関東地方の南西端、東京都の南に位置する神奈川県は、人口は東京都に次ぐ第2位、人口密度は東京、大阪に次いで第3位となっています。
そんな神奈川には、ユニークな子宝パワースポットがたくさんあります。
有名神社、菩薩像、ご神木、石、そして温泉などなど、子宝の由来もご利益もさまざまです。
自分にぴったりの子宝スポットを選んで、お参りしましょう。
国内最大級の観音様を祀る長谷寺は、季節ごとに境内を彩る花々が美しく、初夏のあじさい、秋の紅葉の時期は、多くの観光客が訪れます。
736年(天平8年)の建立された本尊の十一面観世音菩薩は、奈良時代にクスノキの霊木から刻出されたと伝えられ、古来より坂東観音霊場の第四番札所として信仰を集めてきました。
境内を彩る花々は「鎌倉の西方極楽浄土」と賞賛されるほどで、長谷寺の名物ともいえる40種類以上約2500株のアジサイが美しい傾斜地を利用した眺望散策路、鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」などは、鎌倉の絶景のひとつとされています。
国内最大級の木造の観音様とアジサイで有名な長谷寺ですが、実は子宝・安産祈願でも有名です。
山門の右奥にある弁天洞という洞窟の前に「授け子宝」の御札が販売されていますが、それを購入し、名前と年齢を書きこみ、すぐ後ろにある納札所の水で清めてから奉納すると、子宝に恵まれるとされています。
長谷寺は、鎌倉という好立地にあり、周辺には観光スポットも多く、近くには同じく子宝スポットとして有名な鎌倉八幡宮もあるので、観光がてらに鎌倉探訪・子宝スポット巡りをされてはいかがでしょうか。
妊活にはストレス解消も必要です。
長谷寺
住所:神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
電話:0467-22-6300
交通アクセス:JR横須賀線「鎌倉駅」からバス「長谷観音」下車、徒歩5分
江ノ電「長谷駅」より徒歩5分
公式HP:http://www.hasedera.jp/
丹沢の山懐にある七沢温泉は、豊かな水源をもとにした日本屈指の名温泉として知られています。
平成元年から3年かけて掘削した七沢荘の源泉からは、県下最高濃度といわれるpH9.54以上の強アルカリ性で、メタホウ酸・メタケイ酸を含んだ温泉が湧出しています。
いろいろな効果があるとされていますが、とろとろの美肌の湯として、とくに女性に人気がある温泉です。
雨水が緑色凝灰岩という硬い岩盤を、100年からほどかけて地中深くまで静かに浸透し、その過程で有益な鉱物資源などを吸収したと考えられ、その地下水が地熱であたためられて湧出したものといわれています。
七沢壮は、ゼロ磁場と呼ばれるパワースポットにあります。
ゼロ磁場とは、断層の上にごくまれに発生する現象で、重なり合った地層と地層が、相反する方向に押し合い、引き合い、磁場がゼロ状態になることです。
磁場がゼロになると、目に見えないエネルギーが充満し、パワースポットの恵みを受けるとされています。
そのゼロ磁場での、県下最高濃度の名泉に浸かることで子宝に恵まれるといわれ、七沢荘の女湯には子宝の湯があり、男性シンボルの像があります。
お湯に浸かりながら、そのシンボルをそっと撫でましょう。
七沢温泉「七沢荘 」
住所:神奈川県厚木市七沢1826
電話:046-248-0236
交通アクセス:厚木バスセンターから9番・七沢行で「広沢寺温泉入口」下車、徒歩8分
公式HP:https://nanasawasou.jp/
関東屈指のパワースポットといわれているのが鶴岡八幡宮です。
康平6年(1063)、源頼義が奥州を平定して鎌倉に戻り、源氏の氏神として京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりとされています。
武家の精神のよりどころとなり、国家鎮護の神としての信仰は全国に広まりました。
鶴岡八幡宮への信仰を背景に、鎌倉を中心として興った質実剛健の気風は、その後「武士道」に代表される日本人の精神性の基調となっています。
鎌倉の中心地にあり、初詣の人出では、明治神宮と1、2位を争うほどの人気で、最近は外国人も多く訪れています。
境内はひじょうに広く、落ち着いた雰囲気で、首都圏からのアクセスにも恵まれているので、お薦めのスポットといえそうです。
鎌倉鶴岡八幡宮には「政子石」が祀られているため、隠れた子宝スポットとしても有名です。
政子石は、境内に入ってすぐの右手の源氏池にありますが、北条政子の安産を祈って奉納されたものとされています。
そのため、北条政子の名前から「政子石」、あるいは「姫石」と呼ばれるようになり、子宝や安産を願う方の信仰の対象となったそうです。
石に向かって手を合わせ、拝むだけなら、神社の許可は必要ありませんが、触れて祈願したいという場合は、必ず神社の許可をもらってからにしましょう。
鶴岡八幡宮
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
電話:0467-22-0315
交通アクセス:JR「鎌倉駅」東口より徒歩10分、江ノ電「鎌倉駅」より徒歩10分
公式HP:https://www.hachimangu.or.jp/
湯河原温泉は、万葉集にも詠まれた古い歴史のある温泉です。
日露戦争後に、戦傷者の療養施設が設置されたため、療養の温泉として全国的に有名になりましたが、最近では、舛添要一・前東京都知事が、湯河原にある別荘に毎週末通っていたことで、一躍脚光を集めることとなりました。
湯河原町の町営温泉である「こごめの湯」は、温泉街を見下ろす高台にあり、近くには万葉集の歌碑がある万葉公園もあります。
湯河原は、静かな歴史深い憩いの地であり、緑豊かな自然環境に包まれた旅情漂う優しい安らぎの郷でもあります。
泉質は弱アルカリ性低張泉、源泉は82度、pH8.4で、透明でサラサラした肌触りのお湯です。
古くから湯治場として知られており、都心からも近いことから、芸能人や有名人も足しげく通う人気の温泉です。
湯河原温泉の中で、子宝温泉として有名なのが、町営の「こごめの湯」です。
「こごめの湯」の「こごめ」は、「子込め」「子産め」の意味を含んでいて、「懐妊の湯」とも呼ばれています。
温泉入浴そのものが、不妊の原因である冷えを解消し、婦人病にも効果があるとされていますから、妊活にも何らかのいい影響を与えていることは疑いようがありませんが、やはり「こごめ」の名に込められた思いが、妊
されている方のハートをとらえて離さないようです。
湯河原温泉の良質なお湯に浸かり、のんびりと一日過ごすだけでも、きっとプラスになるはずです。
湯河原温泉「こごめの湯」
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上562-6
電話:0465-63-6944
交通アクセス:国道135号線から湯河原温泉へ。温泉場バス停に「こごめの湯」の案内看板あり、国道から約3㎞
公式HP:http://kogomenoyu.com/
伊勢原の地を開拓した際、伊勢出身の山田曾右衛門が、ふるさと伊勢神宮の神様を勧請し、奉祭したのが伊勢原大神宮の始まりで、創建は、江戸時代の元和年間とされています。
伊勢神宮と同じ、内宮に天照皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)と、外宮に豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)が祀られています。
そのほか境内社の春日神社には、天児屋根命(あまのこやねのみこと)が祀られていますが、参拝方法も伊勢神宮と同じで、外宮の五穀豊穣の神様・豊受姫大神からお参りし、続いて春日神社、そして内宮の天照大御神をお参りします。
また、社殿の前に御神木の”楠”があるので、ここでパワーを頂きましょう。
伊勢原大神宮は、関東有数の子宝スポットとして知られていますが、それは「ひとりよりふたり」というモットーが掲げられているからです。
その意味するところは、他者と共存することにより、円満な人生を送れるようにというものです。
モットーが「ひとりよりふたり」ですから、「良縁」、「夫婦円満」、「子宝」のご利益が期待でるようです。
また、内宮と外宮をイメージした、丸と四角・赤と白・人と自然を表したシンボルマークが有名ですが、「ひとりよりふたり」「ひとつよりふたつ」の存在が、平穏な世の流れを生み出すという大きなテーマが、このシンボルマークに込められているそうです。
まさに、子授かりにふさわしいのが伊勢原大神宮といえそうです。
伊勢原大神宮
住所:神奈川県伊勢原市伊勢原3-8-1
電話:0463-96-1611
交通アクセス:小田急小田原線「伊勢原駅」北口より徒歩10分
公式HP:http://www.daijingu.net/
以上、子宝のパワースポットとして有名な神奈川県の神社・スポットをご紹介しました。
お参りしたら必ず子供を授かるということではありませんが、多くの妊活女性が訪れるパワースポットですので、近い神社や興味がある神社があればぜひ足を運んでみてくださいね!