命(たまよりひめのみこと)で、月に関係する神様であり女性を守護する神様です。

女性の神様ですから、子授け・安産・子育・縁結びのご利益があるとされていますが、なかでも子宝スポットとされているのが、境内にある「子宝・子授け銀杏」です。

雄株、雌株、そして子ども銀杏の順に触れ、子宝に恵まれるようお祈りすると、ご利益があるとされています。

あの源頼朝公が、妻の北条政子の安産祈願をしたのもこの玉前神社で、平安時代にはすでに、子宝祈願の神社として知られていたようです。

都心からのアクセスも便利な場所にあるので、観光がてらに参拝し、「子宝・子授け銀杏」にも、そっとお願いをするようにしましょう。

●基本情報

玉前神社
住所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
電話:0475-42-2711
交通アクセス:JR外房線「上総一ノ宮駅」より徒歩8分
公式HP:http://www.tamasaki.org/home.htm

◆楽満寺(らくまんじ)

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開基は建暦2年(1212)、国一禅師によって開かれた、臨在宗(妙心寺派)のお寺です。

ご本尊は如意輪観世音で、安産・子育て祈願の寺として、その名が知られています。

源頼朝、実朝の母堂の守り本尊ともいわれており、「中里の観音様」として、古くから地域の信仰を集めてきた古社です。

本堂にはたくさんの「女人観音拝み絵馬」があり、静かな境内には庶民救済、福財、商売の神恵比寿様が祀られています。

楽満寺周辺は紅葉の名所でもあり、11月中旬になると周辺の木々が見事に色づき、参拝がてらの紅葉見物で賑わいます。

境内には、「ほろほろと 山吹散るや 滝の音」という芭蕉の句碑があり、散策しているだけでも楽しめるスポットです。

● 子宝に関する由来

楽満寺には、一風変わった子宝アイテムと昔から伝わる風習があります。

それが「子宝湯呑み茶碗」で、まず観音様にお参りし、「子供が欲しいので湯のみ茶碗を貸してください」と申し出ると、お札と一緒に湯のみ茶碗を貸してくれます。

湯のみ茶わんとお札を家に持ち帰り、お札を貼り、湯のみ茶碗をお供えして祈願し、その湯のみ茶碗で、毎日お茶を飲むことで、子宝に恵まれるというものです。

めでたく子宝に恵まれたなら、その湯のみ茶碗と新しいお茶碗を一緒に奉納し、次の子宝を願う方へと貸し出すというユニークな風習です。

この子宝アイテムを求めて全国からカップルが押し寄せ、最近では海外から参拝にくる方もいるそうです。

● 基本情報

楽満寺
住所:千葉県成田市中里309
電話:0476-96-1944
交通アクセス:JR「滑河駅」より徒歩40分、しみふさ循環線バス停「中里入り口」より徒歩3分
公式HP:なし

◆ 佛母寺

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南房総の鹿野山にある佛母寺は、1977年に創建された臨済宗妙心寺派の禅寺です。

鹿野山といえば、250haもの広大な敷地で展開されているマザー牧場が有名ですが、佛母寺はその隣にあり、房総半島の山々や、東京湾、富士山の雄大な景色が見渡せる場所です。

都心から50㎞圏内にありありながら、四季折々、豊かな美しい自然に恵まれ、まさにオアシスのような環境です。

佛母寺の本堂に安置されているのは、お釈迦様の母である「摩耶観世音菩薩」で、親しみを込めて”マーヤ様”と呼ばれています。

マーヤ様は、悪事災難を一身に受け止め、人々の厄難を救い、深い慈愛によって明るい幸福な人生を導いてくれると信じられています。

● 子宝に関する由来

佛母寺では、摩耶観世音菩薩への子授け祈願はもちろんのこと、事前に電話で予約をしておくと、子授け祈祷と身心効用の実践指導もしてくれます。

子宝祈願では、子授けのお守りも授与されるので、常に身に着けておくようにしましょう。

また、めでたく赤ちゃんが授かると、腹帯授与・胎教指導も行ってくれるそうです。

マーヤ様に手を合わせると、多くの人が慈母のふところに抱かれるような気持ちになるそうで、それが子授かりにつながっているのかもしれません。

隣がマザー牧場ですから、のんびりと観光がてらに訪れたい子宝スポットといえそうです。

● 基本情報

佛母寺
住所:千葉県富津市田倉942-13
電話:0439-37-2336
交通アクセス: JR「君津駅」「木更津駅」よりマザー牧場まで無料送迎バスが運行
公式HP:http://www.butsumoji.com/

◆ 笠森観音

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笠森観音は、延暦3年(7847)伝教大師最澄上人が、楠の霊木で十一面観世音菩薩を刻み山上に安置し、開基されたと伝えられています。

「坂東三十三観音札所」の第三十一番札所として、古来より巡礼の霊場となっていますが、岩の上に長元元年(1028)に建てられた観音堂の位置が重要です。

それは、春分の日と秋分の日に太陽が通る道を御来光の道(レイライン)と呼び、神秘的なパワーを生み出すといわれています。

太陽が昇る東は千葉県の玉前神社から、西は島根県出雲大社までを結ぶ線で、このライン上には歴史的な建造物が建ち並んでいます。

笹森観音もそのライン上にあるため、パワースポットとして注目を集めるようになったようです。

● 子宝に関する由来

笠森観音の子宝スポットは、参道にある「子授け楠」という神木です。

しかも、子授け祈願の方法がユニークで、子授け楠の根元の穴をくぐって祈願するという方法です。

子授け楠の根元をよく見ると、かろうじて人が一人通れるくらいの穴が開いています。

この穴をくぐるわけですが、くぐり方には作法があります。

まず夫婦であること、そして男性-女性の順番でくぐることです。

ちなみに、不妊治療の末に高齢出産をしたモデルでタレントの梨花さんも、子授け楠をくぐって、めでたく赤ちゃんを授かったそうです。

子宝スポットとして人気の笠森観音ですから、休日には多くの参拝客で賑わいます。

しかし、自然がたっぷりの恵まれた環境に包まれていますので、気分転換も兼ねて、ぜひご夫婦一緒にお参りしましょう。

● 基本情報

笠森観音
住所:千葉県長生郡長南町笠森302
電話:0475-46-0536
交通アクセス:JR外房線「茂原駅」から小湊バス・上総牛久駅行「笠森」下車、徒歩5分
http://kasamori-ji.or.jp/

◆ 櫻井子安神社

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千葉県の有名子宝スポットといえば、櫻井子安神社です。

縁をつなぎ、人々の幸福を見守り続けてくれる「子安さま」として、古くから地域住民に親しまれてきたようです。

正確な創建の年月は不明ですが、「上代郷櫻井の子安さま」と、この地域の昔の地名を冠して尊称されていたことからも、その歴史の深さがうかがえます。

ご祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)で、良縁を求める人々の縁結び、安産、子授かりにご利益があるとされています。

● 子宝に関する由来

櫻井子安神社のお守りは、子安さまの赤帯(赤麻紐)です。

赤帯は男女の縁、親子の縁をつなぐとされ、良縁を望む女性、子宝に恵まれない方は、ふところに抱くことによって、その願いが叶うと伝えられています。

そのご利益がどんどん広がり、良縁、子宝安産のほかにも健康、学業、開運などのご利益もあるお守りとして、パワーアップしているようです。

子授け祈願、祈祷をお願いすれば、子宝安産の御神札を渡されます。

それを自宅でお祀りし、赤ちゃんが授かったら、出産まで御神札に添えてある赤麻紐をお守りにして身に着けると、安産になるとも伝えられています。

また子宝、安産、縁結びの絵馬も用意されているので、お参りついでに手に入れてみるのも良いでしょう。

● 基本情報

櫻井子安大神
住所:千葉県旭市桜井1264
電話:0479-68-3387
交通アクセス:JR総武本線・旭駅
http://www.kajiro.jp/

以上、子宝のパワースポットとして有名な千葉県の神社をご紹介しました。

お参りしたら必ず子供を授かるということではありませんが、多くの妊活女性が訪れるパワースポットですので、近い神社や興味がある神社があればぜひ足を運んでみてくださいね!

妊活部編集スタッフ
この記事のライター 妊活部編集スタッフ

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