働く女性が増え、晩婚化が進む今、不妊症の悩みを持つ女性は増える一方。
そんな中で、手軽にできるツボ押しは、不妊症改善への突破口です。
まずは、ツボ押しがもたらす不妊症改善への効果をしっかり把握し、正確で効果的なツボ押しをマスターしましょう。
ツボ押しは、妊娠しやすい体づくりに効果的なため、自宅でできる妊活法として注目を浴びています。
ツボを押すことで、体の血行を促進し、冷えを改善。
結果、妊娠力を高めることにつながります。
ここでは、とくに不妊に効果的なツボを紹介。
ツボの場所と効果をマスターし、さっそく今から実践してみましょう。
ツボ押しは、体の血流を良くし、冷えを解消するのが一番の目的です。
ツボを刺激し温めることで、本来の体の機能が正常化。
血行が促進され、子宮や卵巣に必要な栄養素が届けられます。
子宮や卵巣は機能を高め、結果、妊娠しやすい体になります。
体の冷えは、血液循環が良くないことの表れ。
その状態が継続すると、体のあらゆる機能が低下し、ホルモンバランスの乱れや生理不順、体調不良を引き起こします。
冷えは妊娠にとって大敵です。
ツボ押しで冷えをとり、いつでも妊娠できる環境へと体を整えましょう。
ツボを押すことで、自律神経にも刺激が伝わり、ホルモンバランスの調整に効果が期待できます。
ホルモンバランスが正常になると、体の免疫力が高まり、子宮や卵巣の機能が活発になります。
子宮や卵巣の働きが良くなると、卵子の質が高まり、受精卵の着床を促します。
子宮の機能が低下すると、受精卵が着床しにくくなり、育ちにくい子宮環境になります。
血流を促進し、ホルモンバランスを整えることは、妊娠力を高める重要なポイントです。
ツボ押しは、体の不調を整えるだけでなく、心の不調にも効果的。
イライラしたり落ち込んだ気持ちを和らげ、ストレス軽減に役立ちます。
ストレスが溜まると、ホルモンバランスが崩れ、生理周期の乱れにつながります。
血流も悪くなるので、妊娠力も低下します。
体は、ストレスに敏感に反応します。
日々受けるストレスを解消するためにも、うまくツボ押しを活用しましょう。
子宮点は、子宮の動きをよくし、機能を高める効果が期待できます。
また、リラックス効果もあるため、ホルモンバランスの調整に役立ちます。
ツボの位置は、耳の上部。
つまむように揉みほぐすのがポイントです。
耳には、体の内臓機能にも効果的なツボがあります。
ツボ押しで耳全体に適度な刺激を与え、体全体の不調改善につなげましょう。
卵巣点は、卵巣の働きを良くし、正常な排卵を促します。
ツボの位置は、耳たぶの内側。
毎日1分から2分程度つまみながら、軽くマッサージをしましょう。
耳ツボ押しは、場所や時間関係なく、どこでもできるツボ押しです。
電車での移動中や、テレビをみている時間、お風呂タイムなど、あらゆる時間を活用し、継続的におこなうことが効果をより高めるポイントです。
気海とは、元気や精力が集まるツボといわれ、冷え性改善や、生殖器系や性的機能に効果が期待できます。
具体的には、女性の生理不順の解消や男性の勃起障害に役立ちます。
ツボの位置は、へそから指2本分下がったあたり。
最初は、あまり力を入れずゆっくり押していきます。
また、気海は、カイロやホットタオルなどであたためるとより効果が期待できます。
次りょうは、子宮や卵巣をあたため、受精卵の着床や成長を促します。
また、骨盤や下半身の血行も良くなるため、腰痛対策にも効果が期待できます。
ツボの位置は、腰の仙骨付近。
仙骨の中心から左右それぞれに指2本分ずつずれたあたりです。
腰とお尻を両手で覆うようにあて、親指で押してマッサージします。
曲泉は、血や水分が泉のように集まるツボといわれ、婦人病、不妊症や生理不順などの生殖器系障害に効果が期待できます。
不妊関係なく、女性にとっては欠かすことのできないツボです。
また、尿道炎や頻尿などの排尿トラブルにも役立ちます。
ツボの位置は、膝の内側。
曲げた時にできるシワのへこんでいる部分です。
親指の腹の部分で、しっかり強く押します。
これを数回繰り返しておこないます。
太衝は、血を補うツボといわれ、ストレスなどによる緊張を和らげ、気持ちを落ち着ける効果が期待できます。
妊娠前・妊娠中・産後いつでもつかえるツボで、体や気持ちの不調を整えるのに役立ちます。
ツボの位置は、足の親指と人差し指の骨の合わせ目。
触ってみて、少しへこんでいる部分です。
親指の腹で、力強く押して、戻すを繰り返します。
少し痛いくらいしっかり押すことが、より効果を高めるポイントです。
合谷を刺激することで、脳内にエンドルフィンが分泌され、脳が感じていた体のあらゆる痛みを和らげる効果が期待できます。
また、花粉症や耳鳴り、胃の働きを高めるなど、さまざまな用途があるツボです。
ツボの位置は、手の甲の親指と人差し指のつけ根あたり。
親指の腹で手の中心に向かって、滑り込ませるように押していくのがポイントです。
月経期や排卵期の高温期は、とくに刺激を受けやすく、妊娠を促す効果が期待できます。
とくに、気海や次りょうなどのツボは、月経期や排卵日に刺激するのが良いといわれています。
基礎体温をしっかりつけ、排卵日を把握し、毎月実践してみましょう。
ツボ押しはできれば毎日することが望ましいですが、とくに、排卵期など女性機能が活発な時期をねらっておこなうとより効果を高めます。
ツボがもっている効果を最大限に活用できるよう、タイミングを逃さないことが大切です。
お灸や鍼治療で、血行を促し、体をあたためることも不妊対策の一つです。
プロの手でおこなうので、ツボも明確ですし、効果も期待できます。
ツボ押しでなかなか効果が感じられない人は、ツボ押しと平行して、お灸や鍼治療を試してみましょう。
また、不妊治療とまではいかないけれど、生理不順や体の冷えなどのトラブルがあり、妊娠力に不安がある人にもおすすめです。
不妊の原因としてあげられる「体の冷え」。
冷えを改善することで、ホルモンバランスを整え、卵子や卵巣の機能を高めます。
ツボ押しは、そんな冷えから体を守り、妊娠しやすい体へと導いてくれます。
効果を得るには、毎日継続しておこなうことがポイント。
とくにお風呂上りの体が温まっているタイミングでツボ押しを行うことがおすすめです。
手軽にできるツボ押しをうまく活用して、妊娠力を高めましょう。